長野県
最大水深58m。長野県で、いちばん深いだけに「思索の湖」 仁科三湖(にしなさんこ)のうち最上部にある天然湖で、構造湖と堰止め湖のハイブリッド。 青木湖を含む仁科三湖は、どういうわけか通常の湖沼とは逆に、流れ出し口に向かってすぼまる形状をしている…
奥裾花自然園内の湿原にある池。 入園有料。 2024年11月はアクセス路となる「ブナと水芭蕉ライン」起点近くで閉園の看板があったので撤収を余儀なくされ、近くの道の駅的な観光案内所での情報収集に徹した。 鬼無里の観光情報 鬼無里(きなさ)とは、また何…
さかさやちしつげん。 不思議な名前を持つ日本でもっとも古い湿原 飯綱高原の標高934mに広がるカラマツ林と点在する別荘に抱かれるような立地の小さな湿原。 一見、じつに地味な湿原にしか見えないが、じつはここに10万年分の植物の骸が13mもの厚さの泥炭層…
2024年の鏡湖 市街地近くの別荘地にある野釣り池 中央高原の高台に立地する別荘地の中の池らしく、どこか気品がある野池。「湖」というほどのスケール感はないが、落ち着いた雰囲気が心地よい。 釣り桟橋もあり、2011年の夏の実釣ではヘラブナは小型主体なが…
たてのうみ。 スケート記録製造リンク」から「日本一テクニカルなトラウト釣り場」へ 諏訪湖を見おろす標高1250mに立地する人造の溜め池。 自殺した名女優・竹内結子主演の映画『いま、あいにゆきます』のロケ地にもなった。 かつてはスケートリンクとして湖…
奥志賀高原の焼額山頂にある池。 焼額山は長野オリンピックのスキー競技会場にもなった山であり、山頂までゴンドラリフトや林道が通じている。 林道の方は2024年11月に訪れた際は一般車は通行できなかった。 焼額山(空撮)
高原と山岳ハイキングでめぐる天然湖沼の楽園 標高千メートルを越える志賀高原には70余の大小の湖沼がある。最大は大沼池で、次いで琵琶池。 志賀高原の水辺は、ドライブがてらに楽しめる琵琶池、丸池をはじめ「池めぐりコース」という手軽なハイキングでの…
紅葉の蓮池(2024年11月撮影) 志賀高原の「池めぐりコース」の拠点 スタート地点の駐車場からの「池めぐりコース」と銘打たれた遊歩コースは全10kmのハイキング。 蓮池はその玄関口にあたり、ホテルや店が立ちならび瀟洒な雰囲気。駐車場、トイレあり。2008…
夏はふな、鯉。冬はワカサギ。ボートも 標高1600mにあり志賀高原の湖沼の中でもっともレジャー性の高い池。 湖畔に木戸池温泉ホテルが管理する志賀高原唯一のキャンプ場がある。ふな、鯉釣りやボート遊びもできるがいずれもホテル付属の施設。冬期はワカサギ…
れいせんじこ。 溜め池を利用した高原感のあるのびやかなレジャーレイク。釣りは有料だが夏はブラックバス、コイ、フナ、冬は氷上ワカサギ釣りが楽しめる。 オートキャンプ場、日帰り温泉施設(むれ温泉天狗の館)が併設。 遊歩道(ノルディックウォーキング…
だいざほうしいけ。2024年11月撮影 森の駅が隣接。池畔でキャンプも 映画『もののけ姫』でシシガミの夜の姿として現れた「ダイダラボッチ(大太郎法師)」。もとは日本各地に散在する大男伝説に発する。ダイダラボッチ(大太郎法師)は、小男の一寸法師と対…
やなくぼいけ。2024年11月撮影 シナノユキマスの希少な天然の野釣り場 山奥の小さな天然湖で、当初は最深部が40mほどあったとの話もある「超ドン深」も湖岸の地形を見ればうなずける。集落奥の立地とあいまって桃源郷感のある魅惑の水辺だ。 戦後、コイの養…
山池めぐりの日本最難関 登山が大好きというわけでもないし、危険な場所はできるだけ避けたい。 そして全国の池めぐり最終盤となって、まるまる残ってしまったのが知床秘湖群と、ここ北アルプス山池群。 日帰り登山で行ける範囲でやってきたが、50以上ある山…
女性の名前みたいだけど、そうではなく 女性の名をかたどったような変わった池名。 池の背後にそびえる常念岳が「まゆみ岳」と呼ばれていたことが由来とも、この平坦な「大平」一帯が馬の牧場(まきば)だった名残りで「馬忌」(まゆみ)という言葉にちなむ…
リニア新幹線工事の影響が気になる山池 鳥ヶ池は、鳥倉山の山頂近くの主稜鞍部に立地する標高1,950mの天然の沼沢。 池名が冠された鳥ヶ池キャンプ場と鳥ヶ池遊歩道が整備開放されている。 懸念事項として、鳥倉山北側の南山牧場(向山牧場の間違いか?)の水…
道の駅と豊田赤坂農村公園が隣接した野池。 道の駅では信州中野のワンカップ地酒を購入。 信州中野の地酒 道の駅のある池の全国事例 bunbun.hatenablog.com Googleマップ マークした場所は道の駅。
天空の池のアクセス起点にある、もうひとつの天空の池 黒河山の稜線上に立地する大鹿村の「天空の池」のアクセス路である農道・黒川線の起点から眼下に見える牧場内の池。 空撮写真 本家「天空の池」とのツーショット 写真中央下に見えるのが天空の池。 視線…
木々から垂れ下がっているのはサルオガセという地衣類。別名、霧藻。妖艶な空気を漂わす伝説の大池(2024年10月撮影) 霧藻をまとう木々に囲まれた「鹿塩の七不思議」の池 長野県の山あいにある大鹿村。町を覆うようにそびえる急峻な山をクルマで延々と上っ…
ダメもとで四度目のチャレンジ(2024年10月) 2019年のアクセス林道の崩落通行止めから5年、林道開通の情報を得た。ただし黒川牧場から先は車両通行はできず徒歩のみ。 ふもとの拠点、塩の駅を出発したときは雨。とりあえず行くだけ行ってみようと出発。 ダ…
いずみこ。 冷涼な高所の池に無料キャンプ場 標高1250mの峠直下に立地する溜め池。 ルアー・フライ釣りの穴場スポット蓼の海と隣接し、無料のキャンプ場が併設されている。(利用申請は必要) その他、多目的グラウンド、テニスコート、マレットゴルフ場もあ…
消失した「池山」の池 その名も「池山」という名の山の頂上近くにある池。ただし水が涸れて久しいらしく、現地の登山マップにも「池跡」と記されていた。 現在は水場として山小屋が立つ。 消失した「池山」の池 池山の池跡(空撮) 池山山頂下の山肩に立地 …
本州最南端の高層湿原 入笠山の山頂近く、標高およそ1,800mの湿原。アプローチ林道からは八ヶ岳の絶景が眼前に広がる。 湿原は後期高齢期にあたり乾燥、草原化が進み、池塘は数えるほどしか見られなかった。テイ沢の水源にあたり、本州最南端の高層湿原との…
「池の平」の地名は全国に分布する。 「いけのたいら」という読みが多いが、山梨県では「イケンテーラ」という読みも。 「池の平」に「湖」の名を付けるのは、溜め池に「湖」という愛称を付けることの多い長野県らしい事例。本来の「湖」のスペックはなく、…
駒ヶ根駅近くにある高架水槽タイプの配水池。 南アルプスを背景に、異形の物体がすっくと立っている姿は、なかなかのエヴァンゲリオン使徒っぽいアウラ。 下の写真は駒ヶ根市の中心街。偶然にも、霊犬・早太郎をモチーフとした早太郎もなかの店が。 bunbun.h…
伝説の神犬「早太郎」のキャラクターが池畔に 静岡県の磐田市と長野県駒ヶ根市は、700年前の早太郎伝説をもとに友好都市になって半世紀以上がたつ。その50周年の記念キャラクターが「しっぺい」と「こまかっぱ」。 伝説は「まんが日本昔ばなし」にも採話され…
おおいけ。 2010年ごろに訪れたときはふつうの雰囲気のいい野池に見えたが、2013年11月には水抜きによって、深くえぐれた谷間の急深の底形状があらわになっていた。最深部は20mはあろうか。 2022年の再訪でも完全水抜きのまま工事が続いていた。 日帰り温泉…
堤高13.8mの農業用ため池。 聖光学院キャンプ場が隣接。
まつかわだむ。 中央アルプスを水源とする松川の深い渓谷に作られた県営の多目的重力式コンクリートダム。 貯水池上流部に洪水調節用のバイパストンネルを持つ。また左岸側には、大深沢の滝も。岐阜県との国境を越える旧街道である大平街道が湖岸を通る。 昭…
高級食材のキャビアの生みの親であるチョウザメ。今年、巨大チョウザメが放流された池が長野にあります。ただしオスなのでキャビアとは無縁。
藩命で現金輸送をしていた藩士が近道をしようと入笠山の山岳ルートをとり、この清水で腹ばいになって水を飲んでいたところ、後をつけて来た盗賊に背中から襲われ強殺されたとの伝説が名称の由来となっている。 それにしても近道といっても標高千八百メートル…