さくらがいけ。
「遠州七不思議」の奇祭が行われる池
浜岡原発を見下ろす丘陵に、原生林を背負うかたちで南に開けた天然湖ベースの池。
池端には池宮神社があり、岸には龍神を祀った祠が凛とした空気を放つ。秋には池に浮かべたお櫃(ひつ)を泳いで池の中央に沈める神事が800年以上も引き継がれており、「遠州七不思議」のひとつに数えられる。
売店、自販機、無料駐車場、トイレあり。
桜ヶ池の成因
池の起源はきわめて古く、およそ2万年前に砂丘が堰き止められてできた。同様の砂丘堰き止め湖には、鳥取砂丘の多鯰ヶ池(たねがいけ)や東郷池がある。
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桜ヶ池の歴史と池宮神社
池ヌシの龍神と800年以上続く神事
この池に棲む龍神は浄土宗開祖、法然の師である皇円阿闍梨(こうえんあじゃり)が96歳の折りに衆生救済を願い入定し化身したもの。
法然は龍となった師のために、池の中心におひつに入れた赤飯を沈めた。以来、800年以上の長きにわたり毎年おひつ納めは引き継がれており、この奇祭は遠州七不思議のひとつにも数えられている。
池宮神社
神事用の舟?
「桜ヶ池」と記された大鳥居
桜ヶ池の景観と設備
南岸
東岸
小高い雑木林になっている。
西岸
駐車場と売店
Googleマップ
マークした場所が駐車場入口。