天神池とも。
明治時代起工、大正時代竣工という点、記念碑と水神祠の形態など、隣の谷筋にある大正池やその隣の泉谷池とほぼ同じ構成であり、三つともにハイダムスペックの溜め池。
泉谷池が集落と同じ標高、大正池は谷を少し上ったところという立地だったが、天神山池はぐるりと山を捲いて上った先にある。
アクセス路は舗装路だがところどころかなり狭く、ちょうどガードレールのない場所で軽トラと鉢合わせし離合できずにバックしてもらったが、じつに慣れきった動きだった。
がんばって上るとご褒美のように池が優雅な姿を現してくれた。立地も含めて壮大な威厳をまとった池だが、意外にも取水設備は旧式で、左岸側の岬の先端に据えられているため、開閉作業のためには岬を上り下りする必要もあり、転落の危険も。
駐車スペースあり。