鈴鹿山脈の個性的な山池群と、伊勢平野を潤す野池群
鈴鹿山脈の山池
概要
1,247mの御池岳を筆頭に標高千m程度のピークと稜線が55kmに及んで連なり、三重県と滋賀県の県境をなす。
最高峰の御池岳は名のとおり頂上は池の楽園
1,247mの御池岳は頂上がフラットなテーブルマウンテン。テーブル上には30以上ものドリーネ池がちりばめられている。
霊仙山のお虎ヶ池
鈴鹿山脈のもっとも北にあるのが霊仙山。
頂上下の山肩にお虎ヶ池がある。
藤原岳
頂上部に小さな踊り場台地と池
「中部の秋吉台」とも称される藤原岳は頂上直下がフラットになっており、航空写真では周囲長50mほどの池が確認できる。名称不明だがカルスト地形なので御池岳と同じようにドリーネ池だろうか。
また、藤原岳の山腹は石切場になっており、丁場湖らしき池も確認できる。
藤原岳には特別天然記念物のカモシカが生息し、天然記念物のイヌワシは頂上の展望丘や天狗岩から観察できる可能性も。
登山口へのアクセスが便利な駅
三岐鉄道三岐線(さんぎせん)の終着駅から登山口まで歩いてアクセスできる。





登山者用駐車場
ビジターセンター、トイレあり。少し離れたところにも、登山者用のトイレ付き大駐車場がある。




現地案内マップ
伊勢平野の野池
道路事情がよく野池めぐりも楽
鈴鹿の野池は築造年代の古いものも多く、中の島や水天神をもち地域の歴史と深くつながった池が見られる。平地部の皿池状の池が多いが、歴史があるだけに景観によく馴染んだ野池の姿が印象的である。
周辺のエリアではマナー問題で釣り禁止や外来魚駆除の動きが進むが、比較的、寛容さを維持している印象を受けた。ブラックバス釣りがもっとも盛んだが、一部、へらぶな用の固定釣り台をもつ池も見られる。ただ老朽化が進んでおり、朽ちた釣り台も散見されることから、へらぶな釣り師の世代交代と魚影維持の動きは思わしくなさそうだ。
鈴鹿サーキットを中心に、自動車、オートバイ関連産業の集積地でもあり、道路事情もよく、コンビニや食事施設などの店舗に困ることはないだろう。
鈴鹿サーキットのコース内でも、古い野池が存在感を見せる。
掲載している鈴鹿の野池
- 津賀池(三重県鈴鹿)駐車スペース、固定釣り台あり。バス、へら。
- 浄土池(三重県鈴鹿)室町時代に築造。
- 祓川池(三重県鈴鹿)隣人訴訟事件の舞台。
- 石垣池(三重県鈴鹿)市街地にあり総合公園化。
- 寺井池(三重県鈴鹿)起源は奈良時代。長い渡島堤をもつ特徴的な構造。
- 道伯池(三重県鈴鹿)鈴鹿サーキット近くの総合公園。釣り禁止。
- 奈良池(三重県鈴鹿)
- 大沢池(三重県鈴鹿)
- 寺家池(三重県鈴鹿)
- 道伯馬池(三重県鈴鹿)
- 北谷池(三重県鈴鹿)
- モリワキの池(仮称)(三重県鈴鹿)
- 三世堀池(三重県鈴鹿)
- 大池(三重県鈴鹿)
- 北条集会所の池(仮称)(三重県亀山)
- 白鳥湖(三重県鈴鹿)※釣り禁止
- 北山池(三重県亀山)※釣り禁止
- 深谷池(三重県鈴鹿)
- 丸岡池(三重県鈴鹿)
- 今池(三重県鈴鹿)個人が所有。