水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

2021-05-12から1日間の記事一覧

若林堤(宮城県白石)

現在の一般的な池名は弁天沼であるが、江戸末期に池畔に弁財天が祀られるまでは、若林堤と呼ばれていた。 つまり現在の公園名の若林公園は池の古い名をおのずと残す意味があり文化的にみて粋なはからいである。 弁天沼というよくある名ではもったいない。せ…

毛戸ダム(福島県南相馬)

もうどだむ。 日本で、佐賀とここにしかないモノとは? とつぜんではありますが、上の毛戸ダムの写真で、日本で二ヶ所しかないものが写っております。 答えは堰体奥の山の上に立っているポール。堰体奥のやつではなく、山の上に立っている方。じつはこれ、ニ…

高の倉ダム(福島県南相馬)

たかのくらだむ。 県によって築造され市によって管理されている農業用ダム。 重力式コンクリートダムは堤高50m以上あり、堰体に付随した円筒状の取水塔が外観上のチャームポイントになっているが、これは同じ南相馬市内にある横川ダムと類似したデザインであ…

ケシ子ため池(福島県相馬)

池は消えかけても、東北の新緑萌えの美しさは格別ダートの林道を突き進むことおよそ1km。 左側にダムサイトのようなスペース。荒れていて、ぼうぼうの草木のすきまからコンクリート堰堤がのぞく。 地図では池として描かれているが、実際の池はほとんど砂で埋…

手ノ沢溜池(福島県相馬)

のびやかですがすがしい空気をたたえる野池。 大きな池なのに波打ち際にコンクリート補強のない自然護岸。なるほどこれが池の表情を穏やかに見せているのか。 二車線道路沿いでアクセス性もよく道の駅も近い。池畔にせり出し状の駐車スペースあり、釣りでも…