水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

離島の池

渡船に乗って個性的な島池たちに会いに行こう

沖泊(鹿児島県喜界島)

奄美群島のひとつ喜界島には空港横に「タイドプール」タイプの池状の入り江であるスギラビーチがあるが、島の対角線上に立地する「平家上陸之地」の入り江も地形的に気になったので立ち寄ってみた。 「沖名泊(ウチナードゥマイ)」や「沖泊(おきどまり)」…

木之又池(鹿児島県徳之島)

ひさびさのお宝「池看板」と思いきや・・ 池にゴミがあって悲しかったです的な小学生絵日記ふうの池看板など、子どもをダシに安直に相手の情感に訴えかけようと画策する大人が透けて見えるタイプの池看板は全国的に見てきたが、この手の趣向は初めて。 はる…

諸田池(鹿児島県徳之島)

しょだいけ。 精糖工場の冷却用水を供給している溜め池。サトウキビの生産が盛んな鹿児島、沖縄の離島ではこのような池がよく見られる。また、北海道産の砂糖の原料になる、てんさいの精糖工場にも似たような池があった。 以下、徳之島町のオフィシャルサイ…

金溜池(大分県姫島)

かねためいけ。 「姫島七不思議」の「逆柳」が池畔に。 金集落にあるから金溜池。農業用ため池データベースに登録されている。池畔に姫島七不思議の「逆柳」がある。 錦鯉が生息。 以下、現地案内板より。 姫島七不思議 逆柳 お姫様(比売語噌の糖)が、柳の…

和瀬池(鹿児島県徳之島)

徳之島町総合運動公園が隣接した溜め池。 公園側からアプローチできるかと思ったが、ファーストアタック失敗。地元のブログによると公園から遊歩道や歩行者用吊り橋まであるということだったが。 上の写真の奥側500mほどのところに池がある。備忘用に掲載。 …

東城内海(鹿児島県奄美大島)

とうじょううちうみ。 「日本の重要湿地500」にも選ばれた奄美大島最大の天然湖・・のはずが、「湖沼」として認知されていない? ほとんど無名の「東城内海」であるが奄美大島を初めて訪れるにあたって、もっとも気になったスポットであった。地図や航空写真…

住用湾流入河川および河口部(鹿児島県奄美大島)

奄美群島唯一の道の駅があるマングローブ湿地 「住用湾流入河川および河口部」の登録名で日本の重要湿地500に選定されたマングローブ林が広がる湿性地。奄美群島唯一の道の駅や、マングローブ展望台がある。 キバラヨシノボリ,リュウキュウアユが生息。 ア…

「奄美クレーター」赤尾木湾(鹿児島県奄美大島)

惜しい! もうちょっとで隕石湖? 日本には、いまだ公式な隕石湖(クレーター湖)は見つかっていない。クレーターかどうかは形状だけでは認定が難しく、隕石特有の組成成分を掘りだすなどの証拠をもとに科学者が論文で世界に発表してお墨付きをもらう長いプ…

拍子水温泉(大分県姫島)

「姫島七不思議」のひとつに数えられる温泉池 「日本書紀」の中の神話に「姫島」の「姫」の由来が記されているが、お歯黒を塗った姫が口をすすごうとしたら水がないことに気づき、手を叩いたら水が湧き出たという池伝説が。お歯黒をやる前に水があるか確認す…

浮田(大分県姫島)

別の島の池へと逃げのびた大蛇伝説のあるロストレイク もともとは夫婦の大蛇が棲む池だったが、島の女神が島民のために池を埋め立てて田にした際、誤って雌蛇を埋めてしまい、そのせいで田が浮いているように揺れたという伝説があり、「姫島七不思議」のひと…

大海溜池(大分県姫島)

おおみためいけ。 姫島の溜め池。姫島は大分県唯一の島。 簡易水道水源だが農業用ため池としてデータベースにも登録されている。堤高14.5m。現地案内板には「二又池」(ふたまたいけ)とある。 下流側に大海ダムという上水道水源貯水池もある。 wp.me ランキ…

大海ダム(大分県姫島)

簡易水道水源であり農業用ため池でもある堤高14.5mの大海溜池の400m下流側にある簡易水道水源の貯水池。島では三番目の貯水量を持つ。 堤高などのスペックは不明だが、「大海ダム」が正式名称として公式文書にも出ているので、とりあえず当ブログではダムカ…

二枚田堤(新潟県佐渡島)

佐渡島の野池群のひとつ。 小佐渡の山里に立地する堤高17.5mのアースダムが堰く溜め池。 堤の前法面は黒のラバーフェイシングで防水処理されている。

斑島玉石甌穴(長崎県斑島)

【まだらじま たまいし おうけつ】 「玉石」こと「ドリルストーン」がみごとな甌穴 波食タイプの甌穴(おうけつ / ポットホール)で、玄武岩の岩棚が波の力で円形に穿たれた。 日本最大級の甌穴とされ国の天然記念物にも指定されている。しかし他にも「日本…

平根崎の波蝕甌穴群(新潟県佐渡島)

国の天然記念物に指定された海岸のポットホール。 約500mの海岸区間に78個の甌穴。中でも直径2メートル以上、深さ3m規模のものは14個。 佐渡島周回路沿いにありアクセス性よい。駐車場、トイレあり。 駐車場の一角にも? 甌穴とは かめ穴、ポットホールとも…

北沢浮遊選鉱場跡 50mシックナー(新潟県佐渡島)

鉱山跡に残された特殊な用途の池 佐渡金山の近代炭鉱跡地に廃墟として残された円形の鉱滓分離池。 採掘されたばかりの玉石混交の採掘物から水分を分離しターゲットとなる鉱物を選別する下準備のような役割があり、全国的に有名な事例としては兵庫県朝来の神…

箱根清水(新潟県佐渡島)

佐渡島の玄関口である両津の町近くで名水がくめる場所。 「新潟の名水」に選定。 佐渡島には五つの酒蔵があるが、ここ両津地区では「天領杯」。酒場でも供されている。 両津の酒場と地酒

田名池(沖縄県伊平屋島)

【だないけ / ダナグムイ】 外来種に侵され消失の危機に立ち向かってきた歴史 沖縄の言葉で「ダナグムイ」。「グムイ」は池や沼のこと。すでに18世紀の文献には出てくるそうなので、もとは天然の湿地と沼沢であろうか。 現在は農業用水を担うハイダム2基を…

出羽島大池(徳島県出羽島)

世界でたった四ヶ所! 激レアなシラタマモが生息する池がこんな小さな島に・・

出羽島のカニクイ井戸(仮称)(徳島県出羽島)

オオウナギが棲息する井戸として天然記念物 徳島県の牟岐港から渡船で15分ほどの海上に浮かぶ出羽島(てばじま)は、クルマが一台もないのんびりした漁業中心の島。 オオウナギの生息地として国の天然記念物に指定されているのは、ここ出羽島から直線距離で…

平戸島の六角井戸(長崎県平戸島)

八角形ではなく六角形はレア? 平戸島の港町ナカにある井戸。 なぜ井戸が六角形なのかは中国からの渡来人居住区だったとか諸説あるが、明らかになっていない。 なお六角形ではなく八角形の井戸や池は日本の三ヶ所で確認しているが、六角形のものは長崎県の壱…

千代田(新潟県佐渡島)

佐渡島の野池群のひとつ。 堤高15mのアースダムが堰く溜め池で、新潟県のオフィシャルため池データベースでの登録名は「千代田」。 木の栓を使った斜樋や、荒削りで急傾斜の土堰体、素朴で豊かな湖面など魅力がつまっている。 「ダム便覧」未掲載のダムのよ…

竹田川ダム(新潟県佐渡島)

佐渡島の野池群のひとつ。 「にいがた農業水利百選」に選定された農業用ダム湖。ロックフィルダムが堰く小佐渡の水をたたえた芳醇な湖景が目にしみる。 地酒 4kmほど西にある尾畑酒造の「真野鶴」。下のダム写真の奥に見えているのが真野湾。 Googleマップ b…

清水平ため池(新潟県佐渡島)

しみずだいらためいけ。 トキ保護区と一体となった里池 佐渡島の野池のひとつ。 約300年前の江戸時代に、水不足解消のため地元の住民たちが力を合わせて築造。かつて池の上には環境庁佐渡トキ保護センターがあった。現在は地域のトキ保護を担うNPO法人によっ…

血洗い池(三重県答志島)

小さな島の集落の中にある血洗い伝説の池 伊勢湾に浮かぶ離島の答志島にある血洗い伝説の残る池跡。 戦国時代の水軍武将として織田信長にも仕えた九鬼嘉隆が自刃した際に、その刃を洗ったとされる。 池は民家の間に柵に囲まれて残っており案内板もあるものの…

三味線堀(新潟県佐渡島)

江戸時代の大地震後に変化した地形への対処策 たらい舟の遊覧で知られる小木湊は、江戸時代には佐渡金山の出荷港として栄えた。海岸前の番所では船の積荷検査や徴税が行わていたが、大地震の地面隆起で海岸が40mも遠のいてしまったため、四年後に番所までの…

尾嵩河内溜池(新潟県佐渡島)

おだけごうちためいけ。 「ダム便覧」に掲載されている堤高20.3mの溜め池。 2018年の初訪では堰体下側にアプローチ路入口らしき道があるが、オートバイで進んで行くと民家で行き止まり。 2022年の再訪では池を遠巻きにしている道をぐるりとまわり、アクセス…

鬼池の池田池(熊本県天草下島)

鬼池という港の名に惹かれて 熊本の天草下島の北端に鬼池港というフェリー桟橋があり、かわいらしいフェリーが長崎の島原半島とを結んでいる。 鬼池というのは地名で鬼池川が注ぎ込んでいる。しかし鬼池なる池は地図では見あたらない。フェリー乗り場で交通…

屋久杉自然館の池と安房川(鹿児島県屋久島)

屋久島における九州最高峰・宮之浦岳登山の拠点となっている屋久杉自然館。 園内に石畳風タイルで底を敷き詰めた池らしき造形物があったものの、水はなし。 www.yakusugi-museum.com 安房川と安房の町と酒場 屋久杉への拠点となる港町が安房。安房川の河口に…

土管川・寺ん川(東京都神津島)

島で最初の貯水池「土管川」 伊豆諸島への水配り神話の中心地、神津島。 神々が集まる島として、昔は「神集島」とも書いたそうだ。さすが水配りの島だけあって、天上山が巨大な水がめとなって豊富な地下水を擁する。 とはいっても上水道が整備されるまでは、…