サービス精神旺盛な新造大型ダム
2020年、長い紆余曲折を経て群馬県の八ッ場ダムが竣工したが、新しい大型ダムにとっては難しい時代になっていたところ、近年の豪雨災害でダムをめぐる状況にも再び変化が。
そんな時代の空気もあってか、二百名山・栗駒山を水源とする成瀬川に国交省が新造する成瀬ダムの工事現場は、じつにサービス精神にあふれていた。
工事現場が見渡せる展望台には駐車場、あずまやも設けられ、案内板も充実している。工事用車両に使われた廃タイヤの展示はおもしろいし、タイヤごとに丁寧に説明板もうれしい。
総じて、ダムへの理解と親近感を感じてもらうための、ていねいさを感じた。ていねいさは、小さなところにもにじみ出るし、大壇場で言うより伝わることもある。
2022年に上流側から見た時、巨大な堰体が正面に・・と、思ったらスロープの見間違い。実際には下の写真の状態。
マークした場所は工事見学ができる成瀬ダム展望台。
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