水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

所沢航空記念公園の池(埼玉県所沢)

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市街地のまっただ中にある広大な都市公園。
所沢飛行場跡地に造成された所沢航空記念公園は市民の憩いの場であるとともに、急激な都市化による洪水から住民の暮らしを守る役割を担っている。
この池はけっこう見どころの多い池だったので、水源側から順にじっくり見ていこう。

水源と制御盤

こんもりとした林間に石に囲まれた水源があった。
樹脂製パイプから水が出ている。地下水の汲み上げか、循環か。
近くに電気を使う機器の制御盤があり、汲みあげ用のポンプかなと思ったが「電動弁」と記されていた。

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滝から、むさしの川へ

水源の水たまりから階段状の滝を下り落ちた水は、水遊びのできる人工渓流を流れていく。この水路は「むさしの川」と名付けられている。
ワンちゃんの水遊びはご遠慮くださいとのこと。

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ジャブジャブ池へ流入

むさしの川の水は、子どもの水遊び仕様の三角形の池へと流れ込んだ。ちょっとした堤の構造も見てとれる。

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ジャブジャブ池の吐き出し側

ジャブジャブ池を流れた水は堤下のトンネルへと吐き出される。

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再び、むさしの川から流れ込みへ

むさしの川は林間を抜けて、やっとメインの池の流入口が出てきた。
案内板によれば、この池は自然浄化法による微生物による生物のための環境づくりをめざしているとか。

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禁煙、釣り禁止などの規制看板

以外に禁止項目が多い。死んだ野鳥もさわらないで、とのこと。

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池のいろいろな設備

水質浄化用の曝気水車

2基見える。

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水車用の電源

水車用動力盤、と記されている。

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護岸

自然の浄化力を引き出すならば、コンクリート護岸は不利だと思うが、都市公園なので安全上しかたない?

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洪水吐

ダム穴タイプ。

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拾遺

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そして地下浸透へ

池から吐き出された水がどうなっているのかは、よく分からなかった。
排水系統は異なるかもしれないが、町からあふれた水を公園の地下に浸透させるための設備がある。
そちらの探索は下のページに。

bunbun.hatenablog.com


案内板とGoogleマップ

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マークした場所は駐車場。