水辺遍路

実踏・日本の湖沼 7,750湖

山形県

一の沢溜池(山形県東根)

2019年秋に訪れた際は完全水抜きが行われていた。鉄塔のような取水塔がカッコいいひとことでいえば、殺気立つ迫力といおうか。堰体には殉職者慰霊碑があり、キワキワの地形にキワキワの池を造ったことが窺える。 一の沢溜池のほか、一の沢ダム、一の沢池、一…

楯岡浄水場(山形県村山)

村山市の古い水道水源池である幕井貯水池の下にある浄水設備。 平成四年に現役は退き、レトロな雰囲気の建屋を残しつつ浄水用の沈澱池はどれもからっぽで水がない状態。 幕井貯水池とともに産業遺構としての保存・公開を期待したい。せっかく深さのある池な…

山形の湖沼群(山形県)

西蔵王高原と三本木沼(2017年5月撮影) 釣り人を魅了する高原湖沼から、足で楽しむ蔵王の山池まで多彩 【百名山】蔵王の山池群 【東部】蔵王西麓にひろがる高原湖沼群。 【西部】魅惑の白鷹湖沼群。 【中心部】山形市街エリアの湖沼 アーカイブス 釣り人を…

幕井貯水池(山形県村山)

村山市の古い水道水源池。昭和初期に築造。池の規模に対してみればかなり立派な取水塔。赤屋根もかわいらしい。 池の下の楯岡浄水場もレトロな雰囲気だが、平成4年に休止となっている。現在、村山市の水道は寒河江ダムなどを水道水源にしている。 いわば隠…

白水川ダム(山形県東根)

【しろみずがわだむ。白水ダム公園】 東根といえば、さくらんぼの産地として知られるが、果樹園への農業用水を目的として、甑岳からの水を堰き貯めている県営ダムが白水川ダムである。 農業用ダムではあるが、6つの湖畔広場があり、キャンプ場も用意されて…

ドッコ沼(山形県山形)

ドッコ沼は数ある蔵王の山池のなかでも、盟主たる存在感を放つ池である。 観光地として開発されていることもあるが、湖面標高1,264mの山池としてはオープンで明るい雰囲気だが、かつては竜の棲む沼だったという。修行で蔵王入りしていた覚山法師が、この沼の…

細沼(山形県山形)

蔵王の山池のひとつ。 盟主たる存在感のドッコ沼の近く、三五郎小屋の横手にあり、うっそうとした感じの池である。 その立地から三五郎小屋の用水として利用されていたとも考えられる。ドッコ沼と細沼を描き入れた。ちょっとずつ描いているうちに秋になって…

片貝沼(山形県山形)

蔵王の山池の中でもハイライトといえる片貝沼は、駐車場からもほど近く、手軽に幻想感の漂う池空間を味わうことができる。 紅葉が終わるころには水底に落ち葉が敷き詰められたようになり、また違った表情を見せてくれるが、こうして植物が腐敗せずに底に堆積…

目玉沼(山形県山形)

蔵王の山池のひとつ。 トニー・ザイラー氏顕彰碑のあるパラダイスゲレンデ横に、片貝沼、メダマ沼、ウツボ沼の三池に至るハイキング路入口があり、駐車場、トイレも用意されている。 めだま沼は片貝沼とうつぼ沼の間に位置し、山腹のくぼ地に水面をたたえて…

うつぼ沼(山形県山形)

蔵王の山池のひとつ。 トニー・ザイラー氏顕彰碑のあるパラダイスゲレンデ横に、片貝沼、メダマ沼、ウツボ沼の三池に至るハイキング路入口があり、駐車場、トイレも用意されている。 うつぼ沼は三池では一番奥に位置し、往復30分ほど。 くぼ地にある池のほと…

いろは沼(山形県上山)

いろは沼蔵王の山池のひとつ。 トドマツの樹氷原である観松平には、いろは沼(群)とひょうたん沼が観光スポットとして木道や見晴らし場が用意されている。 一般的には蔵王ロープウェイ山麓線の樹氷高原駅下車から、ユートピア夏山リフトの終点から蔵王観松…

ひょうたん沼(山形県上山)

蔵王山腹湖沼群のひとつ。 トドマツの樹氷原である観松平には、いろは沼(群)とひょうたん沼が観光スポットとして木道や見晴らし場が用意されている。 一般的には蔵王ロープウェイ山麓線の樹氷高原駅下車から、ユートピア夏山リフトの終点から蔵王観松平一…

若畑沼(山形県尾花沢)

未到達池である。アプローチ路が分からないので、今回は空撮で状況を確認した。 若畑沼は凝灰岩層の土壌に水がたまった天然湖沼。近くの長沼や県境を越えた魚取沼など一帯の沼沢群はイワナとテツギョが群生していたとされる。ただ若畑沼と長沼では2008年の県…

沼沢沼(山形県東根)

沼沢沼へのアプローチ機材はtern社製verge 8speed。娘がバイト代を貯めて買った機材を借りた。撮影機材はiphoneX 憧憬の秘湖、折りたたみ自転車で到達! この池は長らく私にとって憧憬の秘湖であった。 山本山のような名もいい。思い出深い高知県室戸の幻の…

稗畑沼(山形県天童)

ひえはたぬま。モリアオガエル生息地の稗畑沼。留山川ダムとは直線距離で500mほどしか離れていないが、アプローチルートはまったく別となる留山川ダムに行った際に、アプローチ路入口駐車スペースにあった田麦野集落の案内板に、モリアオガエルも生息する地…

留山第四ダム(山形県天童)

マディーレイクでいい雰囲気。砂防ダム湖であるが直下は天留湖(留山川ダムの貯水池)が広がるもともとはカーナビに出ていた「留川ダム」をめざしていたところ、少し手前の場所に立派な重力式コンクリートダムがそびえている。 ダム標識を見ると、カーナビに…

留山川ダム(山形県天童)

【とめやまがわだむ。天留湖】 天童市が管理する重力式コンクリートダム。現地のダム案内板には「生活貯水池」とあった。市営の生活貯水池、という字面からは想像できないほど立派な多目的ダムである。流量調節により、コイ、フナ、ウグイ、イワナのほか、カ…

新鶴子ダム(山形県尾花沢)

鶴子の集落からまっすぐ正面に峙つのは、100m級のロックフィルダムの威容 日本最大級。堤高100m級の農業用ダム。 令和の時代となったが、貯水池名は「平成の湖(へいせいのみずうみ)」。 国直轄の農業用ダムとして建設されたが、現地の案内板に記された管理…

大谷地沼(山形県尾花沢)

大正浪漫で人気の高い銀山温泉については銀山ダムのページでも紹介したが、山奥の谷間にあるこの温泉街に迫る山斜面を這い上る道がある。 舗装はされているものの離合困難な箇所も多く、カーブミラーも壊れたままの峠越えの道は、新鶴子ダム下の集落へとつづ…

紅花資料館の堀(山形県河北)

河北町紅花資料館。 紅花の産地、河北町の観光拠点。江戸時代に紅花で財をなした豪商の屋敷跡地に土蔵や堀が残る。平成天皇も御幸した。 冬期は雪の庭園のイルミネーションも。 駐車場無料。入場有料。駐車場。 案内板。 マークした場所は駐車場。

洗馬丁溜池(山形県村山)

せんばちょうためいけ。 名前が魅力的だが、湖相、堰体の見ごたえといい、期待を裏切らない。 ただアプローチ路が少し分かりにくい。二車線路の県道300号から1.5車線路の舗装林道に入り3kmほど進むと、右手に池へのアクセス路がある。ダートとなるが500mほど…

平田溜池(山形県河北)

へいたためいけ。 村山葉山はすり鉢のような不思議な形状の山頂をもち土地では古くから霊峰とされてきた。平田溜池は、葉山の東麓に一列に並ぶダムクラスの溜め池のひとつ。 堰体に高さがあり池を囲む山なみが低く見えるのは、この一帯のダムスペック溜め池…

塔の沢ダム(山形県村山)

とうのさわだむ。塔ノ沢溜池。 1.5km北にある白石山ダムとよく似た立地と雰囲気をもち、ダムスペックのアースダムが堰く点も同じ。カエルのキャラクター入りの「入っちゃだめ」警告看板も同一のもの。設置者は村山西部土地改良区。 ただしこちらのアプローチ…

白石山ダム(山形県村山)

しらいしやまだむ。白石山溜池。 ダムスペックのアースダムが堰く吟醸感のある溜池。 周長500mに満たない池に対して16mもの堰体に驚く。池を囲む森はむしろ低めで空が広い。山の頂近くに無理に池を造った苦労がしのばれる。 堰体には南にある塔の沢ダム(塔…

引竜湖(山形県河北)

ひきりゅうこ。引竜第二ダム。 引竜湖は引竜第二ダムによる貯水池の愛称。湖というほどではなく、少し大きめの溜池の様相であるが、赤い管理橋が渡された取水塔が目をひく。 引竜第二ダムと名付けられた堰体の一部に「引竜交流広場」と名付けられたミニグラ…

土ヶ沢溜池(山形県村山)

引竜湖の北東に位置する。 訪れた際はマディーな水質だったが雨後のせいかもしれない。大胆にV字形に切り欠いた堰体が特徴的。小さな池なので少々の雨であれば枡形の洪水吐でこと足りるのだろうが、急激な豪雨では役不足にも見える。十年に一度といった豪雨…

通越堤(山形県酒田)

とおりごえつつみ。 酒田野池群のひとつ。ダム便覧の記載はないが、ダムスペックを満たしていそうな堤高がある。 右岸側に未舗装林道が通り、インレット側に未舗装ながら広めの駐車スペース。そこからボートスロープが湖面へとつづくが、車止めもある。 池を…

村山葉山山麓の溜池(山形県河北)

よく見ると「つり禁止」の文字の上に、小さく「冬期間」とある。村山葉山は火山を思わせるすり鉢のような神秘的な形状の山体をもち、土地では古くから霊峰とされてきた。 この葉山連山の東麓に、南北一列に小規模ダムがずらりと並ぶ。そのひとつがこの項で紹…

楯山溜池(山形県大江)

たてやまためいけ。楯山公園。左沢楯山城趾。楯山公園から見おろす最上川の大屈曲 交通の要衝にして天然の要害。中世城郭跡にあるダムスペックのため池。 最上川の大屈曲を眼前に見おろす爽快さ。楯山公園のある段丘の上には、かつて寒河江大江氏によって築…

あやめ池(山形県大江)

楯山公園。左沢楯山城趾。 国道沿いにある楯山公園駐車場から、ショートカットルートだと100mほど、ゆるやかな迂回路では400mほど歩く。(分岐点は下写真)あやめ池はキャンプ場の林間内にたたずむ池で、少年少女の林間学習の一環だろうか、浮子桟橋のような…