水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

大池(長崎県ツブラ島)

f:id:cippillo:20210509111720j:plain
中央近くの股の部分に、わずかに池が見える(黄土色の円弧の部分)

150余の島々で構成される五島列島の島のひとつ、ツブラ島。
「つぶら」な瞳というように、丸くてカワイイものを示す言葉。土地の人たちは島の形をカタツムリに見立てている。
首をのばしたカタツムリの目と目の間の股の部分に海跡湖らしき池がある。かつては数世帯が住んだというが、平地はこのあたりしかないので池畔に住んで生活用水として利用していたのだろうか。
オオウナギが生息するともいわれるが、無人島になってから数十年・・生存していればさぞかし大きくなっていることだろう。最大で体重20キロ、体長2メートルにまで成長する魚だけに、あるいはここに誰も見たことのない巨大魚などと妄想せずにいられない。
池は陸側にやや深く嵌入しているが、オオウナギであれば入り込めるだろう。海チカであれば小さな井戸や神社の池にまで潜り込んだ事例があるぐらいである。
いつかカヤックで上陸して釣りをしてみたいものだ。

f:id:cippillo:20210509111709j:plainf:id:cippillo:20210509111650j:plainf:id:cippillo:20210509111633j:plainf:id:cippillo:20210509111626j:plain
f:id:cippillo:20210509153859j:plain