岩手県
Googleアース(2024)より。右側には「シックナー」と思われる円形の池も見える 地図には名前のない大型ダム ライトアップが美しい湯田貯砂ダムがある湯田ダム湖の奥に、もうひとつの大型ダムがあるのを航空写真で発見した。地図上での計測では堤高は55mほど…
がまがいけ。 平泉は素晴らしい寺社池が多いが、磐座(いわくら)と寺社池のコラボまである。 達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわやびしゃもんどう)の境内にある寺社池。中の島に弁天堂が立つ。発掘調査の結果、12世紀にはすでにこの岩壁の前に池があったとの…
南畑堤(2023年9月撮影)へらぶな釣りの愛好会が水利権者の許可を受けて釣り場として放流をしていた往年のヘラブナ釣り場。2023年の再訪時には池の入口に電気柵が設けられていた。 広域農道沿いでアクセスはよい。 2013年の南畑堤
おなわしろこ。 瑠璃色のトンボが舞い飛ぶ天上の楽園 百名山・岩手山の西岩手カルデラ内にある湖面標高1,450mほどの火口湖(火口原湖)。 岩手山は複雑で多様なタイプの噴火が30万年に渡ってくり返されてきたため、複雑怪奇な山容と地形が魅力。その山上火口…
複雑な噴火スタイルが生みだした山池は大人の蠱惑 百名山・岩手山の西岩手カルデラ内にある湖面標高1,450mほどの爆裂火口湖(マール)。 岩手山は複雑で多様なタイプの噴火が30万年に渡ってくり返されてきたため、複雑怪奇な山容と地形が魅力。その山上火口…
秘境でキンギョが泳ぐミステリアスな山池 日本二百名山の奥羽山脈・焼石連峰の北端に位置する標高570mの頂上稜線上の山池。周囲長600mほどの湿原が周囲250mの湛水域をドーナツ状に取り囲む印象的な形態を持つ。 標高はそれほど高くはないが、のびやかに広が…
三角っぽくない三角池 湖面標高770mほどの山池。 二つの隣接した池からなり、池名のような「三角」形状ではない。明瞭な堤構造や取水設備などは航空写真からは確認できず、天然湖か改造天然湖の可能性が高い。 一方、地元の人の話では池のすぐ下まで林道が通…
八郎潟と同じ池伝説? 湖面標高900m弱の崩落地形の中にある天然の山池。 八郎太郎という男が川の魚を食べた後に発症した強烈な喉の渇きを癒すべく、てあたり次第に水を飲み尽くすうちに八郎沼の大蛇(龍)になってしまったという池伝説があり、池名の由来に…
うまどめいけ。 巨大ダムの発電余剰水を活かしたレジャー池 胆沢ダムの堰体直下にあるダム公園の構成要素となっている池。 カヌー、SUPの体験会場にもなっておりレジャー用として使われている一方、釣りは禁止されている。 池名は2017年に公募で決まった愛称…
【いさわだむ / 奥州湖】 日本初ロックフィルダムが水没ダムとして眠る奥州湖 胆沢ダムは国内屈指のスケールをもつ新しいロックフィルダム。高さ100mを越えるロックフィルダムはまさに要塞の貫禄。 正面から見ると、まるで「進撃の巨人」に出てくる巨大な壁…
【つぶ沼園地キャンプ場 / ツブ沼】2021年撮影。カーサイトが整備されていてビックリ。ホントに無料でいいのかと不安になるほど 池畔に無料オートキャンプ場が広がるつぶ沼 無料キャンプ場、有料バンガローがあり、焼石連峰の登山拠点として最適。2021年の再…
げんびけい。 栗駒山に端を発する磐井川中流の奇岩渓谷「厳美渓」。道の駅も近く国の天然記念物にも指定されている景勝地であるが、池目線で気になったのは、その岩棚の上に穿たれた甌穴のような小さな池群。 河川中流の岩棚に見られる池群といえば、埼玉県…
右の方に白沼が見える 乳頭山腹に穿たれた瞳 乳頭山の登山道である滝ノ上温泉登山口(標高630m)を登っていくと、標高1,050mあたりの山腹の踊り場で白沼の池畔を通る。 円形をしており、立地や形態から火口湖ではないかと思う。 滝ノ上温泉登山口は、夜間は…
八幡平のなだらかな山頂から南にのびる稜線ライン上に立地する湿地帯を伴った沼沢で、鏡沼の北東1.5kmほどのところにある。 石沼は前諸桧岳と諸桧岳のコルにあり、写真で目立っている池は石沼ではなく、前諸桧岳の山頂直下の池である。 下の写真では奥に鏡沼…
とよはたおんすいためいけ。 安比高原の一角に潤いの水面を広げる温水ため池。 温水ため池は、雪解け水や冷たい湧水などを直接、水田に引き込むと稲の生育が悪くなるため、一度、池に貯水して陽光を浴びさせ水温を上げる役割も持つ池で、長野県に多いが北海…
八幡平のなだらかな山頂から南にのびる稜線直下の山池。 湖面標高1,300m、周囲長は500m以上あり、立地からすればけっこうな大きさだ。火口湖だろうか。 明瞭な流出入口も見あたらず、かなり気になる池である。俯瞰図の真ん中あたりに鏡沼。八幡平・岩木山の…
御護沼(2022年8月撮影) 沼のヌシ「ゴマウナギ」と姫の池伝説 岩手山麓の湖沼群では最奥部にあり、松川温泉も隣接。 ゴマウナギと沼名をもつ姫にまつわる摩訶不思議な伝説も残っている池だけに、これら湖沼群の筆頭格といえようか。 くだんの女護姫は、この…
八幡平のなだらかな山頂近くに立地する山池群のひとつ。 「大揚沼モリアオガエル及びその繁殖地」の名義で国の天然記念物に指定。 下の写真は、八幡平樹海ライン。右手に山頂から下るゆるやかな谷が見える。沼はこの谷の一角にある。 八幡平山頂の湖沼群 bun…
ダブル百名山という贅沢。本州最大の山岳湖沼の大伽藍 『日本百名山』に掲載されている八幡平と岩手山という二つの名山に穿たれた湖沼群。本格登山で挑む火口湖からクルマで軽装ハイキングで行ける湿原の池までとりどり。かつて雲上の都市といわれた鉱山町の…
たいがくらぬま。 乳頭山の山腹にある山池 平ヶ倉登山口から千沼ヶ原方面への登山道の途上、分岐点に顔をのぞかせてくれる湖面標高775m(実測値)の山池。思いのほかの大きさに驚いた。湖と呼びたくなる端正でどこか孤高の面立ちと、どこかに池ヌシが潜んで…
標高1379mの稜線に広がる「千の沼」 平ヶ倉登山口から平ヶ倉沼を経ての片道5kmの登山で到達するなだらかな稜線上の湿原。標高は1,379mの高層湿原はその名も千沼ヶ原。千の沼というだけあって、池塘が棚池のように並ぶ。 平ヶ倉登山口は駐車スペースがあるだ…
岩手の名峰・焼石岳(1,547m)の九合目に位置する空中花園のような南本内源流沼。マイナーながら本命の風格が漂う。
焼石沼は、岩手の名峰・焼石岳(1,547m)の名を冠しているだけあって、この連峰が抱く豊穣な山池群の筆頭格の天然湖沼であり、主峰から見て東横綱が泉水沼ならこちらは西横綱の風格を備える。
死の池を思わせる白い水 栗駒山(1,626m)の山腹にある火山性の山池。湖面標高は1,290m、成因分類としては火口湖か。 登別温泉のような乳白色の湖水が強烈なオーラを放つ。この池から地獄谷までの登山道(須川コース)は硫化水素ガスの噴出帯となっており、…
うぶぬま。 二百名山・栗駒山の「動と静」の山池 栗駒山(1,626m)の山腹にある山池のひとつ。 2022年夏現在、火山活動のため立ち入りができず、硫黄の匂いが漂う昭和湖を「動」の池とするなら、こちら産沼は「静」の沼といえる。一方、強酸性の水質の昭和湖…
湖面に浮かぶ金色の・・それを見た者は三日以内に死ぬという怖い池伝説のある鞍掛沼は、百名山・栗駒山の南麓に。
南東2.5kmにある鞍掛沼の案内板で、この池のことを知った。(下写真の案内板) 林道が通じているようだが、林道入口が通行止めになっていた。 bunbun.hatenablog.com
ねいしだむ。 農業用防災ダム。 巨大な洪水吐の壁面にローラーゲートを装備。平時の湛水面は低めに設定されており、斜樋などの通常の農業用ため池に見られる取水設備はない。 アプローチ路は、だんぶり長者の里を抜ける舗装路。「だんぶり」はトンボのことで…
鎌倉殿・源頼朝に滅ぼされた奥州藤原氏。その一派の樋爪季衡(ひづめすえひら)がよく泳いだと伝えられるのが、この五郎沼。 季衡は天然の沼に堤を設けて農業用貯水池に改造したとも考えられている。池岸は自然護岸が多く昔の姿をよく残しており、春には桜の…
川べりの林のなかに入る小路へと誘い込むような「中尊寺ハス池」の道案内板。 林の奥には駐車スペースがあり、矢印に誘われるまま徒歩で民家の庭先のようなところを進むと今度は線路。ここを渡るの? という感じのプチ冒険気分。 線路を渡ると、なんかタイム…