水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

支笏湖(北海道千歳)

しこつこ。

日本で二位が三つも

深さ、透明度、貯水量でいずれも国内2位という日本を代表する湖沼のひとつ。
支笏湖は太古の大噴火に由来するカルデラ湖で、摩周湖と並び全国トップの透明度と水質を誇るだけでなく、田沢湖に次ぐ全国第二位という水深360mと、琵琶湖に次ぐ全国第二位の貯水量をもつ。

日本最北の不凍湖はヒメマス放流の元祖

湖畔にある支笏湖温泉街には地元で「チップ」と呼ばれるヒメマス料理の店が並ぶ。
ヒメマスとはいうが、じつはベニザケが陸封化されたものである。海に下ればシャケになる魚だから赤身で美味。ただ、もともと自生していたのは北海道でも阿寒湖とチミケップ湖だけだった。
支笏湖は阿寒湖原産のヒメマスを移植成功した最初の湖ということなので、移流ヒメマスの元祖といえるだろう。




 
 

支笏湖の形態と景観

隆起した火山が南北から迫り、北の恵庭岳をはさんで北海道三大秘湖のオコタンペ湖がある。

北岸の国道沿いにある支笏湖展望台から。



 

Googleマップ

マークした場所は、ビジターセンター。