水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

根津美術館の池(東京都港)

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根津美術館は南青山という都心一等地に立地し、東武鉄道の祖であり鉄道王とも呼ばれる根津嘉一郎氏にゆかりの深い私立博物館。
もとは根津邸だった土地の庭園は、池にむかってスリ鉢状の地形になっており、立体的な造形と工夫で都心とは思えぬ妖しくも不思議な水辺空間を現出している。
池の中をのぞき込むと、驚いたことに多くのメダカが小さな波紋を弾けさせていた。その奥にうごめくまるまると太った魚影は・・なんと、肩も立派に張りだしたヘラブナ。観賞用にヘラブナを飼う庭園池というのもめずらしい。もちろん、ほかにニシキゴイもちゃんといる。
入館料有料。駐車場あり。


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池の流れ込み


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吐き出し側の石づくりの堰堤。石のすきまからオーバーフローする造りのようだ


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こ、これはまさかダム穴タイプの洪水吐、ザ・オリフィス枡か??


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洪水吐ではなく、逆に水源でした。水がオーバーフローして池に流れ込む仕組みのよう。枡の中にキンギョモが生えて小宇宙。じつに凝っている


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岸辺の石仏


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池の景観拾遺
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体高も立派なヘラブナと群れるメダカとニシキゴイ
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池の周囲の庭園など
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案内板と駐車場

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根津美術館の池でイチバン気になったのがコレ。
池の吐き出し側で見つけた矢板用のスリット。今は使われていないようでした。


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