ねいしだむ。
農業用防災ダム。
巨大な洪水吐の壁面にローラーゲートを装備。平時の湛水面は低めに設定されており、斜樋などの通常の農業用ため池に見られる取水設備はない。
アプローチ路は、だんぶり長者の里を抜ける舗装路。「だんぶり」はトンボのことで、酒のような名水が湧き出す泉へと導く役回りとして伝説に登場する。
せっかくだったので、だんぶり長者の湧水に立ち寄った。トイレ付きの駐車場があり、近くに水くみばもあった。
それと、ダム湖へのアプローチ路でツキノワグマと遭遇。路上にいた小さめの熊が茂みに逃げていった。野生の熊を見たのは生まれて初めて。20mほど離れていたが、ほんとうに真っ黒さがキワ立っていた。あんなにもツヤツヤと黒いものだとは思わなかったので、一瞬のことだったにもかかわらず目に焼き付いている。