さかせいけ。
ややこしいことに、隣の谷筋に同じ読みの「坂瀬池」がある。
ハイダムスペック。さぬき百景。竜神伝説。
以下、三豊市オフィシャルサイトより抜粋。
【竜神伝説】
古老の話によると、この池の底には、昔から池があったそうな。川上の正体(しょうたい・地名)にある竜王渕に住む竜神が、毎年5月に降りて来て、この池で水遊びをしたそうな。竜神の水遊びが終わり、正体へ帰ってから「ユル」(樋)を抜くことになっておったそうな。
ある年、竜神が水遊びに疲れて、木陰で休んでいるのに、もはや正体へ帰ったと思い違いをした里人が樋を抜いて水を取ってしまったそうな。すると、腹を立てた竜神は、この池の残り水も谷川の水も全部上流へ逆流させ、正体の竜王渕へ吸い上げてしまったそうな。
それで「逆瀬」と書くそうな。また、そのことがあってから、毎年正体の竜王渕で「水もらいのお祭り」をするようになり、もとのようにたくさんの水がもらえるようになったそうな。
(※太字は筆者記す)
西にあるのが坂瀬池、東が逆瀬池。