「幻の池」というより「幻の島」に注目した
五蔵池の不思議なオーラ
五蔵岳森林公園の構成要素となっている五蔵池(五蔵大池)は、ふだんは草原が広がっているだけなのに、増水時には水没林が林立する池の幻想的な光景が出現することから「幻の池」とも呼ばれている。
まんなかに木が群生した「榎島」という少し小高くなった場所があり、こんもりと木々に覆われているが、水がない平時に見ればもちろん島でもなんでもない。
ただ、近づいてみればなんとも不思議なオーラが。古くは何らかの祭祀が行われた神聖な場所だったのではないかと思わせる。
この一帯が水没して池になったときに、ここがぽつんと島になっている姿は、ちょっとゾクゾクするものがある。しかし実際には池が出現した際に、完全な島ではなく陸繋島、もしくは半島のような状態になるようだ。いや、もっと増水したらあるいは・・。
五蔵池の榎島とアキニレ
五蔵池は増水時以外は湿原から草原の様相を呈しており、ハマダイコンおよびアキニレ群生地となっている。
五蔵池のアクセスと案内板
全国の「幻の池」
「幻の池」といえば、富士五湖の幻の六湖目の池ともいわれる赤池や、静岡県には浜松と沼津の山中にそれぞれ「池の平」という雨後出現湖があり、九州の福岡では有料公園のなかにあってお金を払えば手軽に会える「幻の池」として地元メディアがとりあげる池や、信州にはぜんぜん幻じゃない「幻の池」もあるほか、東京の都市公園内で幻の池といわれる「あがっと池」などなど・・全国的に見ればやや幻インフレな感じは否めない。
数ある幻の池のなかでもっともマボロなオーラを感じたのは、七年に一度出現するという静岡県浜松の池の平。
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Googleマップ
マークした場所が駐車場。