明秋は、荒川本流から取り残された旧河川群のうち、もっとも北に位置する全長1.5kmにおよぶ名門の釣り場である。
釣り台が各所に設けられてはいるものの、西岸は竹藪が茂り、東岸には車路はなく未舗装の農道のみと、公園化といった開発を免れてきた昔ながらの豪快な野釣り場の魅力が残されており、へら師はもちろん、バサーにも人気がある。
この明秋の最北が「ひょうたん」で、その名のとおりひょうたん形の池相と3mの深さを有する。
池脇にわりと広い駐車スペースがあり、地元のへら愛好会の人たちによって管理された簡易トイレと釣り桟橋が設置されている。2013年の春に釣査特は池の北側の釣り台に地元へら師が集中していて、時間を選ばないとバサーには厳しいものがある。
埼玉の名門のへらぶな釣り場に多い傾向ではあるが、ここも地元意識が強く、人間空間としてはやや閉鎖的な印象を受けた。ビジターとして入釣する際は、常連が入りそうな場所を避けた方がよさそうだ。
マークした場所は、ひょうたんの駐車スペース。