水辺遍路

実踏・日本の湖沼 8,300湖

かんな湖(沖縄県宜野座)

【漢那ダム湖畔公園】

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左に重力式コンクリートの主ダム、右にロックフィルの脇ダムが見える

全国に先がけて、景観と環境を考えたダム湖。

沖縄北部にある国営「やんばる9ダム」のひとつ。
重力式コンクリートの主堤(主ダム)とロックフィルの副堤(脇ダム)がガッチリと谷を堰いた基幹貯水池はダム湖100選にも選定。
意外なことに、ここ沖縄の漢那ダムが全国のダムに先がけて、機能だけでなく景観要素や自然環境保全を本格的に取り組んだダムということである。
確かに、主ダムの重力式コンクリートダムは曲線が多用された造形にこだわりが感じられるだけでなく、「グスク(沖縄の城)」を模した石積み風のコンクリートや琉球赤瓦、自然石護岸など沖縄ならではの建築スタイルも取り入れて、地域文化の発露にもなっていておもしろい。
湖畔公園奥には親水設備をもった第二貯水池があり、園内にも水遊びができるジャブジャブ池があり、親水要素にも手抜かりがない。
ボートスロープ横に設置されたカヤックの種類についてイラストつきで説明してくれている案内板には驚いた。そんなものは他ではあまり見たことがない。ただ、ボートスロープはゲート封鎖されていた。自由にボートを浮かべられるわけではなく、イベントなど許可がおりた場合しか使えないのだろう。
釣りは禁止。
まったく同じ読みの池として群馬県の神流湖(かんなこ)がある。ダム湖であるが、そちらも堰体が特徴的である。

bunbun.hatenablog.com


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主堤(左)と副堤(右)
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任意の水深から取水できる「選択取水塔」。ダム湖の水は底に近くなるほど水温が低く酸素濃度が低くなるため、農業用水として適した水を取水するために有効な取水設備である。


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ボートスロープはイベント時以外は閉鎖されているようである。カヤックの種類の説明があるめずらしい案内板が立っていた。


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「漢那ダム一周線」という村道が湖周道路があるようだが、ゲート封鎖されていた。


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駐車場と案内板。やどかりはダム固有のキャラクター。
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カヌー歴は短かくはないのですが、よもやダムの案内板でカヌーの由来と歴史を教わるとは驚きでした。
沖縄ではカヌーを「サバニ」というんですね。


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マークした場所は、ダム湖畔公園の駐車場。