西日本でもっとも寒い場所にある池
島根県との県境近くにある北広島町は西日本最寒の地。
その山里の奥離にたたずむのが八幡湿原。これは八幡高原に点在する複数の湿原や沼の総称であり、日本における中間湿原の南限とされ、日本の重要湿地500にも選ばれている。
麓の美しい里は「にほんの里100選」に選定されているが、この里も大昔は古代八幡湖という大きなロストレイク(消失湖)だった。
コウホネ、カキツバタ。
堰体には尾崎沼という別名表示も
堤構造を持つ「新川溜池」という人造池であるが、もともとは「尾崎沼」という天然の沼沢があった場所に堤を設けて貯水池化したのではないかという見立てである。
八幡湿原・・日本における中間湿原の南限
八幡湿原は、尾崎谷湿原、奥尾崎湿原、長者原温原、千町原提など八幡高原に点在する湿原や湖沼の総称。中間湿原の南限として学術的な価値も高い。
八幡湿原県自然環境保全地域。八幡高原。
尾崎湿原
溜め池が造られる前は谷戸一帯が尾崎湿原という湿原だったようだ。上流側の半分が溜め池になったことで面積は半減した。
駐車スペース
ここから徒歩。熊注意。