山口貯水池、山口ダム。
となりのトトロの舞台。
狭山湖の名で首都圏では知られる大きな池だが、「山口貯水池」という正式名は意外にも知られていない。堰体は山口ダムである。
それにしても不思議な空間だ。都会のただ中にありながら、原生林の様相をもつ広大な保全林をたくわえつつ、一般には開放されず閉鎖的なイメージが強い貯水池。広大な敷地が徹底的にフェンスで囲い込まれており、監視カメラの設置も進む。
一帯の里山は宮崎駿監督の『となりのトトロ』の舞台でもあり、「トトロの森」と名づけられた場所も見られる。周辺住民も多いことから広大な自然を一般開放する動きも一部で見られるものの、水道水源ということもあり水辺空間の親水化はまったくなされていない。
この池と周辺の歴史や動植物に関しては以下のサイトが詳細をきわめており感銘を受けた。
また「となりのトトロ」の都市伝説に関する下記ブログの考察も刺激的である。
matome.naver.jp
堰堤
堰堤北の有料駐車場とトイレ。広場もある。
狭山湖運動場と駐車場(堰体上)
マークした場所は有料駐車場。