水辺遍路

実際に行った池やダム 9,650ヶ所を掲載

信越トレイル・幻の池(長野県飯山)

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標高千メートルの稜線がテーブルトップ状になっている。そこに二つの浅いクレーターのようなくぼみが・・。池の水面は直接は確認できないものの、クレーター湖を思わせる不思議な地形に魅せられる。

越後と信州の国境をなす関田山脈には、昔からいくつもの峠越えの横断路が二つの国を結び、関田峠を始め、魅力的な峠たちが縦列している。
標高千メートル前後の長い稜線は、信越トレイルという縦走コースを歩けるようになっており、峠を次々とハシゴしていきながら、いつの間にか数え切れないほど長野と新潟を行き来することになる。
国土地理院の地図を見ると、宇津ノ俣峠と伏野峠の間の区間の標高千メートルの稜線上に、小広いテーブルトップがあり、長野県側に池が刻印されている。名は見あたらない。
おそらくはこの池が信越トレイルのオフィシャルサイトで「幻の池」として紹介されているものだろう。モリアオガエルやクロサンショウウオが生息しているということで、最近、Googleマップでも「信越トレイル・幻の池」としてマークアップされた。
この池から直線距離で500mほど新潟側に下った標高770mの山肩にも、周囲長500mほどの池が穿たれている。

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地形図で見る限り、この隣接する二つの池に通水関係はなさそう。
関田山脈には似たようなテーブルトップ状の稜線が点在しており、尾根上の池は大小複数ある。なぜこの池だけ「幻の池」という没個性なキラキラネームを付けたのか分からないが、観光要素として大切にしていくのならば、名が定着する前にふさわしい名を与えてあげてもらいたい。さもなくば全国のあちこちに、幻の池だの、天空の池だの、モネの池だのが乱立しそうで心配。
作家や文学者が池に命名した事例も全国にいくつかあるが、どれもちょっと凝り過ぎというか漢字が難しすぎて親しみにくい気もするし、名山の名前みたいに、ふつうに土地の人たちが呼ぶ方言なり地名なり、素朴なものでいいと思う。
池の通称(観光名)を改名した事例もひとつ。岐阜県の通称「モネの池」は、SNSで誰かが言いだしたキラキラネームが定着しそうになったことを危惧した市の主導で「名もなき池」に改称した経緯がある。

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関田山脈の池めぐりマップ

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関田山脈の山池めぐりマップ(ver.1.4)2021年9月更新


新潟県側から

屏風のような切り立った崩壊地形。

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長野県側から

新潟県側からとは対照的に片流れの地形。

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信越トレイル入口

牧峠からのアプローチ口。

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クレーター湖のロマンなら・・

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