根津美術館は南青山という都心一等地に立地し、東武鉄道の祖であり鉄道王とも呼ばれる根津嘉一郎氏にゆかりの深い私立博物館。
もとは根津邸だった土地の庭園は、池にむかってスリ鉢状の地形になっており、立体的な造形と工夫で都心とは思えぬ妖しくも不思議な水辺空間を現出している。
池の中をのぞき込むと、驚いたことに多くのメダカが小さな波紋を弾けさせていた。その奥にうごめくまるまると太った魚影は・・なんと、肩も立派に張りだしたヘラブナ。観賞用にヘラブナを飼う庭園池というのもめずらしい。もちろん、ほかにニシキゴイもちゃんといる。
入館料有料。駐車場あり。
根津美術館の池でイチバン気になったのがコレ。
池の吐き出し側で見つけた矢板用のスリット。今は使われていないようでした。