八海山の裏ルート「御池道」と龍神碑
逆Cの字を描く八海山稜線上の山池群のうち、南側の支峰・阿寺山の頂近くにある湿原の池群が苗場池。さらに上方へと尾根伝いに点在するのが低い方から四ノ池、三ノ池。無数の池があり個別の識別までは至っていないが、きっと一の池、二の池もあるのだろう。あるいは最上段の五竜岳山頂わきにある五竜ノ池が一ノ池で、神生池が二、と続く可能性はないかななどとも考えた。
この池群を縫う登山ルートは、その名も「御池道」。二合目にあたる広堀川橋登山口(広堀登山口)から五合目・阿寺山を経て苗場の池、三ノ池、四ノ池といった沼沢群は六合目の稜線上に。さらに登ると七合目に神生の池、八合目には五龍ノ池。
さすが「御池道」というだけあって稜線の山池が節目ごとに迎えてくれる幸せ。三合目に、さりげなく龍神碑があるのも気になるところ。龍は池の神様だけに。
池の空撮写真
阿寺山と小規模な湿原群
八海山の五合目にあたる。ここから上は尾根が細くなっていく。
地図に出ていない三角形の池
下の写真では右に見える湿原の池から森を縫うように道らしき切れ目が蛇行して下っており、その下の天狗の踊り場のようなところに池が光っているのが見える。地図では確認できない謎の池だが、規模としては一番大きそう。
池周辺の地形
広堀川と八海山南側の稜線
広堀川の下流側
御池道へのアクセス
分かりづらい広堀川橋登山口
広堀川橋登山口へのファーストアタックでは、ヤブにクルマの側面をギコギコやりながらガタガタ道を進むも、民間企業が立てた立入禁止看板に遭ってワケが分からず。じつは駐車スペース先の立入禁止チェーン先の林道ではなく、手前の駐車スペースにクルマを置いて河原の方へと歩いて進むのが正解らしい。
再アタック(2022年)
まずは前回のおさらい
このチェーンの通行止めのある展開スペースは前回といっしょ。
天候の回復を待って二日間粘る
天候の回復を待って登山口近くで待機。しかし一日で通る登山者は一人二人。こんなことで登山路の状態は大丈夫だろうか。
登山口、どこか分かります?
3日目、チェーンゲート前の展開スペースへ登山装備で向かった。
しかし、ここのどこかに登山口があるはずだが・・。
じつは写真のドまん中が入口でした。
これかー!!
わずかに踏み跡・・。
ピンクテープが
一応、ピンクテープが道先を示している。正しい道と信じよう。
これはイヤだ!
スズメバチの巣? そろ〜っと通る。帰りにまた通るの、いやだなあ。
ヤブが濃くなってきたような
うーん・・。せめて龍神碑までは行きたいものだが。
行くての山が
行く先が曇ってきたこともあり、中高年遭難せぬよう今回も撤収することに。
今日の撮れ高
ということで、今日の撮れ高はこのハーブみたいな草だけ。
今回はこのルートはあきらめ、別ルートでのアプローチに切り替えた。
マップ
現地案内マップ
こちらは山口登山口の案内マップ。御池道ルートについても記されている。
池さんぽマップ
南魚沼の池さんぽ ver2.0(部分)
「八海山の山池」から改題し範囲を巻機山まで拡大。越後三山の地形や位置関係が把握しやすいように構成を変更。
前バージョン
広堀川登山口から八海山七合目の神生池までのルートならこちらの旧バージョンの方が分かりやすいかも。(ver.1.4)