水辺遍路

訪れた全国1万1,450の池やダムを独自の視点で紹介

小川原湖(青森県三沢)

【おがわらこ / 宝湖】

日本で唯一「住所」を持つ天然湖沼

2018年2月にアメリカ空軍機のタンク投棄で全国にニュースでその名が広まった小川原湖。じつは全国11位の大きさを誇り、青森県では西の十三湖、南の十和田湖と並ぶ横綱的存在の湖沼。
不思議な話、日本で唯一、住所(地籍)を持つ湖でもあり、「青森県上北郡東北町大字大浦字小川原湖191番地」がその住所。でも、なんで191番地?
豊富な漁獲量で地域の暮らしを支え、「宝湖」の異名も。しじみ、うなぎ、シラウオ、ワカサギ、鯉が特産。道の駅の他、湖畔にある直売店で買える。
周辺の衛星湖沼群とともに日本の重要湿地500に選定されている。

小川原湖の道の駅で購入したフナの唐揚げ

小川原湖の形態

成因タイプは海跡湖

2.5kmの高瀬川を通じて太平洋につながる汽水湖でもある。

青森では東横綱の天然湖沼。別名「宝沼」

全国11位の大きさ。
シラウオ、ワカサギの漁獲量は全国1位、シジミは3位と豊富な魚類を育み、「宝沼(たからぬま)」の呼び名もある。

衛星湖沼群も含め「日本の重要湿地500」に

通水する姉沼、内沼ほか、いくつかの衛星湖沼群がある。これらを含めて「日本の重要湿地500」に選定されている。
内沼・姉沼・根井沼・小田内沼・一号堤は往年のへらぶな釣りの名所。

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レジャー・施設

道の駅おがわら湖

左は2013年夏、右は2023年秋。10年で100円高くなっている。

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釣り

流入河川の花切川はヘラブナ釣りの名所。衛星湖沼群の姉沼は巨大ヘラブナの日本記録を持つ。
冬期は氷上ワカサギ釣りも。

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ビーチで湖水浴

西岸には湖水浴場もあり夏場はにぎわう。水深が浅く波もないのでファミリー向き。地元では湖水浴は夏の定番。

キャンプ

東岸側にオートキャンプ場があり、ここからカヤックも出艇できそう。

カヤック・SUP

体験ツアーもある。冬のアイスカヤックも。

湖水花火大会(7月20日ごろ)

東北町湖水まつり花火大会は50回を越える。7月末開催。

仏沼地区水辺広場

駐車場あり。



 

池カレー

小川原湖のフナ唐揚げを大胆にあしらいました。


 

マップ

ニッポン湖沼図鑑マップ

Googleマップ