【きょうようち。おしどり池。龍安寺】
ミステリアスで枯淡な「石庭(せきてい)」で世界的に有名な龍安寺境内の回遊式庭園池。
池が築造されたのは平安時代。おしどり池という愛称もあるほど、オシドリが名物。
岸は石組みの垂直護岸の部分が多く、庭園池としてはやや硬い表情。
社をのせた小島に石橋が渡され、舟泊、水没鳥居、鳥のお立ち台、水分石(みくまりいし)といった脇役たちが目を楽しませてくれる。池畔には、湯豆腐を供する茶屋もあり一興。湯豆腐1,500円はけっこうなお値段ではあるが、このあたりは京湯豆腐の本丸、いつか入ってみたい。
京都の寺社池めぐりをしているといつも思うことだが、ここもまた鳥瞰図の案内板が芸術レベルで素晴らしい。