水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

精進池(神奈川県箱根)

しょうじんがいけ。

池畔にある資料館の壁画

池畔に磨崖仏が集まる箱根の「地獄」

箱根駅伝の花、山上りの5区もクライマックス。山上りを終えて長い下りのストレートを芦の湯温泉を横目に通り過ぎると、だめ押しのようにもうひと上りする。駅伝選手であれば下りの余勢でいっきに国道1号線の最高点を越えて最後の下りへと入るが、ゴールの芦ノ湖が見えるまでのわずかな下り区間のあいだ、荒涼とした景観のなかにある精進池に気づく選手はいるだろうか。
鎌倉時代に開かれた箱根越えルートである湯坂路の最高所に位置する精進池は、時に霧に包まれる荒涼とした景観が広がり、当時の旅人には地獄に浮かぶ三途の川のように見えたのか、死人と行き会う場所とも記されている。この世とあの世の境目。多くの磨崖仏が造られている。
池畔の一角には無料の歴史資料館、駐車場もある。
二子山の山むこうにの旧東海道には、江戸時代の悲話の舞台となったお玉が池があり遊歩道で結ばれている。

精進池の周辺はこのあたりではめずらしい地蔵菩薩の磨崖仏が集まっている。


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池は立入禁止

池畔には江戸時代の絵図に描かれているような岩塊が点在。




 

記念資料館

入館無料。トイレ、駐車場あり。




お玉ヶ池とを結ぶ遊歩道



 

駐車場と案内板



駐車場と案内板


 

八百比丘尼の墓

池畔に「八百比丘尼の墓」が立っている様子が江戸時代の絵図に描かれている。

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Googleマップ

マークした場所は駐車場。