へらぶなやタナゴ釣り場として長く愛されてきた舎人公園の大池。
カキツバタやヨシが茂り、野鳥や魚類を育む環境の豊かさと、自由で大らかな雰囲気が魅力の大池。東京の代名詞的水辺公園の水元公園にも引けをとらない舎人公園の景観要素を担う重要な構成要素である。
一方で、子ども用の水遊び場、バーベキュー場、各種スポーツ施設などもあり、都市公園としての充実度も高い。公園の中央を貫くようにモノレールが通じており、公共交通機関でのアクセスがよい点も強み。
24時間の有料駐車場あり。1時間200円。
揚水式の水源
池の南側、岸から少し離れたところに人工渓流のような石組みと、古代遺跡のような石造りの構造物がある。どうやらこれが池の水源になっているようだ。近くにはポンプの操作盤があった。
流れ込み側
流れ込みはカキツバタなどの湿性植物群落になっている。
木道が敷かれているが、一部は老朽化して通行禁止に。改修も進められている。
多彩な護岸
護岸もとてもよく工夫されている。一部に石を塗り固めたビーチ状の親水護岸があり、釣り竿を出しやすい仕様。
一方でヨシ群落や浮き島のような小島もあり、自然の湖沼かと見まごうような岸も。
機械式の吐き出し
流れ込みとかなり近い位置にある。ポンプで循環させているということだろうか。
ここは水の動きがあるためか、あるいは深さがあるためか、それとも単に日陰の涼を求めてのことか分からないが、釣りの人気ポイントとなっている。
豊かな親水機能
野鳥観察
多くの水鳥が集まる。観察小屋もあり総じて見通しがいい池なので野鳥観察向き。
エサやり禁止。
釣り
釣りは公認の舎人公園大池だが、ルアーやワームといった疑似餌の釣法は禁止。
一部、釣り禁止エリアも設定されている。理由は野鳥保護のためということだった。
また、水中に立つ古い看板には「この池で釣りができるようになりました」として、ブッ込み釣りの禁止などの釣法規制が記されていたことから、かつては釣り禁止の時代もあったと考えられる。
その他
池近くの広場にはキャンプ広場という案内も。
駐車場と案内板
有料駐車場。24時間利用可で、キャンピングカーも見られた。
Googleマップ
マークした場所は駐車場(有料)