中腹から山頂にかけて池が点在。焼石岳湖沼群の領袖
奥州山脈の二百名山・焼石岳の山池群のひとつ。
中沼登山口という登山口名に冠せられているだけあって、あまたの焼石岳池群にあって横綱の風格をたたえている。
ラスボスとして最後に控えているわけではなく、登山口から先の池群の中では一番最初に現れてくれるのもありがたい。登山路はよく整備されており、片道1km弱、一時間ほどで歩いて来られようか。
細長く伸びた半島が特徴的だが、ここが流れ込みになっており、猫額の草原が森に囲まれていた。湖岸の灌木の茂みに隠れるように、尺近い岩魚の魚影も。ヤマト系統かニッコウ系統か、放流されたものなのか、太古に陸封された子孫か。もっとその美しい顔を間近で見てみたかったが、ああ、釣り道具を持ってこなかった。
中沼登山口には駐車場(未舗装)・トイレあり。
アプローチ路はとなる尿前林道はダートがけっこう長い。中沼登山口駐車場まで国道分岐からガタガタ道を20分。焼石岳によく通っているという方の話では、昔は四駆車でなければ上がってこれなかったとか。
紅葉は9月下旬から10月上旬。