日本で二番目に古い湿原に鎮座する沼。
矢ノ原沼は標高は660mの矢ノ原湿原を潤す水源となっている湧水によってできた天然沼沢で、昭和村の天然記念物になっている。
ハッチョウトンボ、メダカをはじめ動植物・野鳥・昆虫が41haの湿原に280種も生息。高層湿原と低層湿原のハイブリッドゆえか。なんでも日本で二番目に古い湿原だと聞けば、ありがたや。しかし古いだけあって、鬱蒼と樹木に覆われ、尾瀬などの池塘とはまったく異なる表情で独特の凄みがある。
沼の水はピートを思わせるブラックウォーター。水面に浮かぶヒツジグサ、ミツガシワ、ヒルムシロがよく映える。
この湿原が生まれたのは8万年前で確認されているものとしては日本で二番目にご長寿。では日本一古い湿原は? というと、長野の飯綱高原にあるマニアックな湿原で、近くには浅川大池、猫又池といった溜め池群がある。
駐車場、トイレ、遊歩道あり。
アプローチ路は舗装路。
釣り禁止。







マークした場所は駐車場。