稜線直下のキャットウォーク状台地に立地するシーズナルレイク
その名も池山(標高2,064m)の吊尾根にある湖面標高約2,060mの山池。近くにある避難小屋に池名が冠せられている。
尾根直下にフラットな回廊がのびていて、その一角が丸くえぐれて、季節によって池が出現するようだ。地理院地図にもしっかり池として記載されている。
3.5km北西には白根御池があるが、そちらの方が標高は100mほど高い。雪渓の末端に立地し、氷河湖の一種ではないかと思った。池山御池は白根御池と同じような地形にあったものの、壁の片側が崩落してなくなり回廊のようなかっこうになったのではないかと推測。
地元の登山者の話では、水源は雪どけ水ではないかとのことで、残雪が溶ける初夏あたりが見ごろらしい。
池山御池へのアクセス(2024)
奈良田駐車場からシャトルバス利用
奈良田の登山者用無料駐車場近くのバス停から始発のシャトルバスがある。ハイシーズン&土日休日限定の5:30始発は人気。
平日は8:40始発。
あるき沢橋バス停
登山口からかなりの急登。池山小屋まで往復5時間。
夜叉神峠の稜線より予備調査(2022)
規制ゲート
夜叉神峠は鳳凰三山への登山口と同時に、北岳の登山口である広河原へのアクセスルートにもなっている。ゲートから先はマイカーは通年通行禁止。
登山者用駐車場
トイレ、水道、売店あり。
登山口
基本的には鳳凰三山への登山口。
ここから徒歩で夜叉神峠を越えて池山御池へと進むルートは積雪時の冬ルートとして知られるが、いったん野呂川まで降りる必要があり(あるき沢)時間がかかる。
登山口に張りだされた行方不明者のリストが怖い。
夜叉神峠から見た池山
対岸の池山御池をのせた尾根が迫ってカッコよかったが、霧と雲がたえず流れていて、一瞬しか見えなかった。1時間ほど晴れ待ちしたが、全貌は見渡せなかった。
杖突峠〜山火事跡から見た池山
この区間で対岸の北岳稜線の眺望あったのは山火事跡だけ。ただし霧と雲でこの日は見通せず。ここでも1時間ほど晴れ待ちをしたが、だめ。待ち時間にザックに常備している荷物をチェック。新たに導入したモンベルのトイレスコップを試す。
タカネマツムシソウか
2024年9月末に撮影。
マップ
北岳の山池さんぽマップ