水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

神奈川県

金目ダム(神奈川県秦野)

「金目ダム」という名を地図で見つけ、もしや未確認の謎ダムではと標高560mの丹沢山中に分け入るも、堤高13mの砂防ダムであった。 蓑毛登山口バス停から徒歩でアクセス。堰堤に埋め込まれた銘板に、ていねいな仕事を感じた。 関東ふれあいの道と大山めぐりル…

白幡池(神奈川県横浜)

商店街近くなのに無料で釣りができる珍しい立地の池 都市部にあって釣りが公認された公園池。すぐ近くには、どこか懐かしい匂いのする六角橋商店街がある。 釣りのおもな対象魚はヘラブナ。護岸は釣り台が出せるようになっており、柵の外側に釣り座を据える…

山崎の池(神奈川県横浜)

横浜の整然とした高層団地群のただ中にある公園池。 池岸は階段状の護岸になっており、釣りもしやすい設計で地元の釣り師があちこちで竿を出している。 2012年の実釣ではヘラブナ主体で小鮒にときおり尺が交じるようなポツポツの釣果。 2024年の再訪ではイン…

笹下釣り堀センター(神奈川県横浜)

崖線横のくぼ地の地形にびっしりと住宅が。ここに六つの池があった面影はもうない。(2024年撮影) 横浜の住宅地の中。味のある釣り堀も閉園に 落ち着きのある住宅街、洋光台。起伏に富んだ住宅地と霊園とを隔てるこじんまりとした谷に、ひっそりとかわいら…

瀋秀園 秀湖(神奈川県川崎)

【しんしゅうえん しゅうこ】 中国テイストを越えた本格中華の庭園池 大師公園内にある中国テイストの庭園池であるが、ただのテイストに終わっていない。日本的な「中華そば」とは一味違い、かなり本格的な中国感。 中国の瀋陽市姉妹都市提携5周年を記念して…

引地台公園 ふれあいの池・噴水池(神奈川県大和)

引地台公園の公園池。 駐車場、トイレあり。ほか、球場横にはドカベンの彫像。 bunbun.hatenablog.com マークした場所は駐車場。

ひょうたん池(神奈川県寒川)

どこからも見えない穴場感がすごい野釣り池 自転車やスーパーカブでアクセスする釣り師の姿が見られるヘラブナ釣り池。クルマでは直接進入はできず、ケモノ道を進んだ奥ならではの穴場感があるが、ルアー・フライ釣りはご遠慮くださいとのこと。 400mほど南…

一ノ宮ジャリ穴(神奈川県寒川)

一ノ宮ジャリ穴(2013年撮影) 相模川河川敷のヘラブナ釣り池 自転車やスーパーカブでアクセスする釣り師の姿が見られるヘラブナ釣り池。 初訪は2013年で2024年1月に再訪。この10年の間に湘南エリアでは多くのヘラブナ釣り場が閉鎖されてきたが、一ノ宮砂利…

神川橋のホソ(神奈川県平塚)

橋上流のホソは往年はへら釣り場だったようだが、2013年現在に釣査時はそれらしき痕跡は見あたらなかった。 このあたりの本流はバスポイントで、シーバスやサクラマスも狙えるようだ。 川側にある寒川取水堰はハイダムスペック。 (ページトップの写真は2013…

磯野池(神奈川県大磯)

【いそのいけ / 磯の池】 高麗山の中腹にたたずむパラダイス池もついに・・ 磯野池は数少ない湘南平の野釣り池として2020年ごろまで活況を呈した農業用ため池。大磯町産業観光課が所管する。 2022年にコメント欄に警察沙汰の事件があったことを受けて釣り場…

万田八重窪の池(神奈川県平塚)

2024年の万田八重窪の池 平塚市のため池ハザードマップでは「万田八重窪ため池」で登録。Googleマップでは「万田八重窪の池」でマークアップ。 溜め池がきわめて少ない湘南エリアの貴重な小場所でバサーの姿もよく見かけたし、竿こそ出したことはないものの…

上府中公園の池(神奈川県小田原)

【かみふちゅうこうえんのいけ / 修景池】 二宮金次郎像が池畔にある公園池 上府中公園は小田原球場を擁し、スポーツ広場、多目的広場、アスレチック広場がある広い公園。 池は完全に公園池の様相であり、底はコンクリート。定期的に水抜きを行いプールのよ…

弘法池(神奈川県横浜)

団地の公園池らしからぬ独特のオーラが 弘法池公園という団地内の小公園になっている。それにしても軽々しい名ではない。弘法大師の名を冠した池は全国に点在するが、多くは杖のひと突きで泉がわき出し水不足に苦しむ村を救う、そんな池伝説になっている。 …

芦ノ湖(神奈川県箱根)

観光的ではないところで、じつはおもしろい芦ノ湖 日本の代表的湖沼23のひとつであり世界屈指の観光地でもある芦ノ湖は、「観光的ではない」ところでじつはけっこうツッコミどころがある。 まずこれだけ大きな湖なのに、めぼしき流入河川がない。しかも流出…

上水之尾用水溜池(神奈川県小田原)

【水之尾水源池】2023年12月中旬の上水之尾用水溜池 山中にひっそりとたたずむ農業用の溜め池 水源の水くみ場 バーベキュー禁止に(2022年) かつてはヤマメが釣れたことも 取水設備? 流れ出し 案内板 生息魚類と釣査 2023年12月 インレット側で工事 2022年…

岡崎釣り堀センター跡地の池(神奈川県伊勢原)

池のほとりにある「HOTORI席」。屋外テラス席の一番奥にある(2023年12月撮影) 釣り堀跡が、池のあるカフェ風のこだわりカレー屋に変身 カレー屋さんとコンビニに囲まれた池。 このあたりが釣り堀時代にはコンビニさえなかったので、ひさびさに来てみて、こ…

鬢手洗池跡(神奈川県横浜)

びんだらいけ。 この池は 鎌倉幕府開幕前の1180年、挙兵の際に源頼朝が禊ぎをしたとされている池跡。 現在は公道三叉路に池跡を示す標柱が立つだけなのでロストレイクといれる。 一帯は住宅地であるが近くには「横浜市最大の滝」もある。 池の霊験としては、…

やま喜フィッシングセンター(神奈川県横浜)

へら、金魚、鯉それぞれの専用池あり。各池ともに1時間から料金設定あり。 また南東に浄水池らしき施設も。

和泉川宮沢遊水地の四池(神奈川県横浜)

上池、鏡池、親水池、下池で構成。下池では釣りも 和泉川の洪水調節を担う遊水地であるが、宅地化が進む近隣市街地にあってオアシスのような場所にもなっている。上池、鏡池、親水池、下池という池がせせらぎで結ばれ、芝生広場や親水護岸もある。最下流部の…

鎧の渡し・首洗い井戸(神奈川県横浜)

NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で中川大志さんが演じ、猛将・知将として心に残った方も多いであろう畠山重忠。 その最後に際し、重忠の首を洗ったとされる場所であるが、もともとは井戸というより河原に水が湧き出る穴があったのだという。 河道が変化したと…

首洗井戸(神奈川県横浜)

鎌倉時代末期に後醍醐天皇の皇子として生まれ征夷大将軍にまで出世しながら、室町幕府始祖の足利家と対立し、陰謀の末に殺害された護良親王の首を洗ったとされる井戸。 現在は住宅地の中にある。 かたわらにある「四つ杭跡」の石碑は首を祀る祭壇にするため…

義経首洗井戸(神奈川県藤沢)

日本の歴史における悲劇のヒーロー、ここに マンションと住宅に取り囲まれた一角にある古井戸に、日本史上の悲劇のヒーロー源義経の首を洗ったという伝説が残る。 奥州で討ち取られた義経の首がここ藤沢にあるのも不思議な気がしたが、鎌倉で首実験のあと浜…

寒川神社の神池(神奈川県寒川)

源頼朝をはじめ小田原北条氏、徳川家からの信仰も厚かった寒川神社境内の寺社池。

にこっとちゃんの池(仮称)(神奈川県小田原)

70歳誕生日の紫たすきをした「にこっとちゃん」(2021年撮影) 70歳の小便小僧 小田原駅横の保線技術センター敷地内にある池で、敷地内は立入禁止ではあるが通り側から見ることができる。 この小便小僧、小田原駅開業30周年の昭和25年(1950年)生まれなので…

星月の井(星月井)(神奈川県鎌倉)

昼間でも水面に星が映った 「星月夜の井」や「星の井」という美しい異名もあり、千葉県の月影の井、福島県二本松の日影の井戸と並び「日本三井」とされる。 また鎌倉には歴史ゆかりの井戸も多く、「鎌倉十井」の一角をなす。 池伝説というか井戸伝説があり、…

箱根の森の池(仮称)(神奈川県箱根)

お玉ヶ池の左上に小さな池が見える 関所破りで打ち首になったお玉さんの池の上にもうひとつ池が? 江戸時代に奉公先から逃げて故郷をめざし箱根関所を迂回しようとしたお玉さんが捉えられ打ち首の死罪になった際、その首を洗ったとされるお玉ヶ池のどこか物…

お玉ヶ池(神奈川県箱根)

【おたまがいけ / 薺池(なずながいけ) / 奈津那ヶ池】2023年3月撮影 入り鉄砲に出女。関所破りと、お玉という奉公少女の悲劇 元禄十五年(1702年)春、街道の石畳を途方にくれて歩くまだあどけない顔の少女がいた。 江戸の奉公先から逃げて箱根までやって…

川名大池(神奈川県藤沢)

2023年(左)と2013年(右) 街中の「島」のような森で保全された池 この池を内包する新林公園は藤沢駅から1km圏内という市街地内にあるため、航空写真で見ると谷戸と森林が住宅地に囲まれた島のような様相になっている。かつては谷戸を潤してきた溜め池だっ…

夫婦池(神奈川県鎌倉)

【めおといけ / 夫婦池公園】 鎌倉山の歴史ある溜め池を公園に 鎌倉山の裾に江戸時代に築造された溜め池に由来する公園池。池名を冠した夫婦池公園として流れ込みの湿地とともに保全されており、上池と下池の2つの池からなる。 鎌倉山の歴史ある溜め池を公…

横浜自然観察の森 ヘイケボタルの湿地(神奈川県横浜)

2023年2月初旬、氷結していた。横浜自然観察の森の中にあるいたち川源流「ミズキの谷の池」の南150mほどの位置にある小さな池と湿地。水源は斜面から滲み出てくる天水で常時、水がたまっているようだが魚類は確認できなかった。 観察用に木道が敷設されてい…