水辺遍路

実踏・日本の湖沼 7,500湖

秋田県

秋田城古代沼(秋田県秋田)

秋田城跡の郭内にあり、縄文時代の砂丘湖を復元した池。 秋田城は城といっても天守閣をもつような城塞ではなく、古代の政庁の屋敷といった感じ。広々として古代ロマンが漂う城趾は高清水公園として整備されており、続日本百名城にも選ばれた。 池の底からは…

鷺沼(秋田県由利本荘)

さすが秋田。洪水吐まわりの杉の木立が凜としている山中に湖周1km超級の大型の溜め池がぽつんぽつんと散在している地域。 斜樋などの取水設備があり、いずれも農業用ため池と思われるが、耕地から遠く山道を何kmも走らねばならないので管理する農家は大変そ…

夏瀬ダム(秋田県仙北)

【なつせだむ】 東北電力が管理する発電用ダム。神代ダムの直上にあり玉川を堰く。 未舗装の林道が神代ダム湖畔を通り夏瀬温泉まで至る。ここまでは一般車も入ることができるが、そこから先の夏瀬ダムへのアプローチ路は関係者以外は入ることができない。 ア…

神代ダム(秋田県仙北)

【じんだいだむ。神代調整池】凄みのあるブルーの水の正体は。東北電力が管理する発電用ダムで土木遺産にも認定。貯水池名は神代調整池。 ダムが堰くのは、かつては魚も棲めない強酸性の「玉川毒水」が流れる「沈黙の川」と呼ばれた玉川。戦前、水力発電のた…

三種のジュンサイ栽培池(秋田県三種)

ジュンサイ生産の全国シェア9割 地形的要因 商材としての転機 水田をジュンサイ栽培池に改造 ジュンサイ栽培池のタイプ 棚池タイプ 溜め池(皿池)タイプ 溜め池(谷池)タイプ 水田タイプ 近くの天然沼沢 近くの溜め池 調圧水槽(ファームポンド) 案内板 …

峰の小沼(秋田県大仙)

【みねのこぬま。小沼神社、小沼観音】 きっかけは江戸時代の旅行家の絵から 小沼神社と、峰の小沼の歴史 峰の小沼の地形と池の状態 小沼神社へのアプローチ 鳥居〜仁王門 仁王門 仁王門から急傾斜の山道 空から見た峰の小沼 案内板。 「小沼山」の三枚のう…

小滝ダム(秋田県大仙)

小滝ダム峰の小沼のある小沼山を鳥瞰図作成の資料にするために空撮していたところ、意図せず同じフレームに入った小滝ダム。せっかく写真に納まってくれたので、とりあえず紹介。 小沼神社の案内板に、鳥越の滝への遊歩道をずっと上まで進んでいくと小滝ダム…

貝沼(秋田県湯沢)

【かいぬま。貝沼公園】貝沼は釣りキチ三平の「カルデラの青鮒」の舞台。 青鮒と貝沼。 空から見た貝沼。 釣り公園を謳う貝沼。 皆瀬の湖沼群。 青鮒と貝沼。 30万年前の火山活動後の地すべりによって生まれた天然湖である皆瀬湖沼群のひとつ。現地の案内板…

細沼(秋田県湯沢)

細沼(奥)と貝沼。細沼の奥の森林の下には皿小屋沼、さらに下の盆地には皆瀬ダムも控える。皆瀬の天然湖沼群のひとつ。細沼は名のとおり細長い湖形で、頭と尻の部分が今にも貝沼のワンド部と連結しそうな感じ。水面高は両沼ともほぼ同じか、若干、細沼の方…

仙北・仙南平野の湖沼(秋田県)

市街地の歴史ある池から山上湖まで、さまざまな湖沼を楽しめるエリア。 秋田県の南の玄関口ともいえる湯沢と横手は、雄物川に沿って南北に長く広がる仙北平野、仙南平野に豊かな水辺をたたえている。これに北側の美郷町を加えたエリアは、じつに多様なタイプ…

皿小屋沼(秋田県湯沢)

さらこやぬま。佐太子沼。皿小屋沼の奥、写真左手の山斜面の上には細沼と貝沼がある。 娘の悲話が伝わる、溜め池の構造をもつ沼。 主人がたいせつにしている皿を割ってしまい、沼で死んだ女中の娘にまつわる悲話が残る。皿小屋沼の名前の由来であるが、この…

須川湖(秋田県東成瀬)

すかわこ。朱沼。水は清澄で底を埋める大きな岩が透けて見える。(2018年6月撮影) 栗駒山湖沼群の筆頭ナチュラルレイク。 岩手、秋田、宮城の三県の県境が交差する分水嶺が、二百名山にも選ばれているみちのくの名峰・栗駒山である。昭和以降も水蒸気爆発を…

石川さんの沼(秋田県三種)

良好な野釣り場も多いエリア。もう20年以上も前に、森岳温泉の高台にあった健康ランドにオートバイで投宿したことがある。そのとき展望浴場から、日本海に沈む夕日に映えた水田や池が心にいつまでも残っている。風呂上がりの食堂でジュンサイののった冷や奴…

岩神貯水池(秋田県大館)

【岩神ダム。岩神ふれあいの森公園、長根山運動公園】厳寒期の岩神貯水池。こんな雪のなか、堰体の上を散歩している人が見える。後ろの山に見える三角形は大文字焼きの場所。うっすら「大」の字の形が浮かび上がっている。(2019年1月撮影)大館市街辺縁部の…

長根山運動公園の池(秋田県大館)

池は大館市街地の東端に位置する大館市街地の東端にあり、運動公園に隣接する池。立入禁止看板あり。 2016年5月に訪れた際は雪がどんどん降ってきて、あっという間に山が真っ白に。2年ぶりとなった2018年5月の再訪では、気温が27度まで上がる夏日となった。 …

白神街道ふじさと直売所の池(仮称)(秋田県藤里)

白神山地や素波里湖へのアクセス路である白神街道からほど近く、特産地直売所の裏手に堤の長い池を見つけた。 藤里町は天然マイタケと同じミズナラの木を使った菌床で、本物の風味に近づけた「白神マイタケ」を産している。 天然マイタケはスーパーで見るマ…

鞍掛沼(秋田県潟上)

【鞍掛沼公園】 水辺公園と一体化した道の駅。公園には鞍掛沼公園と、池名が冠せられている。 スポーツ施設、レストラン、展望タワー、グランドゴルフ場に日帰り温泉などが池畔にちりばめられ、バーベキューもできるというから贅沢この上ない。 主要構成要素…

上五日市堤(仮称)(秋田県大館)

池の向こうに比内町の集落。どこに池があるか分かれば、かなりの池好き。現在は大館市に編入されている比内町にある池。八面沢ダムを筆頭に農業用の溜め池が多いエリアでもある。 比内町といえば日本三大地鶏のひとつ「比内地鶏」の産地だが水田も多い。 雪…

八面沢ダム(秋田県大館)

やつらざわだむ。しんと張りつめた空気のなか、白銀の湖面に赤い取水塔が冴える。美しい。ダムスペックを誇る農業用の溜め池。湖周長1kmクラス。 新雪でパッケージされたような堰体。白銀の湖面。モノクロームの世界の中で、赤い取水塔が凜としてどこか神々…

羽根川溜池(秋田県山本)

羽根川ダム(はねがわだむ)堰体サイドのスキージャンプ台のような流路が、雪の中で美しい曲線を浮かび上がらせていた。アース堰体がダムスペックをも満たす農業用貯水池であるが、大小のワンドが入り組みつつスケール感もある湖岸を生かし、「はねがわ森林…

高屋敷沼(仮称)(秋田県山本)

池近くの道ばたに雨乞いなどの祈祷をした白山姫宮鎮座所(通称・オシラサマ)という小さな社があった。案内板によると、耳を守る神様だという。水の神様でもあり、移設前の場所は沼が隣接していたらしい。 現在の場所も社の奥に池の堤が見える。 池名が分か…

関ノ沢池(秋田県北秋田)

厳寒期の関ノ沢池。コンクリート流路によってかろうじて堰体の位置が分かる。二車線の走りやすい県道からきれいに一望できる農業用貯水池。堰体はダムスペックを満たすようである。池の左岸側丘陵が関ノ沢農村公園と墓地公園になっている。 6kmほど南にある…

クロマンタの池(仮称)(秋田県鹿角)

その里池は、神々のオアシスを映す。 「クロマンタ」と呼ばれる黒又山。顔を動かさずともすっぽり視界におさまる、こじんまりとした山だが、その足もとにはどこか不思議な面立ちの池がたたずみ、ピラミッドのような稜線を映しだしている。 一見、なんでもな…

前田堤(秋田県大館)

大館のブラックバス釣りにおけるランカースポットとして実績があったということで、どんな面立ちをした池なのか楽しみにしながら訪れたが、池へのアプローチ路入口に釣り禁止についてていねいに説明する看板があった。 釣り禁止の理由は、堤体が痛むことと、…

鳥沼(秋田県由利本荘)

二車線道路沿いでアクセス性もよい。日本海から1km足らずの丘陵にあり、周辺にはぽつりぽつりと野池がある程度で、天然湖なのか溜め池なのか判別がつかなかった。池下にはわずかだが水田もある。 一方、この池には釣り桟橋と固定釣り台が数多く設置されてい…

鶴潟沼(秋田県由利本荘)

日本海から650mの海岸段丘上にある池。 池畔が新鶴潟公園として整備されており、国道からも近く駐車場も整備されているのでアクセス性がよい。 溜め池と思われるが、ネット上で出てきた情報はヌマエビの仲間の「ヌカエビ」に関する学術論文がずらずらっと。…

芝谷池湿原(秋田県大館)

しばやちしつげん。 池がほぼ水生植物に覆われ、広大な湿原を形成。食虫植物のモウセンゴケをはじめとした植物群落が国の天然記念物に指定されている。ハッチョウトンボも生息。 湿原の一部は幹線国道に接しており、高速インターも近くアクセス性はよい。 駐…

龍毛堤(秋田県潟上)

道の駅が隣接する周囲1.5kmクラスの大きな溜め池。 市街地、高速道インター、幹線国道も近く、立地がいいだけに有名なバスポンドになってもよさそうであるが、東北きってのバスレイクである八郎潟がわずか2.5km西にあり、ちょっと分が悪そう。 長い堤の下は…

夢砂湖(秋田県鹿角)

ゆめすなこ。砂子沢ダム(すなこざわだむ) 夢砂湖という湖名よりも砂子沢ダムの方が一般的に使われているようだ。確かに「夢」の字が似合う湖相ではない。岸は急峻な断崖がつづき、釣りの足がかりとなるような場所は見あたらず、湖畔広場のようなレクリエー…

滝ノ沢沈殿池(秋田県大館)

堰体に沿ったパイプラインにわずかな痕跡をとどめるだけで、池は埋め立てが完了していた。 水辺遍路史上、最大のトラウマを乗り越えて。 日暮れまで一時間。五月だというのに前がどうなっているのか分からないぐらいに雪が降っている。 滝ノ沢沈殿池に行こう…