「池の平」の地名は全国に分布する。
「いけのたいら」という読みが多いが、山梨県では「イケンテーラ」という読みも。
「池の平」に「湖」の名を付けるのは、溜め池に「湖」という愛称を付けることの多い長野県らしい事例。本来の「湖」のスペックはなく、湿原帯の下に設けられた溜め池というのが実態。
以下、現地の案内板より。
松川町指定 自然保護区域
池の平湿地帯
池の平の湿地帯は標高八〇〇メートルである。この地の湿原は、山地帯に発達した典型的な低層湿原で、下伊那地方で最もすぐれている。
湿地帯の中央部は湿原で周囲が森林になっているが。(※ママ)豪雨の際でも湿地帯は流失や土砂に埋没することもなく、水源は湧き水で年中絶える事がない良い環境に恵まれて、古来からの湿原の植物種も多く、また貴重な「種」も多い。尚、水中にトンボの幼生も多く生息している。
学術上からもかけがいのない貴重な湿地帯である。祖先から残された貴重な天然記念物を守り後世に伝えるために、昭和五十六年八月一日に自然保護区域に指定した。
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マークした場所は駐車スペース。