【ぬいのいけ / 縫殿池】
佐賀県の「22世紀に残す佐賀県遺産」に選定された里池。古くより生活、農業用水として池の水が活用されてきた。
池の真ん中を通る渡り堤が厳島神社弁天の参道になっており、少なくとも江戸時代から捕らえた魚を放流などして生き物の命を憐れむ放生祭神事が行われる「放生池」でもあった。
水源は湧水で流入河川は見あたらない。地下水の枯渇で40年以上、池が涸れた状態だったというが、平成時代に復活。現在は消防用水池も兼ねている。
嬉野の轟の滝から水が流れてきていて、滝ヌシの龍が池ヌシの姫に逢いにきていたとの池伝説も。
池名の由来は一帯の領主の名から。
池には「永代放生池」と刻まれた石碑も。しかしイベントで子ども釣り大会なども行われているようである。









