私の生まれ故郷の香川県は、コシで有名な讃岐うどんを育む池たちが日本一の密度で集まっている。そんな池たちの歴史や技術を無料で見ることができる素敵な資料館が香川県三豊にあった。
日本一ため池の数が多い兵庫県の中でも、ため池文化の濃厚な「いなみ野のため池群」もすごいけど、ここもまた溜め池フリークの聖地といえそうだ。
香川用水記念公園
公園の中に用水隧道の出口が
はるばる山をかいくぐってきた吉野川の水が、いったん橋で川の上を渡り、東西の分水工を経て調整池へ。
水利設備を学ぶ遊具
アルキメデスのポンプ、三連水車、そして水門。ヤッホー。
駐車場、じゃぶじゃぶ池、資料館
案内板
取水口は徳島県のダム
香川用水の取水口があるのが徳島県の吉野川に設けられた池田ダム。
香川県が使う水のために徳島県のダムから水を抜き取るわけなので、ふつうはなかなかありえない。阿波人の胆力。でも、じつは吉野川の源流は高知県にあったりするので、四国みんな持ちつ持たれつなのかも。
水の資料館
入館無料。池好きには夢の空間。棲みたいぐらい。
おおおっ・・讃岐の池本がズラ〜っ!
あれっ、腰に根が生えてきた・・。
満濃池のパネル
全国一の溜め池でもある満濃池。その築造は平安時代にさかのぼる。
決壊、荒廃、水田化、池復興、改修を経て現代に引き継がれてきたことがパネルで分かりやすく説明されている。
洪水路線と丸亀平野の溜め池群
満濃池が廃絶していた期間に発達。中小の溜め池は洪水跡に水がたまったところを利用して造られたと考えられている。
井関池、豊稔池、ほかのパネル
ため池造りの名匠たち
もう神ですね。
Googleマップ
マークした場所に駐車場、トイレ。