カルガモが水中に引き込まれるのを住民が目撃したのが発端だった。
立野台公園の池は、高台に造成された住宅地の中のコンクリート護岸の公園池。
緩い造成傾斜地の一角にあり、池を中心とした公園ではこの傾斜を利用して大型すべり台が設置されている。また、吐き出し側には、池の水を引き込んだ小さな菖蒲園が市民の手によって運営されている。
池の右岸側には人工の流れや滝が設けられ、ポンプによって水を循環させているようだ。
冒頭のカルガモ事件が発端で、2017年のテレビ番組企画で掻い掘り(水抜き)を実施。
もともとはため池だったという話もあるが、公園案内板には昭和三十年台に住宅造成した際に湧水を利用して造った池というようなことが記されている。溜め池としての機能が残っていれば水抜きはお手のもののはずだが、それらしき設備は見られず、番組でも外から持ち込んだポンプを使用して水を抜いていた。
地元の人の話では、このときは28年ぶりの水抜きだったという。
80cmを越えるワニガメが捕獲された。どやらこれがカルガモを呑み込んだ犯人。意外にもブラックバス、ブルーギルはおらず、多くのモツゴ、ヨシノボリが確認されたほか、わずかながらメダカも確認された。
駐車場なし。池での生物の捕獲および放流は禁止。
池の吐き出し側に設けられているのは、ゲート付きオリフィス枡と思われますが、この機械には配管が複数設けられ、見た目がシブい。刻印されたメーカー名が読めないのが残念・・。この吐き出しのすぐ横に流れ込み水路もありました。
池頭と池尻の両方にポンプ設備も見られました。ポンプは循環用と、地下水の汲み上げ用の二系統でしょうか。