八郎潟と同じ池伝説?
湖面標高900m弱の崩落地形の中にある天然の山池。
八郎太郎という男が川の魚を食べた後に発症した強烈な喉の渇きを癒すべく、てあたり次第に水を飲み尽くすうちに八郎沼の大蛇(龍)になってしまったという池伝説があり、池名の由来になっているとの情報もあったが、これは秋田県を代表する湖沼である八郎潟の伝説とまったく同じパータン。「八郎」というところまで同じだが、この説話は類話が多く分布している。
麓の水争いと八郎沼の雨乞い参詣
「番水(ばんすい)」といって昼夜、水を交代で順番に引いた。水争い寸前になると、八郎沼やつぶ沼に雨乞い参詣に出た。参詣といっても、八郎沼の場合は沼に石を投げ込んで罵詈雑言を放って池ヌシを怒らせ、つぶ沼の場合は池ヌシの大タニシ(ツブ)を怒らせたり、屈強な若者が命綱をつけて沼を練り歩いてヌシを怒らせるという荒っぽいものだった。
下流側に滝もある。
アクセスは難しい
熊の多発地帯であること、アクセス路が不明瞭になっていることなどから地元の人でも池に会うのは難しいとか。


