トトロを育んだ自然そのものを展示物としたフィールドミュージアム
狭山湖を取り囲む狭山丘陵の水源涵養林に幾筋にも貫入した谷戸のひとつを利用し、谷戸池を中心に遊歩道やビジターハウスを整備した自然公園。
2005年ごろ娘と訪れた際、生まれて初めてトレイルランナーに遭遇。遊歩道をカモシカみたいな速度で走り去って行く後ろ姿に驚いた。そのときは分からなかったが、数年後、自分もトレイルランニングをやるようになって、あの人は先駆者だったんだなあと気がついた。孫もでき、今はもう山は歩くだけになったが、20年たっても変わらぬ風景がある思い出の池となった。
ムカシヤンマなどが生息する「狭山丘陵周辺の湿地」として日本の重要湿地500の登録構成要素。
大谷戸湿地
水鳥の池
洪水吐
大谷戸湿地を堰き止めて造られた溜め池を公園用に保全したものが水鳥の池。
すぐ近くに住宅地があるとは思えない良好な里池の環境が保全されている。
景観
左は2024年3月、右は2015年4月。
谷戸奥にあるトンボの湿地と池
音きく器
昔の大谷戸湿地の風景
遊歩道
バイク、自転車は通行禁止。
道標
駐車場と案内板
さいたま緑の森博物館
ビジターハウスと水鳥の池
展示室
狭山丘陵と人の営み(展示)
人の暮らしと雑木林・萌芽更新地
フィールド全体が博物館になっている。雑木林はけっして自然の姿ではなく、つねに人の手が入らなければ森林遷移によって暗い照葉樹林になってしまう。その意味では里山は自然と人とのほどほどで理想的な関わり方の姿ともいえる。
案内マップ
駐車場
近隣の池と湿地
糀谷八幡湿地
谷戸の復元水田と池
谷戸の八幡前に駐車場、トイレがあり、奥に向けて復元水田、一番奥に池がある。
谷戸奥の池
谷戸の最奥部から雑木林(水源涵養林)の斜面に入ったところにも、もうひとつ湧水の池らしきものがあった。このとき水は涸れていたが水路が設けられている。
糀谷八幡
映画「となりのトトロ」の舞台のモデルになったとされるエリアだけあって、トトロ感むんむんの雰囲気。
トトロ像
駐車場の一角にトトロ像。
例大祭と彼岸花
2024年9月末。
駐車場
トイレあり。
堂入沼と比良の丘
堂入沼は比良の丘から連続する下り斜面の底にあるがアプローチ路が不明。
マップ
ニッポン湖沼図鑑マップ(部分)
ver2.1
Googleマップ
マークした場所が駐車場。