水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

圓覚寺 白鷺池(神奈川県鎌倉)

びゃくろち。

開山にまつわる伝説を持つ国名勝の寺社池

臨済宗の大本山として、また世界的観光地として名高い円覚寺の門前に構える寺社池。京都の寺社池などでは、金閣の「鏡湖池(きょうこち)」、龍安寺の「鏡容池(きょようち)」など池名を音読みする例が散見されるが、ここも「しらさぎいけ」ではなく「びゃくろち」。
参道は池を橋で渡るスタイルになっている。(「偃松橋」※えんしょうきょう)
なお現在、池と寺の間にJR線が通っているが、もともとは線路敷地も池だったそうだ。なるほど線路側の岸はやや不自然に直線的に断ち切られているよう見えなくもない。
池名の由来は、開山の祖である無学祖元(仏光国師)が鶴岡八幡宮の化身である白鷺に導かれ、この池に達したとの言い伝えによる。
この池は国の名勝にも指定。
アクセスは北鎌倉駅を出てすぐ。円覚寺境内は拝観有料だが、この池は門前にあるため無料で観池できる。


踏切の向こうに白鷺池が見える。北鎌倉駅の改札を出てすぐ。






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