水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

埼玉県

古代蓮池(埼玉県行田)

【こだいはすいけ。古代蓮の里】 世界の「蓮」を一堂に集めた無料の公園施設「古代蓮の里」の中にある池群のうちメイン池。東池と西池からなり、いずれも初夏に大ぶりの花をつける行田蓮(古代蓮)が育てられている。世界の蓮園には40種類もの花ハスが植えら…

百穴湖(埼玉県吉見)

大沼。インレット側からみた百穴湖(大沼)。百穴湖は本名を大沼といい、江戸時代に灌漑用に造られた比企丘陵の溜め池群のひとつで、湖周長は1kmを越える大型の溜め池。 流れ込み側も台地に畑や住宅が広がっており、これだけの規模の池を満たす水源となる森…

宮沢湖(埼玉県飯能)

メッツァ。ムーミンバレーパーク。宮沢溜池。 2018年11月、北欧コンセプトの水辺として開業。2019年には世界で二つ目のムーミン・テーマパークにも。 2019年、日本の湖沼でもっともホットな話題といえば宮沢湖だろうか。 日帰り温泉施設もあり、ボート、岸、…

首都圏外郭放水路 調圧水槽(埼玉県春日部)

庄和排水機場。龍Q館。 インフラツーリズムの火付け役となった地下神殿の池。 いってみれば首都を洪水から守る調整池の一種であるが、湖周500m級、深さ18m、総工費2300億円もの池が地下にあったら? それを体現したのが首都圏外郭放水路の調圧水槽。 首都に…

笠原沼(埼玉県宮代)

東武動物公園の敷地外ではあるが、ほぼ隣接する公園的な立地にある。町内周回バスも通る道路沿いにあり開放的な雰囲気で、池岸も水辺に近い草地護岸で釣りや野鳥観察にはうってつけの池。 へらぶな釣り師の人気が高いが、少年バサーも自転車で通う。 底釣り…

八丁湖(埼玉県吉見)

2018年10月撮影。周囲2.1kmの湖周には遊歩道が整備され、散策者の多い公園になっている。公園といっても池と遊歩道があるだけなので、若い人よりお年寄りに支持されている。かつて池畔に温泉施設があったように思うが、2018年の再訪では合宿所のような施設に…

明秋・ひょうたん(埼玉県鴻巣)

明秋の北端に位置するひょうたん。明秋は、荒川本流から取り残された旧河川群のうち、もっとも北に位置する全長1.5kmにおよぶ名門の釣り場である。 釣り台が各所に設けられてはいるものの、西岸は竹藪が茂り、東岸には車路はなく未舗装の農道のみと、公園化…

釜虎(埼玉県吉見)

かまとら。 「明秋・釜虎」の名で知られる、へらぶな釣り王国の埼玉の名釣り場のうち、県道をはさんで南側が釜虎。 北側の明秋と合わせると3.5kmにもおよぶ荒川の旧河道で、いわゆる三日月湖。沼岸の多くは大きく育った木々に取り囲まれ、そのまわりが農地と…

明秋の穴場(埼玉県鴻巣)

固定釣り台のあるへらぶな釣り場。南北にのびる名釣り場「明秋・釜虎」に対して横堀のようなかっこうで荒川本流に接続。かかり場もある程度長いことからバサーの姿もよく見る。 風に強く、人が少ない穴場で静かに釣りを楽しめそうだが、駐車スペースはないこ…

和名沼(埼玉県吉見)

2013年、メガソーラー設置前の和名沼。地元ではなかなか人気のバスポンドだったが、メガソーラーが設置された。 堰堤側が入釣しやすいが、堰堤を渡って奥の森林ゾーンに入り込んで木のすきまからキャストすることもできる。型は小さいが夏場はバスの数釣りが…

天神沼(埼玉県吉見)

天神沼全景(2018年10月撮影)ブラックバス釣りのアングラーにセットで攻略されることの多い和名沼、天神沼、大沼の三沼。 天神沼は駐車スペースがないが、コンビニと隣接している。堰堤側は入釣しやすいが変化にとぼしい。2013年に訪れた際は東岸側にへらぶ…

新田池(埼玉県美里)

中里フィッシングクラブ。 埼玉県では、農業用の野池をそのまま利用した管理釣り場をいくつか見てきたが、新田池はきわめて構造変更の少ない部類に入る。特別の柵もなければ、釣りデッキもない。釣り堀の設備にも及ばない。 ぽんと差し出されたような野池に…

長瀞岩畳四十八沼(埼玉県長瀞)

岩畳に残された荒川の旧河道跡が浸食によって無数の池となっている。四十八あるかはともかく、大小の小池が苔むした岩を庭園のように飾っており遊歩道が整備されている。別名、いろは沼とも。 長瀞周辺の荒川はライン下りのある景勝地であるだけでなく、カヌ…

羽根倉池(埼玉県神川)

はねくらいけ。取水設備のメカ感が目をひく羽根倉池。 改修をめぐる国と地域とのワークショップで、釣りや野鳥観察にも検討が。 大正時代築造の溜め池を平成16年から国営神流川沿岸農業水利事業の一環として大規模改修。 水利ネットワーク内のハブ的なとして…

古沼の池(埼玉県美里)

古沼とも。 およそ7km離れた羽根倉池とは2003年の国営神流川沿岸農業水利事業によってパイプラインで結ばれた農業用調整池。 護岸はフルコンクリート補強済みで、中の島までちゃんと補強が施されていた。 あずまやもあるので親水機能も持たせようとしたのだ…

牛島の藤の池(仮称)(埼玉県春日部)

牛島の藤は国の天然記念物であるが、驚いたことに私有地の中にあり、藤の開花期以外は敷地に入ることができない。知らずに行ってしまったので園内の池にも会えず、塀の外からうかがい見るのみ。 開花期に出直すしかないが、入園料1000円とはちょっと高い。

間瀬湖(埼玉県本庄)

まぜこ。間瀬ダム。間瀬堰堤。 登録文化財の重厚な堰堤が堰く間瀬湖は、ため池100選、新日本百景にも選定された好釣り場。 昭和12年築造で国内初ともいわれる最古級のコンクリートダムによって堰かれた灌漑用人造湖である間瀬湖は、こじんまりとしつつも「新…

新沼(埼玉県滑川)

国営武蔵丘陵森林公園。 武蔵丘陵森林公園の敷地内に41ある池のうち、新沼という名の池は二つある。この新沼は南エリアのサイクリングコース沿いにあり、下沼と二段池を構成しその上池にあたる。 見える範囲では土盛りの堤にコンクリート補強はなく、自然落…

蓮沼(埼玉県東松山)

武蔵丘陵の広大な国営公園内を縦横に走る県道沿いにある。「證大寺下の池」としてへらぶな釣り場情報誌に掲載されていたが、正式名称は蓮沼。 證大寺の参道が池の西岸を通っている。 透明度が高く、警戒心が強いので長竿で攻略、ポイントは西岸側とのことだ…

栗谷沼(埼玉県滑川)

国営武蔵丘陵森林公園。 武蔵丘陵森林公園の敷地内に41ある池沼のひとつ。南エリアのサイクリングコース沿いにあり、パーキングエリアが設けられている。 このパーキングから栗谷沼は下に見おろすようなかっこうになり、周辺は雑木林に囲まれた静かな園地と…

中沼(埼玉県滑川)

みごとな異次元感。埼玉の滑川にもダム穴があった(2018) 滑川の地元へらぶな釣り師が愛する溜め池。 林間を進む1.5車線の市道の中途にある。雑木林に視界を遮られ、ちょっと注意していないと通りすぎてしまう。 中沼は滑川では人気のへらぶな野釣り場であ…

東松山・滑川の野池群(埼玉県)

2018年ver2.1に更新谷戸を多く形成する丘陵地形は、ため池にうってつけの地形といえる 丘陵谷戸タイプの野池の密集度は関東一。 埼玉県の東松山、滑川、嵐山、小川エリアは台地と丘陵が織りなす谷戸がひしめく地形をもち、それぞれの谷戸が懐深くに二段、三…

あざみくぼ沼(埼玉県滑川)

国営武蔵丘陵森林公園。 沼まつりの主会場。国営公園の池で、参加型の盛大な池干し。 武蔵丘陵森林公園の敷地内に41ある池沼のひとつであるが、北エリアの横綱が山田大沼なら、南エリアの方は、あざみくぼ沼であろう。 池を眺めていると後ろからものすごい子…

山田大沼(埼玉県滑川)

国営武蔵丘陵森林公園。 国営武蔵丘陵森林公園の顔ともいえる水辺。 関東平野内陸部に広がる武蔵丘陵に幾筋も皺のように刻まれた谷戸には総数300ものため池があるという。じつに滑川町内だけでも200を数え、関東最強の野池密集丘陵といっていいだろう。 この…

がっき沼(埼玉県滑川)

国営武蔵丘陵森林公園。 武蔵丘陵森林公園の敷地内に41ある池沼のひとつ。 公園西口からもっとも近い池で、丘陵の地形と沼を活かした広大なフィールドアスレチックが展開するわんぱく広場冒険コース内に取り込まれていることから、休日には園内でももっとも…

城口沼(埼玉県滑川)

国営武蔵丘陵森林公園。 武蔵丘陵森林公園の敷地内に41ある池沼のひとつ。南エリアのサイクリングコース沿いにあり自転車パーキングが設けられている。 両斜面の木々が覆いかぶさらんばかりに幹や枝を池の方にのばしていて、注意していないと見落としそうに…

てべ沼(埼玉県滑川)

国営武蔵丘陵森林公園。 武蔵丘陵森林公園の敷地内に41ある池沼のひとつ。 林の中にあり、天然の沼沢のような表情。池畔にあずまやがある。 カザグルマソウ自生地。国営武蔵丘陵森林公園の案内板。池名がしっかり記されている。 マークした場所は武蔵丘陵森…

分山沼(埼玉県滑川)

国営武蔵丘陵森林公園。 武蔵丘陵森林公園の敷地内に41ある池沼のひとつ。南エリアのサイクリングコース沿いにある池。 分山沼という魅力的とコンクリート堰体をもつものの低水位が常態となっており、ため池が公園に取り込まれたのか、調整池として公園造成…

下沼(埼玉県滑川)

国営武蔵丘陵森林公園。 武蔵丘陵森林公園の敷地内に41ある池沼のひとつ。南エリアのサイクリングコース沿いにある池で、コースをはさむように西に下沼、東に長沼がたたずむ。 下沼の堰体は公園敷地の境界にあり、外側の農地に水を供給する役割を維持してい…

長沼(埼玉県滑川)

国営武蔵丘陵森林公園。 武蔵丘陵森林公園の敷地内に41ある池沼のひとつ。南エリアのサイクリングコース沿いにある池で、コースをはさむように東に下沼、西に長沼がたたずむ。 ちょうど長沼の堤一本分の幅がサイクリングロードになっており、堰体サイドにパ…