水辺遍路

訪れた全国1万1,700の池やダムを独自の視点で紹介

支笏湖(北海道千歳)

しこつこ。

「日本で二位」が2つ、4位が2つ

支笏湖は深さ、貯水量で国内2位、透明度、水質で4位(水質は1〜4位で変動)というスペックを持つ、日本を代表する湖沼のひとつ。
四万年前の大噴火に由来するカルデラ湖で、日本で初めてヒメマス放流が行われた湖でもあり、地元で「チップ」と呼ばれるヒメマス料理が名物。



日本最北の不凍湖とヒメマス

地元では「チップ」と呼ばれる

湖畔にある支笏湖温泉街には地元で「チップ」と呼ばれるヒメマス料理の店が並ぶ。
ヒメマスとはいうが、じつはベニザケが陸封化されたものである。海に下ればシャケになる魚だから赤身で美味。ただ、もともと自生していたのは北海道でも阿寒湖とチミケップ湖だけだった。
支笏湖は阿寒湖原産のヒメマスを移植成功した最初の湖ということなので、移流ヒメマスの元祖といえるだろう。


在来魚は二種のみ

アメマスとハナカジカ以外は支笏湖以外から持ち込まれたもの。

湖底木が育む生態系


 

支笏湖ブルー

透明度は全国2位ながら、環境省の水質調査(公共用水域水質測定)では2017年まで11年連続日本一という過去も。
2018年に田沢湖に首位を譲り、2021年には田沢湖近くの二つの発電用ダム湖にも抜かれ4位に。2023年には上記ダムと3位タイに。
もちろん水のきれいな湖であることに変わりはなく、その水をたたえた湖面の青さから「支笏湖ブルー」とも呼ばれる。

 
 

支笏湖の形態と景観

成因タイプはカルデラ湖

4万年前に誕生したカルデラ湖。もとは円形だったが、三つの火山からの溶岩に両岸から狭められて、まゆ形になった。写真は支笏湖ビジターセンターの展示から。


樽前山と風不死岳

山が帽子をかぶったような特異な景観は明治時代の噴火によって生まれた。


北の恵庭岳とオコタンペ湖

隆起した火山が南北から迫り、北の恵庭岳をはさんで北海道三大秘湖のオコタンペ湖がある。
「恵庭」はアイヌ語で頭の尖った山。

北岸の国道沿いにある支笏湖展望台から。

苔の洞門


 

支笏湖の施設・設備

千歳第一発電所取水堰堤

天然の支笏湖を水力発電のダム湖として利用。

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支笏湖温泉

山線鉄橋と湖畔広場

かつては軽便鉄道として苫小牧と結ばれ物資・人員の輸送を担ったが、現在は遊歩橋として活用されている。


温泉街


支笏湖神社

ボート乗り場

駐車場


ビジターセンター

外観


ジオラマ

展示



案内板・ポスター



 

マップ

現地案内マップ


ニッポン湖沼図鑑マップ

Googleマップ

マークした場所は、ビジターセンター。