日本の重要湿地500
沖永良部島の水道事業の礎となった湧水が水源 鹿児島市街地から550kmも南の海に浮かび、奄美群島の一翼を担う沖永良部島(おきのえらぶじま)。 この島のビーチはウミガメが産卵する砂浜として日本の重要湿地500に指定されており、ワンジョビーチは沖永良部…
西日本でもっとも寒い場所にある池 島根県との県境近くにある北広島町は西日本最寒の地。 その山里の奥離にたたずむのが八幡湿原。これは八幡高原に点在する複数の湿原や沼の総称であり、日本における中間湿原の南限とされ、日本の重要湿地500にも選ばれてい…
日本二位の広さの天然湖沼「西浦」を含む湖沼複合体 「霞ヶ浦」と一般的に呼ばれている湖沼はじつは「西浦」という名で、正確には西浦、北浦、与田浦、外浪逆浦、常陸利根川を総称して「霞ヶ浦」という。 西浦単体でも琵琶湖に次いで日本二位の広さを持つ天…
【せんばこ / 偕楽園】 日本三名園「偕楽園」の借景の天然湖沼 梅、桜の名所として全国的に名高く、日本三名園(兼六園(金沢市)、後楽園(岡山市)、偕楽園(水戸市))の一つである偕楽園が隣接。その借景として、また水戸の町のシンボル的な憩いの場とし…
トトロを育んだ自然そのものを展示物としたフィールドミュージアム 狭山湖を取り囲む狭山丘陵の水源涵養林に幾筋にも貫入した谷戸のひとつを利用し、谷戸池を中心に遊歩道やビジターハウスを整備した自然公園。 2005年ごろ娘と訪れた際、生まれて初めてトレ…
「東海のミニ尾瀬」とも称される葦毛湿原(いもうしつげん)の入口に位置する池。 釣り禁止、外来魚放流禁止。
「浜名湖周辺湧水湿地群」として日本の重要湿地500に選定されているのが、湖西のおおよそこのあたり。 選定理由は「ミカワバイケイソウなど東海丘陵要素植物の東限に位置するほか,湿生植物の生育地として重要」。 重要湿地500サイトではその位置について「…
水鳥のカタチをした池 地図で見ると、下の池は水鳥のカタチをしている。意図的なものなのか偶然なのか。「鳥類園の汽水池」という設計コンセプトのもと、公園池造成の際に意図的にこの形状にしたという情報があった。 2月にスイセン。東京湾の江戸川区海浜部…
【はまなこ / 遠淡海(とおつおうみ)】 日本10位の広さを持つ東西交通の要衝の湖 周囲長100km越えのスケールで大きさは国内10位。海と繋がっており潮汐の影響を受ける汽水湖。最大水深は湖奥部で13〜16m。古くは「遠淡海(とおつおうみ)」と呼ばれた。 湖…
【おがわらこ / 宝湖】 日本で唯一「住所」を持つ天然湖沼 2018年2月にアメリカ空軍機のタンク投棄で全国にニュースでその名が広まった小川原湖。じつは全国11位の大きさを誇り、青森県では西の十三湖、南の十和田湖と並ぶ横綱的存在の湖沼。 不思議な話、日…
道の駅みさわの敷地内にある池。 馬の銅像が池畔の芝生でたわむれている。「癖ありオブジェのある池」とまではいかないが、馬の銅像がある池はけっこうレアかも。 池は玉石護岸で底までコンクリートで固められているようだが、一部、泥が堆積したところにヨ…
ほとけぬま。 オオセッカ世界最大の繁殖地というロストレイク もともと海跡湖だったが、干拓と野焼きによって人工的な湿地に。 ラムサール条約登録湿地および日本の重要湿地500に認定され、オオセッカという珍鳥の世界最大の繁殖地(といっても日本と中国に…
ひぬま。涸沼自然公園。 湖周22kmの広大な汽水湖。起源は土砂による入り江の陸封とされる。 湖畔には、涸沼自然公園をはじめとし、いくつかの公園とキャンプ場、船着き場(舟宿)がある。 特産はシジミ。湖周にそっていくつかの直売店も見られる。 汽水湖と…
「日本の重要湿地500」に選定 「大洗・那珂湊の海岸」という漠然としたタイトルだが、「藻場」というカテゴリで「日本の重要湿地500」に選定されている。選定理由はエビアマモ、ホンダワラなどの海草・海藻生息地として。 見どころが分かりにくく訪問者の胆…
いすみの町と水田に囲まれた野池 いすみ文化とスポーツの森という公園に寄り添うように三段の池が隣接。公園駐車場から俯瞰できるし、歩いて下ることもできる。釣り禁止化との情報をコメント欄に寄せていただいたのを踏まえ2024年2月に再訪したところ、釣り…
「日本お重要湿地500選」選定の、はきだし沼 又八沼、元兵衛沼、いりまえ沼、浅沼、さんない沼らで構成される野田船形の野池群の一角。 はきだし沼は日本の重要湿地500に選定。絶滅危惧種のトンボ、昆虫類が生息する自然保護エリアとして釣りは禁止。 2024年…
とうじょううちうみ。 「日本の重要湿地500」にも選ばれた奄美大島最大の天然湖・・のはずが、「湖沼」として認知されていない? ほとんど無名の「東城内海」であるが奄美大島を初めて訪れるにあたって、もっとも気になったスポットであった。地図や航空写真…
奄美群島唯一の道の駅があるマングローブ湿地 「住用湾流入河川および河口部」の登録名で日本の重要湿地500に選定されたマングローブ林が広がる湿性地。奄美群島唯一の道の駅や、マングローブ展望台がある。 キバラヨシノボリ,リュウキュウアユが生息。 ア…
惜しい! もうちょっとで隕石湖? 日本には、いまだ公式な隕石湖(クレーター湖)は見つかっていない。クレーターかどうかは形状だけでは認定が難しく、隕石特有の組成成分を掘りだすなどの証拠をもとに科学者が論文で世界に発表してお墨付きをもらう長いプ…
へたべっぷいけ。 これぞ日本国本土でもっとも南にある溜め池か? 私が把握している限り、これぞ日本国本土最南の溜め池。 ライギョでもいないかと思ってスイカフロッグを通してみたが反応なし魚影なし。 大隅半島の峠近くに立地している池で、薩摩湾側に出…
【じゅんさいいけ / じゅんさい池緑地】 じゅんさいが絶滅した沼を再生し「日本の重要湿地500」に選定 国府台と国分の両台地を溝のように分断する谷部にあった国分沼という古い沼を復元し公園として整備した池。地形の変化を楽しみながら散策したい。 同名の…
観光的ではないところで、じつはおもしろい芦ノ湖 日本の代表的湖沼23のひとつであり世界屈指の観光地でもある芦ノ湖は、「観光的ではない」ところでじつはけっこうツッコミどころがある。 まずこれだけ大きな湖なのに、めぼしき流入河川がない。しかも流出…
【つたぬま / 蔦の七沼(蔦七沼)】朝焼けで赤一色になる蔦池の紅葉は、JRをはじめ秋の観光ポスター指定席。新聞、テレビでも毎年、季節のたよりとして紹介される。JRポスターをもとに絵にしてみた。 至極の紅葉写真スポットで国立公園 蔦沼は400mほど遊歩道…
小野洞第4池小野洞砂防公園に取り込まれた溜め池などの池群。 最下段は、小野洞第4池。第3池は堤高11.6m。最上段に、しょうぶ池。 駐車場あり。トイレは隣接するひばりヶ丘公園に。濃尾平野外縁部のため池は重要湿地500。しょうぶ池 駐車場 マークした場所…
【ふくろためいけ / 袋溜池】 袋公園として公園化された東西の池 旭の市街からもほど近く公園化された池。東池と西池のスケール感のあるふたつの池で構成される。 東池は釣り桟橋が設置されており、トイレ付き無料駐車場からのアクセスもよく気軽に竿をだせ…
やなかこ。渡良瀬遊水地。 ハート型の洪水調整池。
すがおぬま。 広大すぎる自然博物館の屋外展示 素性は天然沼沢であろうか。かなりワイルドな水辺である一方、ミュージアムパーク茨城県自然博物館が隣接し、博物館の屋外展示的な役割も担っている。 沼の東西にある有料施設から遊歩橋が出ているが、訪れた際…
【みずもとこあいだめ / 外溜】こんな環境で釣りができるなんて東京23区内と思えない贅沢。柵もなくて自由な空気。 「水郷」と呼べる規模をもった都内随一の水辺空間 入口に立っている「釣仙郷」の看板に誘われて足を踏み入れると、ふっと木々の緑に濾過され…
奄美大島では唯一といえそうな山間にある湿地を伴った沼沢。残念ながら完全な天然ではなく人の手で再生されたもの 世界自然遺産「奄美」本来の自然環境に近い池をめざして 奄美フォレストポリスは世界遺産エリアの森林浴を満喫できるキャンプ場。島内の大和…
【しんすみようがわだむ / 住用ダム】 日本一美しいカエルの住む奄美大島の秘境アーチダム 奄美大島にあるハイダムのひとつ。九州電力が所管する発電用のアーチ式コンクリートダムの堤高は25mとのことだが、実際に見た実感としては15mさえ届いていないように…