神奈川県
団地の公園池らしからぬ独特のオーラが 弘法池公園という団地内の小公園になっている。それにしても軽々しい名ではない。弘法大師の名を冠した池は全国に点在するが、多くは杖のひと突きで泉がわき出し水不足に苦しむ村を救う、そんな池伝説になっている。 …
観光的ではないところで、じつはおもしろい芦ノ湖 日本の代表的湖沼23のひとつであり世界屈指の観光地でもある芦ノ湖は、「観光的ではない」ところでじつはけっこうツッコミどころがある。 まずこれだけ大きな湖なのに、めぼしき流入河川がない。しかも流出…
【水之尾水源池】2023年12月中旬の上水之尾用水溜池 山中にひっそりとたたずむ農業用の溜め池 水源の水くみ場 バーベキュー禁止に(2022年) かつてはヤマメが釣れたことも 取水設備? 流れ出し 案内板 生息魚類と釣査 2023年12月 インレット側で工事 2022年…
池のほとりにある「HOTORI席」。屋外テラス席の一番奥にある(2023年12月撮影) 釣り堀跡が、池のあるカフェ風のこだわりカレー屋に変身 カレー屋さんとコンビニに囲まれた池。 このあたりが釣り堀時代にはコンビニさえなかったので、ひさびさに来てみて、こ…
びんだらいけ。 この池は 鎌倉幕府開幕前の1180年、挙兵の際に源頼朝が禊ぎをしたとされている池跡。 現在は公道三叉路に池跡を示す標柱が立つだけなのでロストレイクといれる。 一帯は住宅地であるが近くには「横浜市最大の滝」もある。 池の霊験としては、…
へら、金魚、鯉それぞれの専用池あり。各池ともに1時間から料金設定あり。 また南東に浄水池らしき施設も。
上池、鏡池、親水池、下池で構成。下池では釣りも 和泉川の洪水調節を担う遊水地であるが、宅地化が進む近隣市街地にあってオアシスのような場所にもなっている。上池、鏡池、親水池、下池という池がせせらぎで結ばれ、芝生広場や親水護岸もある。最下流部の…
NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で中川大志さんが演じ、猛将・知将として心に残った方も多いであろう畠山重忠。 その最後に際し、重忠の首を洗ったとされる場所であるが、もともとは井戸というより河原に水が湧き出る穴があったのだという。 河道が変化したと…
鎌倉時代末期に後醍醐天皇の皇子として生まれ征夷大将軍にまで出世しながら、室町幕府始祖の足利家と対立し、陰謀の末に殺害された護良親王の首を洗ったとされる井戸。 現在は住宅地の中にある。 かたわらにある「四つ杭跡」の石碑は首を祀る祭壇にするため…
日本の歴史における悲劇のヒーロー、ここに マンションと住宅に取り囲まれた一角にある古井戸に、日本史上の悲劇のヒーロー源義経の首を洗ったという伝説が残る。 奥州で討ち取られた義経の首がここ藤沢にあるのも不思議な気がしたが、鎌倉で首実験のあと浜…
源頼朝をはじめ小田原北条氏、徳川家からの信仰も厚かった寒川神社境内の寺社池。
70歳誕生日の紫たすきをした「にこっとちゃん」(2021年撮影) 70歳の小便小僧 小田原駅横の保線技術センター敷地内にある池で、敷地内は立入禁止ではあるが通り側から見ることができる。 この小便小僧、小田原駅開業30周年の昭和25年(1950年)生まれなので…
昼間でも水面に星が映った 「星月夜の井」や「星の井」という美しい異名もあり、千葉県の月影の井、福島県二本松の日影の井戸と並び「日本三井」とされる。 また鎌倉には歴史ゆかりの井戸も多く、「鎌倉十井」の一角をなす。 池伝説というか井戸伝説があり、…
お玉ヶ池の左上に小さな池が見える 関所破りで打ち首になったお玉さんの池の上にもうひとつ池が? 江戸時代に奉公先から逃げて故郷をめざし箱根関所を迂回しようとしたお玉さんが捉えられ打ち首の死罪になった際、その首を洗ったとされるお玉ヶ池のどこか物…
【おたまがいけ / 薺池(なずながいけ) / 奈津那ヶ池】2023年3月撮影 入り鉄砲に出女。関所破りと、お玉という奉公少女の悲劇 元禄十五年(1702年)春、街道の石畳を途方にくれて歩くまだあどけない顔の少女がいた。 江戸の奉公先から逃げて箱根までやって…
2023年(左)と2013年(右) 街中の「島」のような森で保全された池 この池を内包する新林公園は藤沢駅から1km圏内という市街地内にあるため、航空写真で見ると谷戸と森林が住宅地に囲まれた島のような様相になっている。かつては谷戸を潤してきた溜め池だっ…
【めおといけ / 夫婦池公園】 鎌倉山の歴史ある溜め池を公園に 鎌倉山の裾に江戸時代に築造された溜め池に由来する公園池。池名を冠した夫婦池公園として流れ込みの湿地とともに保全されており、上池と下池の2つの池からなる。 鎌倉山の歴史ある溜め池を公…
2023年2月初旬、氷結していた。横浜自然観察の森の中にあるいたち川源流「ミズキの谷の池」の南150mほどの位置にある小さな池と湿地。水源は斜面から滲み出てくる天水で常時、水がたまっているようだが魚類は確認できなかった。 観察用に木道が敷設されてい…
桜のシーズンはお花見客でにぎわう岸根公園の篠原池。駅前にありアクセス性も抜群。
みょうこうち。 鎌倉・円覚寺の境内にある寺社池。ただし現在の池は古い絵図をもとに復元したもの。池景観で存在感を放つのは「虎頭岩」と呼ばれる大岩。役割としては寺社池ではポピュラーな放生池。 池に会うためには拝観料必要。以下、円覚寺オフィシャル…
びゃくろち。 開山にまつわる伝説を持つ国名勝の寺社池 臨済宗の大本山として、また世界的観光地として名高い円覚寺の門前に構える寺社池。京都の寺社池などでは、金閣の「鏡湖池(きょうこち)」、龍安寺の「鏡容池(きょようち)」など池名を音読みする例…
調整池全景。駐車場黄色のラインから右側が池の範囲。2013年撮影 千回来ても池と気付かず・・。教えてくれたのは、妻だった。 トライアスロンに打ち込んでいた数年間、トレーニング場所として自転車かランニング、あるいは両方で登坂することを日課としてい…
標高660mの箱根山上に熱帯魚「グッピー」が生息する池が! 箱根・伊豆方面の池にくわしい方から、箱根の仙石原高原にグッピーが生息する不思議な池があるとの情報をいただき、さっそく現地へ赴いたのが2020年晩秋。 標高の高い箱根にあって、熱帯魚が生息す…
【しんせいこ】静寂に包まれた厳寒期の震生湖(2023年1月撮影) 関東大震災によって生まれた天然湖 震生湖は、その名が示すとおり「震災」によって「生まれた」周囲長1kmの天然湖。この堰き止め湖は、秦野の市街地を見下ろす秦野丘陵に立地し、大地の溝に嵌…
名水の湧く「地獄」と、青い鯉 南足柄は明神岳の伏流水による豊富で良質な湧き水があり、この水を利用する大きな工場が集まっている。 この清左衛門地獄池という不思議な名の池もまた湧水による水源池であり、池端に立つ「第二水源地」の看板には「富士フイ…
池のある弁財天の入口は駅のホーム 駅のホームから参詣する金運アップの池 箱根登山鉄道の塔ノ沢駅プラットホームに参詣口がある、ちょっと変わった立地の深沢銭洗弁財天。 その名の通り、池で硬貨を洗うことでご利益が得られる神様が祀られている。駅には無…
モダニズム土木のダムが、こんな所に 富山の黒部川の発電用ダムについて調べていたときに、モダニズム建築の山口文象(やまぐちぶんぞう・1902〜1978)というダムデザインの凄腕の存在を知った。 彼がデザインしたダムが、何と観光地としても人気の箱根湯本…
しょうじんがいけ。池畔にある資料館の壁画 池畔に磨崖仏が集まる箱根の「地獄」 箱根駅伝の花、山上りの5区もクライマックス。山上りを終えて長い下りのストレートを芦の湯温泉を横目に通り過ぎると、だめ押しのようにもうひと上りする。駅伝選手であれば…
谷戸の最奥部をコンクリート堰体が堰く谷池タイプの洪水調節地。 入口のフェンスごしに堰体を見ることができるが中には入れない。一帯は横浜で貴重な谷戸の里山景観を残した「寺家(じけ)ふるさとの森」。 マークした場所は、熊の池。
「タマゾン川」から生態系を取り戻す試み 21世紀になって水質の改善により鮎ももどってきた多摩川。一方で「タマゾン川」と呼ばれるほどに熱帯魚をはじめ、捨てられた外来魚が生息し生態系が乱れが問題化していた。 事態を憂えたボランティアが、多摩川のほ…