くりやさわだむ。
気持ちよすぎる宇都宮の元祖ローカルメジャーリザーバー。
農業用のアースダムが堰く貯水池。
宇都宮市街地からも近く二車線道路沿いにあるアクセスのよさと、こじんまりとした野池の表情をもつ釣り場としてローカールメジャーともいえるリザーバーとしての歴史が長い。
バス、へらともに魚影は濃い。へらぶなを釣っていると、岸近くで30センチぐらいのバスがよく見える。水面近くには、へら玉ができているが、これらのガリベラを釣ろうとする者はいない。
へらぶなの放流は行われておらず、地元釣り師の地道な移流によって現在の魚影が保たれている。
ハイプレッシャーであることと、水の透明度が高いため、へらの警戒心も強く、数釣りこそできないものの、引きは強く良型のへらぶなが顔を出す。2013年の釣査では、うれしい竿鳴りを聞いた。
また、2020年の再訪でも橋の上から釣り人、ブラックバス、へらぶなの姿が確認できた。
岸の変化と雰囲気が素晴らしい
湖の周囲は遊歩道がめぐらされており、ほぼどこでも竿を出せる。バサーにとってみれば、へらぶな釣り師の数が多くてポイントは絞られてくるが、インレット側の好ポイントはがら空きのことが多い。
岸の様相は、アシ原、護岸、堰堤、芝生と変化に富む。
へらぶな釣りの際、ローカルルールとして、宙釣りは堰堤側、他は底釣り限定となる。釣り座に入る前に一度、地元の人に確認しておくといいだろう。
駐車スペースは湖の周囲の各所にある。トイレ、ベンチあり。
西岸の芝生ポイント
橋の上からも見える、この池の楽園感を演出している要素。ただ、このあたりはかなり浅くなっていて、橋の上からだと魚がまる見え。
長竿での宙吊りで人気の堰堤側
東岸の蛇籠
12尺もあれば充分。底釣りで良型が顔を出す。
底釣り専門の東岸にて釣査
2013年に実釣調査。
案内板
晩秋の栗谷沢ダム
2012年撮影。