水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

三重県

白石湖(三重県紀北)

【しらいしこ / 小浦の入海】 「幻の牡蠣」と称される「渡利牡蠣」が特産 白石湖は、紀伊半島の百名山である大台山を背負った汽水湖。豊かな水をもたらす巨大山塊とリアス式海岸がもたらす海の恵みの両方をいいところどり。と思えるが、生息する生き物にとっ…

ドルフィン公園の噴水池(三重県鳥羽)

鳥羽駅前と佐田浜港の間にあるドルフィン公園(佐田浜東公園)の中にある足湯が隣接した噴水池。 有料駐車場、24時間トイレが隣接。 足湯 鳥羽の酒場 佐田浜港から市営渡船が出ている答志島のブランド肴である「答志島トロさわら」を取り扱っている店もあっ…

血洗い池(三重県答志島)

小さな島の集落の中にある血洗い伝説の池 伊勢湾に浮かぶ離島の答志島にある血洗い伝説の残る池跡。 戦国時代の水軍武将として織田信長にも仕えた九鬼嘉隆が自刃した際に、その刃を洗ったとされる。 池は民家の間に柵に囲まれて残っており案内板もあるものの…

鈴鹿山脈の山池と野池(三重県・滋賀県)

鈴鹿の池さんぽ(ver. 3.21)2023年9月更新 鈴鹿山脈の個性的な山池群と、伊勢平野を潤す野池群 鈴鹿山脈の個性的な山池群と、伊勢平野を潤す野池群 鈴鹿山脈の山池 概要 最高峰の御池岳は名のとおり頂上は池の楽園 霊仙山のお虎ヶ池 御在所岳の長者池 三池…

河辺配水場(三重県津)

三基の配水池で構成され、二基がタンク式、一基が高架水槽式。 津市の上水道事業のシンボル的存在として、「近代水道100選」に選ばれたアースダム式の片田貯水池がある。 bunbun.hatenablog.com

新池(三重県伊賀)

堤高7.2mの農業用ため池であるが、ふるさとの森として公園化されており遊歩道もある。東岸にはB&Gの艇庫もあった。 道の駅あやまが隣接しており、休憩がてら立ち寄ることもできる。 堰体 南側アクセス路入口 こちら側は閉鎖。 道の駅あやま・駐車場 Googleマ…

東之狭間池(三重県名張)

人気の酒「而今」を生み出す町の溜め池 名張エリアでは代表格といえそうな規模を持つ溜め池で江戸時代に築造された。300年以上にわたって名張の里を潤し支えてきた池であったと思うと胸が熱くなるが、刻まれた文字も読みにくくなった石の記念碑は雨に濡れそ…

風早池(三重県津)

かざはやいけ。 人柱伝説も。津の野池の横綱格 津の野池群でも筆頭格のスケールをもつ風早池。 三重タイムズの記事によると、神話時代の天皇で古事記にも登場する垂仁天皇が築造を命じたようだ。垂仁天皇の時代には800もの溜め池が造られたという。ただ、風…

須磨河内池(三重県津)

北と西にそれぞれハイダムスペックのアースダムがあるが、ここ須磨河内池はちょっと惜しい堤高13m。 堤体下に釣り堀と猪の倉温泉がある。 また、13.2kmにもおよぶ「はくさん青山高原コース」への遊歩道起点。 堤体に「須磨河内柱櫻碑」? 須磨と河内は兵庫と…

阿弥陀寺溜(ノースマウンテン レイク)(三重県いなべ)

フライフィッシング専用の会員制釣り場として湖面活用 阿弥陀寺溜(あみだじため)という農業用ため池の湖面を「ノースマウンテン レイク」というトラウト管理釣り場として占有的に活用。「ノースマウンテンレイク」の名称は「北山」という地名による。もし…

長者池(三重県菰野)

【ちょうじゃいけ / 長者の池】 御在所岳の頂上にある霊験あらたかな山池 長者池、または長者の池は、御在所岳の山頂近くにある山池。 御在所岳は鈴鹿山脈の中でも定番といえる人気の山で複数の登山ルートがあるほかロープウェーでいっきに山頂に行くことも…

上水貯水池(三重県菰野)

ロープウェーで手軽に山頂まで行ける鈴鹿山脈の御在所岳。 山頂わきに長者池という池があるが、そこからの沢筋が下った股に貯水池が設けられている。山腹ではなく、山の肩という立地から、砂防ダムかと思ったが、舗装された管理道や取水設備らしきものもある…

芦浜池(三重県大紀)

原発問題で揺れた海岸の秘湖 南伊勢のリアス海岸には道も通じていない海岸の秘湖がいくつもある。ここ芦浜池もそんな海跡湖(潟湖)のひとつ。かつて芦浜には民家もあったというが、中部電力が原発建設用地として取得した経緯があり、計画が撤回となった今も…

不動谷ダム(三重県大台)

年間降水量では日本トップクラスの百名山・大台ヶ原山を水源とする発電用ダム。もともとは三重県が所管していたが中部電力に譲渡。湖面標高780mの日本屈指の秘境ダムでもある。

渡鹿野島対岸渡船のりばの池(仮称)(三重県志摩)

下側に池。対岸は「売春島」で有名になった渡鹿野島志摩半島の一角の海岸沿いに立地する池。 池の横手にロングセラー「売春島」(高木瑞穂)のモデルとなった渡鹿野島(わたかのしま)への渡船のりばがある。売春島「最後の桃源郷」渡鹿野島ルポ作者:高木瑞…

二ツ池(龍池)(三重県伊勢)

「まんが日本昔ばなし」にも採話された二尾の龍の池伝説 龍池とも。 龍池山の松尾観音寺に二尾の龍にまつわる池伝説が伝わっている。アニメの「まんが日本昔ばなし」にも「二ツ池の龍」のタイトルで採話されているが、ストーリーはかなり異なり、火事をおさ…

釜の池(三重県南伊勢)

池というより漁港の船だまりにしか見えない。300mほどの水路を経て海と通水。 近くには神輿用に使われた巨大カツオ像が飾られていた。

八条ヶ谷池(三重県松阪)

大蛇退治の池伝説と本居宣長 八ヶ谷池とも。 山室城のあった小さな山にある山上の溜め池。この山は江戸時代の国学の祖・本居宣長も愛し逍遥したとのことで彼の奥墓もある。 中世には村人の依頼により山室式部兼高によって池の悪蛇退治が行われたとの伝説も。…

宮川清めの池(三重県桑名)

多度大社の禊(みそぎ)用の湧水池。江戸時代末期には存在し、古くは垢離(こり)、掻池(かきいけ)、みそぎ池とも呼んだ。 水源は伏流水。 はす向かいには老舗の鯉料理屋がある。 鯉料理の老舗・大黒屋

相賀浦の大池(三重県南伊勢)

相賀浦と通水する全周をコンクリート擁壁(防潮堤)に囲まれた汽水湖。形態としては船溜まりに近い。 法人所有の池のため釣り禁止とのこと。生簀などを浮かべる養殖池か。

夕日に染まる浜の池(仮称)(三重県志摩)

合歓の里という別荘地の半島先端にあり、別荘関係者以外は池へのアクセス路に入ってはいけないような感じ。 堤の天端を道路が通るかっこうになっているが、もともとは天然の海跡湖であろうか。

湯夫池(三重県南伊勢)

南伊勢リアスの海岸近くの溜め池。 2021年に改修工事のため全面水抜き。

須賀利大池・須賀利小池(三重県尾鷲)

須賀利大池は三重県最大の海跡湖。秘湖オーラはハンパじゃない。しかも天然記念物指定!

榑沢池(三重県いなべ)

池名を冠した神社が池畔に。山頂テーブルランドに畝の溝のように穿たれた魅惑の山池、それが榑沢池(くれさわいけ)。三重県の養老山脈にある。

田代ヶ池(三重県いなべ)

【たしろがいけ / 田代池】 畝状の谷が迷走する稜線上の寺社池 岐阜県の濃尾平野と三重県いなべとの間をうずくまるような山塊で隔てる養老山脈。 じつはこの山、ちょっと変わっている。地図では稜線上に榑沢池、田代池など三つの山池があるように見えるが、…

お菊池(三重県菰野)

【御菊池、御池(みいけ)】 見た目は小池だが、ヤバそうな底なし感 お菊池は鈴鹿山脈の山池のひとつで、標高971mの三池岳の東尾根上、登山路近くの林間にあるヌタ場状の小さな池。御菊池、御池という表記も。 2019年の初回アタックは天候が微妙だったのと時…

虻野池(三重県松阪)

あぶのいけ。 スッキリと、ピリッと それにしても、なんという張り詰めた空気。 きれいに刈り込まれ手入れされたアースダムのキワキワな急傾斜。 柵、看板といった余計なものがないだけでなく、ため池にあってしかるべき設備さえも見えない。究極まで削ぎ落…

片田ダム(三重県津)

かただだむ。 津市水道貯水池。歴史ある上水道専用の貯水池で、ダム下に古い管理棟が資料館として開放されている。一方、貯水池の方は立入禁止で近づけなかった。 堰体にはサツキが植栽され、大仏の頭のボツボツ「螺髪(らほつ)」みたいな、なんとも独特の…

七郷池・安部池(三重県津)

キャパシティの高いローカルメジャーなバスポンドで、50オーバーのランカーバスの報告もある池だったが、2007年の水抜きで地元バサーに衝撃を与えた。

三瀬谷ダム(三重県大台)

紀伊半島の百名山・大台ヶ原山に源を発し伊勢に流れ下る宮川本流を発電用の重力式コンクリートダムで堰いたダム湖。人造湖名は奥伊勢湖。 過去には国体のボート競技会場やバストーナメント会場にもなったりと歴史がある。 カヤック、SUPもさかん。左岸側のも…