2021-05-10から1日間の記事一覧
ほんわかして美しい野池だと思った。令和のため池大改修が進む今どき、こんな素朴でやさしい表情の池もだいぶ少なくなってきた。 水面をのぞきこむと、おお・・メダカたちだろうか。小魚がたくさんいる。 道路をはさんで平屋を並べたビジネスホテル(?)が…
堤長220メートル、周囲長12kmにも及ぶ巨大さ。「相馬の三堤」のひとつであることはもちろん、600を越える相馬野池の筆頭格。それでも驚くべきことに堤高はデータ上では10mにも満たない。 江戸時代前期築造。安政三年に決壊歴あり。 2021年のGoogleマップ航空…
堤高8mの農業用ため池。 2021年のGoogleマップ航空写真では完全水抜きを確認。 大きく左右の足を広げた、その開脚ぶりがすがすがしい。右足には常磐線が沿い、左足は国道六号。まるで相馬野池の女王たる艶然さ。 なんといってもお隣には600以上の相馬野池群…
「いりさわ」と読む。 「圦」・・土手の下に樋を埋め、水の出入りを調節する場所のこと。(Weblio辞書) なんと素晴らしい漢字か! これは池フリークにとっては必修の常用漢字である。とか言って国文科卒ですが知りませんでした。紙に百回書いて覚えます。 …
「雑木林の中のランカーポンド」と釣り雑誌で紹介されていた中富堤は、相馬で二番目に大きな溜め池。 数十の大小のワンドを抱き周囲長は5kmはかたく貯水量は64万立方メートル。それなのに堤高はわずか10.5m。じつに溜め池造りに適した地形。ただ深さがとれた…
初訪は2013年で、現地の碑文に大書きで「石堤記念」と刻まれていたことから、てっきり「石堤」が池名かと思い掲載してきたが、2021年に再訪したところカーナビには「御山溜池」と表示。 福島県ため池データーベースでも堤高8mの溜め池として同名の池が登録さ…
山中にあるハイダムスペックの溜め池であるが水位はそこそこに低く抑えられていた。 この池はアプローチルートが地図に明示されていないために判読が難しかったが、ルート自体はクルマでも入っていける程度の林道。一部、未舗装もあるがおおむねフラット。 …
二車線県道いわき浪江線が左岸側を通っているのでアクセス性はよいが、駐車スペースの確保が難しく、また貯水池や堰体まわりはフェンスとガードレールで封鎖状態。 砂防堰堤タイプのシンプルなコンクリートダムは堤高15.4m。 文字が判読できないほど古い石碑…
県営の巨大多目的ダム。 貯水池はドン深の地形。左岸側を通る二車線道路はトンネルの連続。 同名のダムは全部で五基もある。
堤高は30m近く一帯では最大の溜め池。 池のインレット側近くまでは道がつながっているが、その先は廃道状態か。空撮でも堰体へのアクセスルートは見えない。 水位は低く落とされたまま、かなり長い時間の経過を感じる。そのうちダム湖はヤマザクラに置き換わ…
固定釣り台が見える福島原発事故から十年。 影響を受けた地域の多くの池で、エリアごと隔離され立ち入ることもできず、水位を落として放棄されている状況を見てきた。 立入禁止、立入禁止、立入禁止・・。 このあたりの池で釣りを楽しんでいた人たちはどうし…
明るく開放的に見えてどこか物憂げな横顔を感じさせる溜め池だった。 堰体入口にフェンスゲートがあり立入禁止、遊泳禁止の看板。 アプローチ路は1.5車線。 マークした場所は南廹第一溜池(未確定)の駐車スペース。
押釜水利組合が管理する三つの溜め池のひとつ。 釣り人が池栓を抜いたりする悪戯やゴミのポイ捨てによって、立入禁止措置となっている。それでも投棄ゴミが目立っていた。そこそこアクセスしやすく、そこそこ人通りクルマ通りもない池なのでゴミ投棄しやすい…
ダムができる以前の昭和時代、南相馬の農業・工業用水は地下水の汲み上げに頼っており、依存度が高まるにつれ2m以上の激しい地盤沈下に悩まされるようになった。 水源の置き換えを狙って建設されたのが横川ダム。運用が開始されると地下水の回復が確認され…
福島原発事故の影響が十年たっても色濃く残る。 低水位運用が続いたため流れ込み側の池底には灌木樹林帯が形成。自然な姿に還りつつあるように見えるが、堰体天端には、古い石碑と並んで放射能モニタリングポストが。 池は立入禁止。
おおがきだむ。 1988年竣工の農業用ロックフィルダムが堰く貯水池。 原発事故10周年を機に思い切って、今なお帰宅困難地域となっているエリアの池をめぐった。浪江にある大柿ダムはアプローチ路がたまたまトンネル工事の車両で塞がれていたので、無理をせず…
まんうえもんためいけ。 天端を車路が通るハイダムスペックのアースダム。一帯の溜め池と同じく防災調整池のような低水位が常態化していることが見てとれる。露出した池底にはもはや灌木林が。 アプローチ路は1.5車線だが7m幅あり離合問題なし。駐車スペース…