水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

ウバ沼(岩手県奥州)

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池を取り巻くようにうっすらとリムのようなものが。よく見ると、他にも台地上のあちこちにリムのような形状が。このうっすらリム、見れば見るほど惚れ惚れ・・

奥州山脈の二百名山・焼石岳の山池群のひとつ。
中沼登山口に向かうダート林道の途中に分岐があり、ウバ沼のすぐ横まで通じているものの、湖面ビューは得られず空撮。
ウバ沼にはわりとしっかり半周のリム(外輪)のような地形が確認できる。

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奥にも別のリム形状。左写真のさらに奥には奥州湖も見える


これは火口だったものが経年変化で片流れしたのか、土砂崩れによるものなのか、はたまた複数の隕石が同じ角度で突入したものなのか・・と、ロマン妄想に浸った。
まあ、焼石岳という山名や、これだけ山腹から山頂にかけてたくさんの天然湖が象嵌されているということから、隕石由来のクレーターというよりは火山活動由来の可能性が高いんだろう。
岩石、湖岸形状など、何かヒントはないかと湖面ズーム。

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うーん、木々のオーバーハングが。池はそこそこの水深はありそうにも見える。
水源は湧水か。流出側も明瞭ではない。
むむむ、もう再調査に行きたくなってきた。

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ウバ沼に最接近。かなり近くにいるはずだけど、池の気配なし。不思議。ふつうなら池の気配や匂いがする


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天沼(手前)とウバ沼(中央左寄り)と奥州湖(上)


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国道から中沼登山口への入口


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分岐。右が中沼登山口、左がウバ沼へ