水辺遍路

実踏・日本の湖沼 8,400湖

九州

星池(長崎県対馬)

【あれのほしいけ。阿連の星池】 対馬唯一の天然湖沼? 島のほとんどを400〜500m級の峰を連ねた山地が占め、リアス式海岸によって深く複雑に折りたたまれた海岸は総延長915kmにもなる一方、白砂を弓なりに引くビーチはほとんどない。よって島嶼でよく見られ…

佐須ダム(長崎県対馬)

対馬唯一のヤマメ生息河川だけに、このダム湖には誰も見たことのない対馬サクラマスがいる可能性も? 長崎県のオフィシャルサイトドメイン内のコンテンツ「ながさき水源の森」の中で、「佐須ダム」の名が記されているほか、2020年時点のGoogle マップではイ…

増田川ダム(長崎県対馬)

無名の砂防ダムかと思ったが念のため撮影しておいてよかった。堰体の上に小さく見えるハンドル・・これがきっかけとなり・・対馬島の厳原にある久田地区の水道水源。 砂防ダムタイプだが堰体上に水色の取水操作ハンドルが見える。獣除けフェンスなどで近づけ…

鳴川ダム(長崎県対馬)

対馬の北の玄関口を支える上水道水源 対馬の日本国内向けの表玄関が厳原港なら、島北部に位置する比田勝の港は韓国からの表玄関。なんといっても日本本土より韓国の方が近く、町のさまざまな標識はハングル語併記が標準。 小さな港町なのに国際フェリーター…

金石城庭園の心字池(長崎県対馬)

17世紀に造られたお城の庭園池。 戦国時代に築城された金石城跡(かねいしじょう)と宗家の菩提寺である万松院が並び、17世紀に築造されたという庭園池もよく保存整備されている。 しかし平成4年の発掘調査までは「殿様の池」という口伝が残る程度で姿も大…

対州鉱山の池(仮称)(長崎県対馬)

山腹にラピュタ感のある建物対州鉱山は1973年に閉山した亜鉛鉱山。 対馬筆頭格の河川である佐須川沿いに鉱山事務所があり、閉山してから半世紀近くがたった今も鉱毒管理が行われていて、敷地内に入ることもできず、池にも会えなかった。 当初は採掘跡湖かと…

上対馬総合運動公園の池(長崎県対馬)

対馬島の北部、上対馬の数少ない公園池。 公園池でありながら水路で海と通水した汽水の池らしくハゼ、カニを確認。 対馬にはツシマハゼ(アシシロハゼ)という固有種も生息しているようだが、この池にいる魚はとにかく動きが早くて写真におさめるのが難しい…

津和溜池(長崎県対馬)

対馬で会った中では、唯一、里池の表情をもつ池だった 対馬唯一の「里池」 耕地の奥に里池の風情をたたえた溜め池を発見。 明瞭なる堰体構造と選択取水のための斜樋、そしてシンプルな階段状の池栓。これぞ対馬の溜め池。 里池らしい里池は対馬では唯一かも…

長板浦の溜池(仮称)(長崎県対馬)

北に対馬やまねこ空港をのせた台地、西は浅茅湾(あそうわん)のリアス式海岸が切り込むように迫る地形にあって、対馬最大級のレジャー施設群のグリーンピア海浜公園が池に隣接している。 この公園には、温泉、ふるさと伝承館、温水プールがあるほか、市営渡…

志賀ノ鼻台場池(仮称)(長崎県対馬)

満潮時は水も豊かだが離島・対馬の表玄関である厳原(いづはら)港。 福岡とを結ぶフェリーや高速船が桟橋に並ぶ。長崎県に属する島だが、飛行機も船も福岡とを行き来するものが圧倒的に多い。 この港を見渡せる志賀ノ鼻大橋のたもとに、潮だまりとも入り江…

小浦ダム(長崎県対馬)

対馬島内に四つある重力式コンクリートダムは、いずれも県営の多目的ダム。 なかでも小浦ダムは新しく、いかにも平成の重力式コンクリートダムといった顔だち。階段状になった犬走を両サイドに持ち、垂直にすっと立った監査塔が中央寄りにアクセントとなって…

鶏知ダム(長崎県対馬)

けちだむ。 海流の名前にもなっている対馬(対馬島)は日本本土より韓国の方が近い離島。 そんな立地から歴史的に朝鮮半島、近年では韓国との交流が深く、島のレンタカー客の99%は韓国人観光客だったという。島内の標識や案内も日本語とハングル語の併記が…

籾ノ粉池(福岡県北九州)

九州へらぶな釣り連合会のホームページでも紹介されている釣り場だったが、訪れたときには釣り禁止・立入禁止となっていた。 池岸に朽ちたヘラブナ釣り台が往年の釣り場であったことを物語る。

豊前坊池(福岡県北九州)

ヘラブナ、ブラックバスの好釣り場だったが、現在はフェンスで囲まれ立入禁止看板あり。

男女岳ダム(長崎県壱岐島)

めおとだけだむ。 壱岐島のダムでは異端的なウェルカム感。 ダム湖周辺が男女岳公園として整備されており、誰にも媚びず黙々とおのれの仕事だけしている感じの壱岐のダム群にあっては、異例ともいえるウェルカム感。 男女と書いて「めおと」と読ませる。変わ…

伊岐佐ダム(佐賀県唐津)

いきさだむ。 左伊岐佐川を堰いて洪水調節、上水道・農業用水の供給も担った県営の重力式コンクリートダム貯水池。町からそんなに離れているわけではないのに、深山幽谷の空気。 堰体からわずか300m下流に「日本の滝100選」に入っている見帰りの滝があり、味…

壱岐島の池群(長崎県壱岐)

壱岐島の生池(なまいけ)は、生池城との関係や伝説を拙著『日本全国 池さんぽ』の第六章「城池さんぽ」にて紹介させてもらった 壱岐島の池群の概況 長崎県全体の6割にあたる280基もの古墳がひしめくまほろばの王国・壱岐島は、小さな丘陵と平地が交互に入…

梅ノ木ダム(長崎県壱岐)

壱岐島屈指の巨大アースダム。 農業用ため池だが堤高は何と33mもある。離島にこれだけのダムを造るには苦労も大きかったろう。堰体にある顕彰碑には建設を指揮した奥村組への感謝が綴られている。大手建設会社の名を挙げて感謝を捧げる碑もめずらしい。 この…

山田ほ場の池(仮称)(長崎県壱岐)

壱岐の野池の中でも、素朴で親しみやすい表情をした農業用の溜め池で、まったりとした雰囲気に島池の趣きがある。 池名が分からないのが残念だが、取水設備横に「山田ほ場整備記念碑」が立つ。「ほ場」とは、かんがい設備を整えた農地の総称。 壱岐のような…

池神社横の池(仮称)(長崎県壱岐)

壱岐の野池群のひとつ。 池神社なるものをGoogleマップで見つけたので赴いてみたが、工事をしていて近づけなかった。池神社、いったいどこ? 池は周辺農地より低いくぼ地にあり、コンクリート護岸が目立つ。 心躍る池というわけでもないが、池神社に拝謁する…

佐賀江湖(佐賀県佐賀)

さがえご。公園の外堀のような位置にあり、公園内の池とは水門とポンプで通水。 日本で唯一の特殊地形が生んだ「江湖(えご)」という水利文化 6時間ごとに数メートルも水位が変わる川 蓮池公園を東西から囲み、外堀のように配された池だが、「佐賀江湖跡」…

蓮池公園の池(佐賀県佐賀)

生粋の公園池としては最古クラス? 蓮池公園は当初、蓮池という池の名を冠した公園かと思ったが、佐賀江川をはさんで向かい側に蓮池城という城があり、そもそも藩の名が蓮池藩だった。蓮池は現在は町名にもなっている。 ということで、この立派な公園池の名…

門野田貯水池(長崎県壱岐)

かのんだちょすいち。 メジロの里「壱岐やぶ椿の森」として地図に載っているものの、なぜか池としては地図に記されていない。 この池を堰くのは立派な重力式コンクリートダムではあるが、その堤高は14.1m、ハイダムスペックには、わずか90センチ足りない。そ…

大塚溜池(福岡県糸島)

いくつか見てまわった中では糸島の半島部では、もっとも雰囲気のある溜め池だと思った。 注目したのは堰体直下にある水路。枡状の小さな池で一度、水流を落ち着かせた上で、先に二つに分かれた分水路に公平に水が配分できるよう工夫されている。 そんなとこ…

ケンの池(長崎県壱岐)

【けんのいけ。剣の池】辰ノ島とケンの池。内側は穏やかなビーチ、外側は断崖という恐るべき地形の島。さまざまな曰くつきの無人島にあって、壱岐の支配者だったカザハヤ王の宝を沈めたといわれる池伝説とともに長く謎に包まれたケンの池だが、2008年ごろに…

イルカ池(長崎県壱岐)

1980年前後に、この離島から世界を揺るがした壱岐イルカ事件。 壱岐島北部の勝本の漁民が、ブリの漁獲に大打撃を与えたイルカの大群来襲に対して懸命の駆除作戦を開始。 イルカ追い込み漁で有名な和歌山県太地への研修で得た追い込みの技術も当初はなかなか…

アザメの溜め池(仮称)( 佐賀県唐津)

江戸時代にタイムスリップ。感涙モノの池の栓。 松浦川の河川敷に、国土交通省と地域社会とが協働して氾濫原としての湿地を再生させ、水をめぐる生活文化、昔ながらの環境再生をめざして整備され、2017年に土木学会デザイン賞を受けたのがアザメの瀬。 再生…

アザメの瀬の上池( 佐賀県唐津)

松浦川の河川敷に、あえて洪水時に水があふれだすエリアを設けたのがアザメの瀬。園内には以下の6つの池があるとされるが、その内訳は、上池、下池、トンボ池と大小三つの三日月湖のようだ。 これに蓮田と棚池と溜め池を加えれば、計9つの池があることにな…

アザメの瀬の蓮田( 佐賀県唐津)

蓮田は溜め池の堰体直下に造られている。蓮田の下には駐車場とビジターセンターの建物松浦川の河川敷に、あえて洪水時に水があふれだすエリアを設けたのがアザメの瀬。 地域の子どもたちの環境・防災の学習の場としての役割も担っており、蓮の育苗には地元の…

アザメの瀬の棚池(仮称)( 佐賀県唐津)

石組みで造られた棚田の最上段が棚池になっていた松浦川の河川敷に、あえて洪水時に水があふれだすエリアを設けたのがアザメの瀬。 九州大学がジョイントし、地域の子どもたちの環境・防災の学習の場としての役割も担っている。 氾濫原の湿地から高台に向け…