水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

福島県

古潟沼(福島県会津美里)

日本一、くびれた溜め池か!?

黒森ダム(福島県西郷)

堤高20mのハイダムスペックを満たす農業用貯水池。黒森という名であるが、みちのくらしいたおやかな丘陵地形の森に包まれる。 ただしアプローチ路が立入禁止。堰体入口もゲート封鎖と、ビジター対応が塩。 マークした場所がアプローチ路入口。

泉川ダム(福島県白河)

農業のハイダムスペックの溜め池。 けっこう大きな魚のもじりあり。アクセス路二車線。駐車スペースあり。

目闇沼(福島県会津美里)

蓋沼野鳥の森の案内マップ。「矢木沢溜池」と記されている。 妖しい池名につき、池探偵発動 Googleマップはここ数年で、池名の記載が急速に拡充している。しかも地図画像に埋め込まれた画像文字ではなく、検索にも対応できるよう、わざわざテキストとアイコ…

柳津ダム(福島県柳津)

只見川本流を堰く東北電力の発電用ダム群のひとつ。 堰体天端はクルマも通行できる。2km北東にある道の駅でダムカードが配布されている。 また、その少し下流側には「柳津ウグイ生息地」として国の天然記念物も指定されている魚淵がある。近隣の11ダム群のダ…

山郷ダム(福島県西会津)

阿賀川本流を堰く東北電力の発電用ダム群のひとつ。 ダムサイトに広めの駐車スペースがあり、県道沿いなのでアクセスもしやすい。桜。 近隣の11ダム群のダムカード情報(写真は柳津ダムにて)

宮下ダム(福島県三島)

東北電力の発電用ダム。 スノーシェルター手前にあって、しかも片側交互通行の工事で間近からは見えず。翌朝、工事前に再アタックするも、木々が邪魔でやっぱりよく見えない。 下流側の橋から正面に見据えた。発電所の建物も味わい深い。 3km下流側に只見川…

片門ダム(福島県会津坂下)

只見川本流を堰く東北電力の発電用ダム群のひとつ。 堰体上に駐車場あり。天端は徒歩で通行可、と思っていたら、軽自動車が通ってきてビックリ。それあり? 近隣の11ダム群のダムカード情報(写真は柳津ダムにて) マークした場所はアプローチ路入口。

入山池(福島県柳津)

堤高18mの農魚用ため池。 入山ダムとも。

沢入堤(福島県喜多方)

堤高15mの農業用ため池。 中堤があり二段になっている。

千軒平溜池(福島県いわき)

未舗装を含む林道を延々と山の奥へと進んで行った先のヘアピンカーブに、池へのアプローチ路入口がある。クルマ止めがあるためここから徒歩。 300mほど砂利道を上っていくと堰体脇に出た。滝のような水音に鳥の声がはさみこまれる。洪水吐から下った水が実際…

八茎鉱山のダム群(仮称)(福島県いわき)

千軒平溜池に向かう途中の林道で見かけた謎のコンクリートアーチ堰体。 八茎鉱山跡のエリアに航空写真で三つのコンクリートダムが確認できる。 うち二つは今も湛水し、一つはアーチ形状。最下流のものは大型でハイダムと思われる。 さらに下流側には丁場跡湖…

矢ノ原沼(福島県昭和)

日本で二番目に古い湿原に鎮座する沼。 矢ノ原沼は標高は660mの矢ノ原湿原を潤す水源となっている湧水によってできた天然沼沢で、昭和村の天然記念物になっている。 ハッチョウトンボ、メダカをはじめ動植物・野鳥・昆虫が41haの湿原に280種も生息。高層湿原…

毛戸ダム(福島県南相馬)

もうどだむ。 日本で、佐賀とここにしかないモノとは? とつぜんではありますが、上の毛戸ダムの写真で、日本で二ヶ所しかないものが写っております。 答えは堰体奥の山の上に立っているポール。堰体奥のやつではなく、山の上に立っている方。じつはこれ、ニ…

高の倉ダム(福島県南相馬)

たかのくらだむ。 県によって築造され市によって管理されている農業用ダム。 重力式コンクリートダムは堤高50m以上あり、堰体に付随した円筒状の取水塔が外観上のチャームポイントになっているが、これは同じ南相馬市内にある横川ダムと類似したデザインであ…

ケシ子ため池(福島県相馬)

池は消えかけても、東北の新緑萌えの美しさは格別ダートの林道を突き進むことおよそ1km。 左側にダムサイトのようなスペース。荒れていて、ぼうぼうの草木のすきまからコンクリート堰堤がのぞく。 地図では池として描かれているが、実際の池はほとんど砂で埋…

手ノ沢溜池(福島県相馬)

のびやかですがすがしい空気をたたえる野池。 大きな池なのに波打ち際にコンクリート補強のない自然護岸。なるほどこれが池の表情を穏やかに見せているのか。 二車線道路沿いでアクセス性もよく道の駅も近い。池畔にせり出し状の駐車スペースあり、釣りでも…

坂下溜池(福島県相馬)

この一帯の相馬の野池に施されていた令和時代の改修によって、独特のアースダムの顔付きが生まれている。 黒くカバーされたサイフォン管が堰体を這う。近くの滝の沢溜池では三本。ここ坂下溜池は一本だが、まだ工事中だったので今後増やしていく予定のように…

滝の沢溜池(福島県相馬)

ハイダムスペックのアースダムに三本の黒いライン。 アースダムなのに見たことのないメカメカ感。 ただのアースダムじゃなくて、ついついニュータイプ対応のマグネットコーティングを思い浮かべてしまう初代ガンダム世代。なんか取って付けた感が昭和ロボ的…

鴻の巣ダム(福島県新地)

アースハイダムが堰く農業用貯水池。 タンク型の配水池が併設された農業用貯水池のレイアウトは西表島の大保良田貯水池で見て以来だろうか。 貯水池周辺の立入禁止措置が厳しかったが、突破口はないかと周辺を練り歩き、インレット側高台の減圧水槽敷地へア…

原溜池(福島県新地)

相馬野池群のひとつ。磨かれたようなピカピカした水が印象的。 相馬郡新地町と相馬市との境界近くにあるが、新地町側なので相馬市側とは看板デザインなどの文化が異なる。 立入禁止。 水没した底樋門がぬらりといい味だしてます。

光照寺溜池(福島県相馬)

相馬野池群のひとつ。堰体天端を道路が通っているのでアクセス性もよく、憩いたくなる雰囲気のいい池だった。ヤマザクラにハクチョウも。 西に前山溜池。南に鶚沢溜池があり、これは「みさご沢ため池」という表記も。 木の杭を打ち込んで栓をする古風なタイ…

山田第一溜池(未確定)(福島県相馬)

池畔の大きな石碑には「山田溜池」と刻まれているが、現在では上流1kmにあるハイダムスペックのアースダムが堰く貯水池の方を「山田溜池」と呼ぶことになっている。この名は令和のため池法で整備されたデータベースでも確認できた。ただし住所が間違っていて…

山田溜池(福島県相馬)

1km下流側の池の石碑に「山田溜池」と刻まれているが、相馬市のため池データベース上では、堤高20mの山田溜池が登録され、マップでは確かにこの池が山田溜池ということになっている。 ただ登録されている住所は、下流側の山田溜池の住所になっているような気…

尾張沢溜池(福島県南相馬)

ほんわかして美しい野池だと思った。令和のため池大改修が進む今どき、こんな素朴でやさしい表情の池もだいぶ少なくなってきた。 水面をのぞきこむと、おお・・メダカたちだろうか。小魚がたくさんいる。 道路をはさんで平屋を並べたビジネスホテル(?)が…

唐神溜池(福島県南相馬)

堤長220メートル、周囲長12kmにも及ぶ巨大さ。「相馬の三堤」のひとつであることはもちろん、600を越える相馬野池の筆頭格。それでも驚くべきことに堤高はデータ上では10mにも満たない。 江戸時代前期築造。安政三年に決壊歴あり。 2021年のGoogleマップ航空…

永渡溜池(福島県南相馬)

堤高8mの農業用ため池。 2021年のGoogleマップ航空写真では完全水抜きを確認。 大きく左右の足を広げた、その開脚ぶりがすがすがしい。右足には常磐線が沿い、左足は国道六号。まるで相馬野池の女王たる艶然さ。 なんといってもお隣には600以上の相馬野池群…

圦沢溜池(福島県南相馬)

「いりさわ」と読む。 「圦」・・土手の下に樋を埋め、水の出入りを調節する場所のこと。(Weblio辞書) なんと素晴らしい漢字か! これは池フリークにとっては必修の常用漢字である。とか言って国文科卒ですが知りませんでした。紙に百回書いて覚えます。 …

中富堤(福島県相馬)

「雑木林の中のランカーポンド」と釣り雑誌で紹介されていた中富堤は、相馬で二番目に大きな溜め池。 数十の大小のワンドを抱き周囲長は5kmはかたく貯水量は64万立方メートル。それなのに堤高はわずか10.5m。じつに溜め池造りに適した地形。ただ深さがとれた…

御山溜池(福島県南相馬)

初訪は2013年で、現地の碑文に大書きで「石堤記念」と刻まれていたことから、てっきり「石堤」が池名かと思い掲載してきたが、2021年に再訪したところカーナビには「御山溜池」と表示。 福島県ため池データーベースでも堤高8mの溜め池として同名の池が登録さ…