水辺遍路

実踏・日本の湖沼 8,700湖

山形県

鏡沼(山形県川西)

堰体側の釣り人。自由な感じの良い池だ山形の米沢は江戸時代には旱魃や冷害による激甚な飢饉に見舞われた地域。一帯は、堤、池、ため池、沼の付く池名が混在する。実際、原田城趾をのせた丘の足もとに控えた鏡沼のすぐ上にあるのは、新八堤。これほどのシェ…

新八堤(山形県川西)

ダリア園の開園期間は8月1日から11月3日。 堰体の後法面が川西ダリア園のイベントスペースの雛壇として改造されているが、溜め池の構造をしっかりと残している。 底樋門のスルースゲートを開閉するスピンドルハンドルが水面から突きだしており、この無雑作…

古峯堤(山形県南陽)

栃木県鹿沼の古峯(ふるみね)神社の火伏せの神様をこの池の島に勧請したようである。 中の島に向かって池の両岸から細い回廊のような堤が伸びていて、事実上、池を二分している。もっとよく見ておくべきだった。中学校側に神社への入口があるようだ。 2018…

丸堤(山形県南陽)

池のほとりが防災センターの広い駐車場になっている。 宅地との境界もどこかゆるく、だら〜っと池が広がっている。丸堤という名から、皿池タイプの溜め池と思われる。 マークした場所は駐車場。

池の平池(山形県鶴岡)

枝道を進んだ先の先、どんづまりの山あいにたたずむ円形の池。 細長い形状の池であれば、両岸に山が迫る谷池と分かる。しかし、山の中にあるのに円形の池となれば、まったく話は違う。 山深くに奇跡のような地形がなければ円形の池は生まれない。しかも、池…

八久和ダム(山形県西川)

やくわだむ。 なかなか到達できなかった秘境ダム。 東北電力の発電専用ダムで、重力式コンクリートの堤体は100m近い高さがある。しかし一体ぜんたい、これだけのダムを造る重機や資材をどうやって運んだのかと思うぐらい、アプローチ路が狭い。 月山ダム側か…

地蔵池(山形県西川)

紅葉の名所「月山山麓の地蔵沼」という言葉がネットでは多く見られ、Google マップでも「地蔵沼」と記載されていることからやや混乱気味だが、「月山山腹の地蔵池」とするのが現実に即していようか。 必ずしも決定打とはいえないが現地の案内板には「地蔵池…

ブス沼(山形県西川)

名水百選にも選ばれた月山湧水群のエリアには大小の池が見られるが、石跳川が穿った谷によって水脈としては分断された先の、湯殿山の山腹に広がる高原にあるのがブス沼。 積雪期にスキーのクロカンルートとしてブス沼は認知されているようだが、登山路がない…

カワクルミ沼(山形県西川)

名水百選にも選ばれた月山湧水群のある月山南麓エリアには大小の池が見られる。 山形県立自然博物館のネイチャーセンターに登山口があり、カワクルミ沼まで登山道でおよそ1km、1時間ほど。 月山は北麓側から山頂にかけても、八合目のいろは四十八沼、無量の…

鶴間池(山形県西川)

鳥海山南麓に穿たれた断崖の大地溝の底に、鶴間池がたたずむ。道路は左の崖上のへりを進んでいる 「シシ神感」は東北トップクラスの山池 東北一の高峰にして百名山である鳥海山の裏参道「鳥海高原ライン」のつづら折りを曲がるたびに標高が上がっていく。こ…

藤田溜池(山形県河北)

現地の干害防備保安林の標識看板には「藤田ダム」と記されていたが、確かにハイダムスペックを満たすアースダムの堰体が堰く農業用溜め池。 果樹園と丘陵林に囲まれたのどかな雰囲気の中、階段状護岸もありオカッパリもしやすい好釣り場にもなっている。対象…

水窪ダム(山形県米沢)

【みずくぼだむ。豊穣の湖】 悲願だった米沢の水がめ 保水力に乏しい吾妻山山系に大きなクサビを打ち込み、生産性の低かった米沢の農業に黎明を、との積年の思いを結集させて造られたロックフィルダムによる貯水池。 その名も「豊穣の湖」 農業用水中心だが…

逆沢ため池(山形県米沢)

【さかざわためいけ。逆沢堤、逆沢池とも】 江戸時代の米沢藩主・上杉鷹山の施策として開始された食用鯉の養殖は領民の重要なたんぱく源となっていた。 米沢鯉は現在も地域の特産物であり、正月料理に欠かせない食材となっているそうだ。 逆沢ため池は2013年…

釜ヶ島池(山形県米沢)

ブランド鯉? 米沢鯉を生産する「鯉の宮坂」が所有する三つの養殖池のひとつ。 もともと米沢鯉は、名君・上杉鷹山が飢饉に喘いでいた米沢藩の領民の新たなタンパク源にしようと、福島の相馬から取り寄せた稚魚をお堀で育てた歴史があるそうだ。 養殖池といえ…

トトロの森の棚池(仮称)(山形県米沢)

池に映った「逆さトトロ」米沢藩は江戸時代に激しい飢饉に何度も苦しめられた。そんな中、豊穣を願い里山に鎮守の神様を祀った。 それが現代になって、水田の中にぽつんと残された鎮守の森の形がトトロに似ているとなって話題になる。じつはトトロの耳にあた…

松沢溜池(山形県上山)

大正時代築造のダムスペックの農業用ため池。池の下にはサクランボ畑が広がる。 2017年に大規模改修で洪水吐にラビリンス堰を設置。この越流堤は小さなスペースで効率的な排水効果を期待できる新鋭。この工事の際に池の水をすべて抜いた。 二車線の広域農道…

小穴沢ため池(山形県上山)

農道から堂満山を背景に一幅の絵になる野池。 小バスの活性がものすごく、スピナーベイトに引率される園児のごとく追い食いしてくる。あまりに小バスばかりなのでスピナベを大きくしてサイズアップをはかったものの、最大でも20センチどまりだった。 より大…

月山湖(山形県西川)

【がっさんこ。寒河江ダム】まるで要塞。でもこれはダム本体とは別の洪水吐だったりする。 「月山ダム」と「月山湖」は、まったくのベツモノ。 名前も似ているし地図上では隣合っているように見える月山湖と月山ダムだが、実際に現地に行ってみると800年の歴…

たらのき代ダム(山形県鶴岡)

「梳代ダム」という記載がネット上には散見されるが、「梳」の字は「髪の毛を梳(す)く」というふうに使う字であり、「たらのき」とは意味がまったく異なるので誤りだろう。 現地の看板にあった字は「木」へんに「荒」。「梳」とよく似ているが、「たらのき…

新落合ダム(山形県鶴岡)

ダム管理所に「赤川ダム管理所」と記されていたので、てっきり赤川ダムという名かと思っていたが、ダム名は新落合ダムだった。 発電用の小堰堤という雰囲気だが、橋が正面にあるのでダムファンにとっては撮影にうれしいダムだろう。 一方、ダム周辺で釣りは…

一の沢溜池(山形県東根)

2019年秋に訪れた際は完全水抜きが行われていた。鉄塔のような取水塔がカッコいいひとことでいえば、殺気立つ迫力といおうか。堰体には殉職者慰霊碑があり、キワキワの地形にキワキワの池を造ったことが窺える。 一の沢溜池のほか、一の沢ダム、一の沢池、一…

楯岡浄水場(山形県村山)

村山市の古い水道水源池である幕井貯水池の下にある浄水設備。 平成四年に現役は退き、レトロな雰囲気の建屋を残しつつ浄水用の沈澱池はどれもからっぽで水がない状態。 幕井貯水池とともに産業遺構としての保存・公開を期待したい。せっかく深さのある池な…

山形の湖沼群(山形県)

西蔵王高原と三本木沼(2017年5月撮影) 釣り人を魅了する高原湖沼から、足で楽しむ蔵王の山池まで多彩 【百名山】蔵王の山池群 【東部】蔵王西麓にひろがる高原湖沼群。 【西部】魅惑の白鷹湖沼群。 【中心部】山形市街エリアの湖沼 アーカイブス 釣り人を…

幕井貯水池(山形県村山)

村山市の古い水道水源池。昭和初期に築造。池の規模に対してみればかなり立派な取水塔。赤屋根もかわいらしい。 池の下の楯岡浄水場もレトロな雰囲気だが、平成4年に休止となっている。現在、村山市の水道は寒河江ダムなどを水道水源にしている。 いわば隠…

白水川ダム(山形県東根)

【しろみずがわだむ。白水ダム公園】 東根といえば、さくらんぼの産地として知られるが、果樹園への農業用水を目的として、甑岳からの水を堰き貯めている県営ダムが白水川ダムである。 農業用ダムではあるが、6つの湖畔広場があり、キャンプ場も用意されて…

ドッコ沼(山形県山形)

ドッコ沼は数ある蔵王の山池のなかでも、盟主たる存在感を放つ池である。 観光地として開発されていることもあるが、湖面標高1,264mの山池としてはオープンで明るい雰囲気だが、かつては竜の棲む沼だったという。修行で蔵王入りしていた覚山法師が、この沼の…

細沼(山形県山形)

蔵王の山池のひとつ。 盟主たる存在感のドッコ沼の近く、三五郎小屋の横手にあり、うっそうとした感じの池である。 その立地から三五郎小屋の用水として利用されていたとも考えられる。ドッコ沼と細沼を描き入れた。ちょっとずつ描いているうちに秋になって…

片貝沼(山形県山形)

蔵王の山池の中でもハイライトといえる片貝沼は、駐車場からもほど近く、手軽に幻想感の漂う池空間を味わうことができる。 紅葉が終わるころには水底に落ち葉が敷き詰められたようになり、また違った表情を見せてくれるが、こうして植物が腐敗せずに底に堆積…

目玉沼(山形県山形)

蔵王の山池のひとつ。 トニー・ザイラー氏顕彰碑のあるパラダイスゲレンデ横に、片貝沼、メダマ沼、ウツボ沼の三池に至るハイキング路入口があり、駐車場、トイレも用意されている。 めだま沼は片貝沼とうつぼ沼の間に位置し、山腹のくぼ地に水面をたたえて…

うつぼ沼(山形県山形)

蔵王の山池のひとつ。 トニー・ザイラー氏顕彰碑のあるパラダイスゲレンデ横に、片貝沼、メダマ沼、ウツボ沼の三池に至るハイキング路入口があり、駐車場、トイレも用意されている。 うつぼ沼は三池では一番奥に位置し、往復30分ほど。 くぼ地にある池のほと…