水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

生月第1溜池・第2溜池(長崎県生月島)

第二溜池の取水設備。かたわらにある石は・・

古い遺構がさりげなく残された生月2号溜池

本土と橋でつながっている平戸島を経由して、トラス橋で海峡を渡って行ける生月島はダムクラスの溜め池をいくつも保有する島。
島名の「生月」を冠したこの池は、200mほどの間隔で上下二段、いや正確には三段か・・かさね池タイプの溜め池。上の一号池の方はハイダムスペック。
ダムサイトに何げなく置かれていた漬物石のようなものは、築堤の際に、堤を突き固めるために使った「亀の子石」か。


愛媛県の小松大谷池における築造妄想図(水辺遍路謹製)


スピンドルハンドルで操作する新しい斜樋とは別に、木栓を差し込むタイプの古い斜樋も残されていた。
丸い杭を打ち込むタイプが多いが、ここのものは角材を使っていたらしく穴も四角い。


 

ハイダムスペックの生月1号溜池





bunbun.com