水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

じゅんさい池(千葉県市川)

【じゅんさいいけ / じゅんさい池緑地】

じゅんさいが絶滅した沼を再生し「日本の重要湿地500」に選定

国府台と国分の両台地を溝のように分断する谷部にあった国分沼という古い沼を復元し公園として整備した池。地形の変化を楽しみながら散策したい。
同名の池で「全国ため池100選」に選定された池が新潟県にもある。また、山形県にも同名の池がある。
遊歩道、トイレ、茶室、駐車場あり。

国府台と国分の台地間に深く入り込んだ古くからの沼があり、これを国分沼といいましたが、この沼にはじゅん菜がたくさん生えていたことから、じゅん菜池と呼ばれるようになりました。
昔は近隣の農家の人々が、じゅん菜を摘んで出荷したこともありましたが、昭和の初期に沼が何度も干上がり、ついにじゅん菜は絶滅してしました。
戦後、沼は田んぼに変わりましたが、地元の人々から昔のようなじゅん菜池を復元してほしいとの要望を受け、 昭和54年に現在のじゅん菜池緑地へと整備しました。
池の周囲は緑豊かな木々に囲まれ、遊歩道も整備されています。
春は梅、夏はツツジ、秋はキンモクセイの香り、もみじ、かえでの紅葉、冬は鴨などが飛来し、四季折々の自然が楽しめます。
園内の茶室(登龍庵)は茶会等にご利用できます。
(市川市のホームページより抜粋)


2014年撮影



駐車場、自販機、案内板



 

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