水辺遍路

実踏・日本の湖沼 8,000湖

新潟県

細池と牛池(新潟県糸魚川)

池の水源や、三つの池の通水関係は、いずれも成因である大規模な土砂崩れと地下水脈にある。川に向かってなぜ流れ出していないのかなど、地形的な不思議と魅力がある。再調査して報告したい 地形愛と地酒愛 地酒の銘柄にもなっている「月不見の池」。 その月…

びょうぶ岩の池(仮称)(新潟県妙高)

信越トレイル池群のひとつといってよかろうか。 屏風のような岩壁にぽっこりと丸い穴が穿たれ、平丸川が無名の滝となって流れ落ちている奇景に思わずクルマを停止。 都合よく、びょうぶ岩公園の駐車場があったので、クルマを降りて遊歩道を歩いてみた。 する…

花立用水水源池(新潟県妙高)

新潟県と長野県の県境をなす稜線を縦走する信越トレイル。 野尻湖から斑尾高原の希望湖を経て桂池、茶屋池、野々海池と、峠前後に個性的な池が連星のように連なる。 いつか「信越トレイルの池群」として鳥瞰図とともにまとめたいと思っているが、いまだ道半…

お松の池(新潟県南魚沼)

弁天島と遊歩橋上の原高原にある池。 池名からも察せられるように、池に身を投げたお松さんにまつわる民話が残る。 姑に厳しい職業訓練を受けた嫁が身を投げるという基本プロットは、遠く離れた神奈川県の小松ヶ池(お松ヶ池)もまったく同じで興味深い。 周…

銭淵(新潟県南魚沼)

ここでも歴史の歯車の一枚が 公園名にもなっている銭淵は、もともとは山にあたって屈曲した魚野川が淵となった部分。坂戸城の外堀の役目もしていた。平成8年の河川改修によって公園要素として残された。いわば河跡湖といえよう。 坂戸城主と千手城主が舟遊…

水字型池(新潟県南魚沼)

銭淵公園は魚野川の岸近くにある親水公園。 園内にある銭淵と水字形池の二つの池は、もともと魚野川が大きく屈曲した部分で、坂戸城の外堀の役目もしていた。平成8年の河川改修によって公園要素として残された。いわば河跡湖といえよう。 池名は作庭法に見…

白池(新潟県糸魚川)

雨飾山を背負った白池百名山・雨飾山の下っ腹に広がる台地状の山麓に、白池、角間池、蛙池の三池があり、雨飾山麓しろ池の森という自然公園として遊歩道や駐車場などが整備されている。 近年は雨飾山の秀麗な姿をコバルトブルーに映す絶景スポットとして知ら…

鏡ヶ池(新潟県十日町)

この池にまつわる伝説、母を思う姫が身投げをした悲話をもとにした謡曲や古典落語の「松山鏡」の舞台となっていることもあって、鏡ヶ池公園として駐車場、トイレも整備されている。 今でこそ周囲長80mほどの円形の小池だが、昔は2千平方メートル、スカイツ…

とら堤(新潟県村上)

【とら堤公園。とら池】 それはイジメではなく殺人です。 池名を冠したとら堤公園として親水公園化され、水上デッキ(現地案内板では「水上遊歩道」と記載)、あずまや、駐車場が整備。 管理者は、神林村役場とともに「とら堤愛好会」なる団体が連名となって…

柳市池(新潟県長岡)

長岡市八方台いこいの森キャンプ場の隣接した山上湖。こんなにいい池なのに、ほとんど情報がない長岡市八方台いこいの森というキャンプ場の借景要素になっている池が山の中腹に肩を寄せ合っている。柳市池、柳池、長池ともうひとつの池の合わせて四つ。 池自…

川西ダム(新潟県十日町)

かわにしだむ。アースダムながら、さすが全国10位だけあって、インクラインも備えるアースダムとして全国10位タイの高さをもつだけに、土盛り堰体愛好家(?)にとっては見逃せない池である。 アースダムは現代技術が取り入れられているとはいえ、奈良時代か…

重地大池(新潟県十日町)

【じゅうじおおいけ。重池大池自然観察園】多くの県で絶滅したジュンサイが水面を覆う池は、生物の多様性を維持した素晴らしい池といえる。 十日町に属するが、地形の連なりから、あの素晴らしい竜ヶ窪池を擁する津南の野池群の一翼を担うものと見ていいだろ…

後谷の池(仮称)(新潟県上越)

後谷ダムの2km上流側にあるが、このダムへのアプローチ路は通常とは逆で上流側から入っていく形でダム下流側は通じていない。 ということで、後谷ダムへ行く途中で会える池である。 また、この池のある場所が南葉高原と後谷ダム方面への分岐ポイントになって…

後谷ダム(新潟県上越)

県営の上水道&発電用の小規模ダム。上越市の上水道水源であるが貯水池のキャパは小さい。また、このダムは通常のダムとは反対に上流側からしかアプローチできないという特徴がある。上流側に後谷の池(仮称)があり、かつては集落もあった。 アプローチ路は…

愛宕谷池ダム(新潟県上越)

ダムスペックを満たすアースダムの堰体に対して、常時水位はかなり低く、まるで防災ダムのよう。一方、養殖用の設備も見える・・堰体下に愛宕谷公園のある堤高16.3mのアースダムだが、何かと謎が多い池である。 溜め池のように見えて満水位はかなり低い位置…

臥蛇池(新潟県上越)

市街地内にありアクセス性も抜群(四車線道路沿い)ということから、ブラックバス釣りで人気の池だったようだ。 2012年、上越市の地域活動支援事業でフェンスが設置された。釣り人や子どもの転落防止用が目的とされている。 フェンスの落成式には神主さんを…

田海ヶ池(新潟県糸魚川)

とうみがいけ。 このゆかしい名をもつ周囲長1kmクラスの池は、日本海から1.4kmほどの平地と山との境目にあり、四方をこんもり山林に囲まれている。海とは反対側に小さな開口部があり、大きな工場が隣接している。水面標高はわずか海抜14m。 溜め池ということ…

赤沢溜池(新潟県津南)

津南の名水百選の霊池である竜ヶ窪近くの沖ノ原台地には、のびやかな景観をたたえる農業用ため池が集まっている。赤沢溜池もそのひとつ。 雪深い高原台地の溜め池らしい清涼感が魅力。 2000年代からの外来魚駆除活動では一回で2千尾ものブラックバスが駆除…

龍ヶ窪(新潟県津南)

【りゅうがくぼ。竜ヶ窪】 一日で池の水がすべて入れ替わるカワマス生息池。 池全体が神域として、数々の不思議な伝説が残る。 空から見た竜ヶ窪。 吐き出し側の流路と湿原 流れ込み側にある神社 駐車場と案内板 Googleマップ 一日で池の水がすべて入れ替わ…

百間堤(新潟県長岡)

百間(180m)の堤はどこに? 長岡の市街地辺縁にある野池で、地図でも目立つことから長岡アングラーの間では知られた存在である。フラットな林に囲まれた野池らしい魅力を放つ池であるが、県道・長岡栃尾線から枝道で300mほど入り込んだ場所にあり、池畔が…

高野山ダム(新潟県津南)

【こうのやまだむ。高野山調整池】 発電用ダムとしては日本初のバットレスダムとして竣工したが、1971年の大規模改修時に撤去され、前面側アスファルトフェイシングのロックフィルダムとして生まれ変わった。現在は東京電力が管理。 よほど貯水池にむかない…

山古志の棚池群(新潟県)

山古志の棚池では、半年ものあいだ棚池の上に積もる数メートルもの雪も直接水源になっている。 錦鯉生産日本一。養鯉池の数、最盛期にはなんと5千! 棚田を改造した棚池が8割を占める。 中越地震によって巨大な河道閉塞湖が出現。 河道閉塞湖と木篭(こご…

山古志おらたるの棚池(新潟県長岡)

山古志復興館おらたるの展望デッキから見える棚池群 山古志の棚池めぐりの拠点となるのが山古志復興交流館おらたる。棚池で行われている錦鯉の養殖についての歴史や、棚池ビューポイントの資料や写真などがある。 入口では、AIロボットのペッパーが案内して…

山古志虫亀の棚池(新潟県長岡)

棚池の多い山古志でも特に養鯉用の棚池が密集したエリアが虫亀地区。 棚池の構造 棚池ビュースポット(にこにこ広場) 棚田棚池の名所(薬師の杜) 地図 棚池の構造 虫亀は粘度質の土壌で棚池、棚田造りにむいている。池の規模は若干の大小はあるが、ほぼ棚…

尼谷地の池(新潟県長岡)

【あまやちのいけ。尼谷池】池だけを見るとそう見えないが、じつはけっこうな高台にある。明確な堤もなく、路面からだらだらと地続きになった池は独特の魅力がある。 釣り堀だったころも。そのじつ、怪伝説のある溜め池。 レジャー池の痕跡 ため池としての設…

山古志闘牛場の「ため池」(新潟県長岡)

勝敗をつけない闘牛と文化。 千年以上の歴史をもつ山古志の闘牛。 山間の棚田における農耕や運搬には欠かすことのできない存在だったのが牛。じつは麓にも貸し出して現金収入も得ていたというから、いわば元祖レンタル業。牛を扱うレンタル業に携わる人々は…

西山田んぼの棚池(新潟県長岡)

棚田の最上段が貯水用の棚池として運用されている。山古志最大の集落、種苧原にある美しい棚田の景観をもつ「西山田んぼ」。 最上段の棚田に注目すると、やはり水田ではなく池として運用されている。いわゆる棚池。 山側を見ると水が吐き出されているパイプ…

池谷の河道閉塞湖(仮称)(新潟県長岡)

「土砂ダム」という言葉を知ったのは、中越地震で最大の被害のあった山古志村を報じた新聞記事の中でだった。 土砂崩れが川を堰き止めてできた池のことで、河道閉塞湖とも呼ばれる。中越地震で集落を呑み込んだ土砂ダムのほか、上流側には古い二つの河道閉塞…

白山神社の蓮池(新潟県新潟)

蓮池は新潟市の中心部にある白山公園の一角を占める白山神社の寺社池。同公園は日本初の公園として1873年に明治政府によって開設された五公園のひとつ。池には「奇跡の蓮」やラジオ塔がある。 同公園にはほかにオランダ風の回遊式庭園のひょうたん池や空中庭…

ドンチ池(新潟県新潟)

ユニークな名だが漢字もあって「論地池」と書く。水争いの場のことを、この地では「論地」というそうだ。 成因は砂丘湖。近くにある佐潟が代表例で新潟市の内外にいくつかあるが、全国的に見るとめずらしい存在。なお、鳥取砂丘のすぐ横にある多鯰ヶ池はさす…